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「見つけるモード」で町を歩く

たまたまツイッターで見つけたブログで、いいな~というブログがