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60歳からの年金生活~技術者として死なない程度に生きていく~ギリ生きてます



まえがき


バイタリティー溢れる人が苦手です。

「辛くなければ仕事じゃない!」
「仕事が大変だからこそプライベートが楽しめる!」

とか言う人達は単なるドMなんだと思います。

私は比較的ノーマルです。


お金を払ってる側はお礼を言う必要がないとか、サービス業の人に対して横柄な態度を取る人とか、意味が分かりません。

コーヒーメーカーが故障して交換引取りの時、箱も取ってあったので元通り梱包してさらに外箱補強、持ち手も付けて引き渡し。

「あ〜〜、こんなにして頂いて!」と宅配の人にえらく感謝されました。

本体だけそのままポンっと手渡され、コーヒーが流れ出てきたこともあるそう。

普通、相手の身になって考えない?


でも、「相手の立場に立って考える」は危険。

「自分」をそのまま相手の立場に立たせて考えてしまう場合が多く、「自分」と「相手」は違う人なので。


資本主義の欠点は、人間性が欠落したしたような人の方が成功しやすかったりする点だと思っています。


怒りの導火線はかなり長いよう。

すぐ怒れる人を羨ましくも思う反面、
「恥ずかしくないのかな?あとで自己嫌悪に陥るよね?」
とも思います。

しかしそういう人は全くそういった素振りが見えないので、むしろ「やってやった!」くらいに思っているのかもしれません。

やはり、そうはなりたくありません。


「ときめき片付け」?
ときめかない物なんて持ってません!?


そりゃお金はあった方が良いですが、日々世界情勢にびくついてなきゃいけないような投資とかはしたくありません。


めんどくさがり屋です。

ポール・マッカートニーがソロ初来日(?)したとき、後半のチケットを取っていましたが我慢しきれず、当日券があるかどうかも分からないのに初日にドームに行って入ったことがあります。

その話を同僚にしたら、「あんなめんどくさがりなのに信じられない・・」とか言われました。

めんどくさがりの方が技術者には向いていると思います。
楽するための努力・工夫は惜しまないので。


もう何年も、昼過ぎ〜夕方くらいに起きて朝まで仕事をする生活。

実は学生時代から、長期休み中は朝日を浴びてから寝ていました。

自然にそうなってしまいます。

「人間はみんな朝方」説は間違いだと確信しています。


確か明石家さんまさんも朝6時くらいに寝るとか。


体力は元々ないし、そもそも体力使うことをしないせいか、「体力の衰え」はあまり感じていません。


集中力はさすがに若いときほどはないかな。

新入社員の頃、アルゴリズムを考えていて、目の前で電話が鳴ってそれは分かっているのに、頭が集中していて体が全く動きませんでした。

先輩には怒られました。端から見れば、何もしていないのに目の前の電話を取らなかったんですから、そりゃそう。


そういえば昔の TV のショートコント、

「明日の日本を考える」

って、みんな腕組みして「う~ん・・」って唸ってるだけというのがありました。


でも今もノッてくると止まらず、夜中~朝・昼ぐらいまで6時間以上ノンストップで作業することはよくあります。夜中の方が断然集中力が高まります。


前の会社のカフェで、3時頃に焼きたてパンを出していました。それを毎日食べ始めた頃から太りだし、ベンチャー時代のアキバのランチもジャンキーで量も多い店が多く、体重をキープ。

完全リモートになり、炊きたてご飯がおいしすぎてこのままではヤバいと思い、白飯はなるべく食べないようにして、かなり昔の体重に戻ってきました。

糖質制限というわけではありません。単に、ご飯があると食べ過ぎちゃうんです。


フルーツ、チョコ、炭酸飲料とかは欠かしません。

たまにお菓子もね。


もうちょい絞りたいんですが、運動嫌いなので・・。

エアロバイクもぶら下がり健康器みたいのも色々持ってはいます

トランポリンは、調子に乗って腰やりました。

ちょっと運動しようと思うとどこか痛めます。

スポーツ好きの人に言わせると、
「前後のストレッチとかやらないから」
らしいですが、そういうのをやらないのが運動嫌いたるゆえんです。


プロレスとか格闘技を見るのは好きなので、シャドーボクシング・キックくらいはやっていますが、すぐ左肘とかを痛めます。

腰を回す動作は、短時間でも効果的な気がしています。


男三人兄弟の真ん中、二十歳過ぎてもプロレスごっこは良くしてました。

弟だけ関節技とか知らないのでかけ放題。

蹴り合いでヒートアップして、スネが内出血だらけだった時期もあります。


概略

ほぼ無収入から年金生活へ

やんごとなき理由により、2020年に合同会社「AudiiSion Sound Lab.(オーディージョン・サウンド・ラボ)」を共同設立することになりましたが、収入はほぼなし

日曜祝日も関係なし、毎日のように朝まで仕事しているのに!

生活費にも困っていたので、遊び・飲み等の誘いはほとんど断り、
(年一回、元バンドメンバーとの食事会くらい?)
自己資金を切り崩してなんとか生き伸び、会社は続けたまま、4月から60歳で年金生活に突入することにしました!
(実際に支給開始されるのは6月~7月からですが・・)


現時点で、特に成功はしなかったけど、大失敗もなかった?と言えるでしょうか。


ストレス耐性はかなり強い方だと思いますが、職探し中や独立後の無収入期間、「社会からハミ出た」感と、無収入ストレスはかなりありました。

ドラマとかで「ムチャする役」とか見ても
「組織に属して給料もらってるじゃん・・」
とかうがった見方をしてしまい、イマイチ楽しめないこともありました。

組織のお偉いおじいさんとか、イケイケの一発当てた系見るとすぐ、
「こんな人が高給もらってるのか・・」
と社会の不条理を感じてしまいました。

個人的には、むしろ会社の経営陣とか政治家とか意思決定層は、50歳くらいで引退して若い層に任せるべきだと思うんですけどね。若い人達が意見を求めてきたときに相談に乗るくらいで。


独立後、nanaco カードを作ろうとしたのですが、JCB の審査を通りませんでした。

弱小ベンチャーはツラいです。

逆にセゾンカードは、「年一回使えば年会費無料」のゴールドカードになりましたが。


DnoteLR/LR+

前のベンチャーにいたときに開発した、現代制御理論を用い、スピーカーを(物理的な制約内で)他のスピーカーの様な音にしたり、小さいステレオスピーカーでも、ちゃんとセッティングしたリスニングルームモニターのような広がりがありかつ解像度の高い音にリアルタイム変換する独自技術です。

これはイケると思ったんですけどね。

各所でのデモの評判はすこぶるよく、音響学会のポスター発表でも、展示時間が過ぎて他の撤収が全て終わった後も30分くらい人が途絶えなかったり、
空間音響再現がテーマだった AES International CONFERENCE でも、一旦見た人が "This one! This one!" と言いながら他の人連れてきたり、"Congratulations!" って握手されたり。


デモを聞いたほとんどの人が笑い出してしまうくらい、インパクトはあったと思います。

某外資系車メーカーの本社技術トップにプレゼンしたときも、
最初はかなり渋い顔であからさまに

「(ふん、どうせよくあるやつだろ まあ一応聞かせてみろ)」

的な程度だったのが、音を聞いた途端前のめりになって笑いだし、

「おい、聞いてみろ!」

って聞かせた部下の人も笑いだし・・。


こっちの社長が突然お金の話をし出したのを遮り

「俺は技術的な話がしたい!!」

としばし技術談義。


しかし、ビジネス的には全くダメでした。


もう少しのところまでは行ったのですが時間切れ。

弱小ベンチャーの技術を大会社に採用してもらうのはなかなかハードルが高いです。


AudiiSion EP

イヤホン・ヘッドホンでの狭い音場(頭内定位)を解消し、自然な聴き心地を実現する独自の信号処理技術です。

新たに AudiiSion Sound Lab. を立ち上げる際に開発しました。


こちらはまだ開発を続けています。

コナミさんのアメージングボンバーマンに採用されました!

が、それっきりです。


コナミさんには、
「良さが分かればみんな使うと思うんですけどね~?」
と言って頂いておりますが。

みなさん、使ってください。


今後の生活資金予定

・60~69歳
国民(厚生)年金+ねんきん共済(10年確定)

・70~90歳
国民(厚生)年金+ドル建てリタイアメントインカム(20年確定)
+企業年金から移行した個人型年金(iDeCo)

で、AudiiSion の売り上げがない限り全く贅沢はできませんが、90歳前後くらいまで(iDeCo の運用結果次第)最低限の生活費はなんとかなりそうな感じです。

万が一お金が余ったら NISA に積み立てようと思っています。


Kindle 本がベストセラーにでもなれば良いのですが、ニッチ過ぎたようです。

Kindle Unlimited でもお読み頂けます

みなさん、MATLAB を使って VST プラグインを作りましょう!


引き籠もり

ほんの一時期気の迷いもありましたが、元々贅沢とか派手な生活には興味がなく、一週間以上一歩も部屋から出なくてもいくらでも楽しく過ごせる性格です。

コロナ渦で初めて気付いたのは、世の中、外に出ない・人と会わないでいるとストレスを感じる人が多い!?ということ。


若い頃に友達が
「ずっと家にいると外に出たくなる!」
と言っていたのを、
「用もないのに外出るなんて変わってるな?」
と思っていましたが、変わっているのは自分の方だったようです。

中・高でも、部活動やってる連中が
「部活やらずに家帰ってどうすんの?」
とか言ってて何を言ってるのか理解できませんでした。

楽器弾いたり電子工作したりして、いくら時間があっても足りないくらいでしたから。

趣味がない人も結構いる、というのも最近気付きました。

楽器はずっと弾き続けています。
(エレキ、フォークギター、ガットギター、ベース、ウクレレ、ピアノ等)


ポートレート撮影も一時期ハマり、毎月のように撮影旅行とかもしていましたが、お金も時間も掛かるのでここ数年は撮っていません。

撮りたいんですがね。AI 画像生成でガマンです。

撮り溜めた写真がいくらでもあるので、note のタイトル画像には困りません。


以前の撮影ペースだと写真の整理&レタッチにほぼ全ての時間を取られてしまっていたので、お金が入ってもその頃に戻ることはないとは思います。

他にも(家の中で)やりたいことがいっぱいあります。


一人でいるのが好きだし、食事も一人の方が味わって食べられるので好きです(美女との食事を除く)。

社食で一人でランチしてたら後輩の女性が
「さみしそうなんで一緒に食べてあげますよ」
と来てくれたことがあり、それはそれで嬉しかったですが、別にさみしくはないです。 (¬_¬)

2019年くらいから完全リモートで毎日自炊ですが、よく、
「あ~~、うまい!」
と目を閉じて言ってしまいます。

CEO も料理好きで、よくお互い作った料理を LINE で見せ合っています。w

キャベツなんか一玉買って外から剥いて使えば2~3週間は持つし、一人暮らしでも自炊はかなり安く済みます。


子供苦手だし、結婚の予定もありません。

子供を育てて世に放つなんて、そんな責任、自分に負えるとは思えません。


こう文章にすると、世間的に相当ヤバそうな感じもしますが、自分では、「人間的には」かなりまともな方だと思っています。(u_u)

今まで見聞きした「ほんとうにヤバいヤツ」の半数以上は既婚者です。


まあ、「『世間一般』と合わないな」という実感は子供の頃からありました。


しかしなぜか、撮影モデルさんとかには、異様に信用されたりします。🤔


友達の彼女や奥さんにも評判は良いようなのですが、二人でよくでかけて、誕生日にはホテルで食事を奢ってくれたりしてた好きな女性にコクったら、「もっと普通の人がいい」とフラれたことがあります。納得できません。


実はうちの兄は株でそこそこ儲けて、40歳辺りから全く働いていません

ギター弾いたり、古本屋・中古レコード屋巡りなど好きなことだけして生きています。

最初のうちは同居の母親と揉めていたようですが、そのうち母も諦めたようで、今ではちゃんと面倒を見ています。

見習おうと思います。


本記事について


ここに至るまでの経緯、各年金、保険、税金等、調べたことなどをまとめておきたいと思って記事にしました。

同じような境遇の人がそれほどいるとも思えず、参考になるかどうかは分かりませんが、かなり個人的な話や、具体的な金額とか加入してる金融商品とか出てくるので、後半部分は初の有料記事にしてみました。

年金関係は個人差が大きく、Web の解説とかも一般的・表面的になりがちです。

これがかえってイメージを掴みにくくしてるようにも感じました。リアルな一人の実例として、「参考」になるかもしれません。


実際に真剣に調べ始めないとなかなか分からないであろうことも色々と書いています。とにかく色々と複雑です。

ほんとうは若いうちからこういうことも考えておいた方が良いとは思いますが、自分のことを振り返ってみても、それはムリでしょう。

何にも考えていませんでした。

 60歳を前にして調べ始めて初めて知ったこと
・年金からも税金を取られる
・年金は学生であっても20歳から加入義務がある(平成3年4月以降)
・公的年金も私的年金も、入金までに3ヶ月くらい掛かる
・自分が割と私的年金・保険とかに入っていた

金融商品とかは、私がこうしてるというだけでオススメしているわけではありません。個人責任でお願いします。知らない人からの妙なアドバイス等も不要です。

税金の計算等も、本当に合っているかは保証できません。
間違っていたら教えてください。<(_ _)>


まとめ(無料版)


最初と最後を無料にしようと思っていたのですが、それはできないようなので、先にまとめと同じものを載せておきます。

ご購入いただいた方は、飛ばしてください。(^^;


激しい生き方なんかしたくない人向けのオススメ。


・(可能であれば)一部上場企業、外資等、退職金・企業年金まで含めて条件の良い会社に入る

起業・フリーランスを勧める風潮もありますし、「性格的にそっちの方が自分には向いてる!」と思う人は結構いるかもしれません。しかし実力と運も必要です。「性格だけジョブズ」では決して成功しないでしょう。

まあ、「他人のお金を何億も溶かしても笑っていられる」と言う面だけ見れば「向いている」と言えるのかも知れませんが、周りの人達にも多大な迷惑を掛けます。

それにまだまだ日本の社会構造はそれに向いた形になっていないと思いますし、そう簡単に変わらないと思います。

新卒だと大企業も割と入りやすいということも考えると、リスクはかなり高いといえます。「普通の会社勤めがイヤだから」という理由だけで判断しない方が良いとは思います。止めはしませんが。


そういえば大手の研究所にいた頃(まだ iPhone が出る前)、スティーブ・ジョブズが講演に(ヘリで)来たことがありました。

当時 Apple にあまり興味がなかった自分から見ても、カリスマオーラは既にハンパなかったです。

あんな人物、その辺にゴロゴロいるとはとても思えません。


・自分で稼げるようになったらすぐに積み立てを始める

複利!


・(早期退職優遇制度があれば)割り増し退職金をもらって40~50歳くらいまでにベンチャー等に転職

50歳近くなると、一般的に転職の難易度はかなり上がります。30代から情報収集始めることをオススメします。

雇用保険もすぐもらえるわけではないので、転職先が決まってから辞める場合を除いて、転職の際には100万円程度のすぐ使えるお金があると安心です。というか、ないと詰みます。

収入がなくても、社会保険料も年金も払わなければなりません。


・成功すればよし、しなくても暮らしていけるよう、若いうちから準備をしておく

深く考えずとも、とりあえずなんかやっておくことをお勧めします。


・MATLABをやる

「環境構築自体が好き」「本来の目的以外でも色々と苦労をしたい」という方以外にはオススメです。多分一生便利に使えます。


・趣味を持つ

楽器はお勧めですが、MATLAB でもよいです!


昔は真面目に働いて貯金してれば老後の心配もいらなかったのでしょうが、残念ながら今はそういう時代ではなくなってしまいました。

好調な大企業であっても、40、50過ぎればリストラ対象です。

いくら会社に身を捧げようと、その見返りはないことの方が多いでしょう。


大企業も、「自分たちの行き先」としてもベンチャーをもっと育てた方が良いと思うんですけどね。

お金はもっと広くバラまくべきです。


自己アピールが苦手なせいもあるでしょうが、「個人の力」は思った以上に評価されません。

私も大企業在籍時はA~A+評価とかでしたが、年を取ったら転職もままなりません。

緩く生きていきたいだけなのに。


まあ、さすがに「生きる意味」を考たこともなくはないですが、「別にそんなの元々ないよね」という結論に至りました。

そもそもそういうことを考えるのは弱っているときです。


のんびり楽しんでいこうと思っています。(u_u)


孤独死自体は別に良いのですが、迷惑掛けないよう何か考える必要はありますね。🤔


まあ、なんか楽しそうな話があればお声がけください。


ヒストリー

葛飾のユーミン?

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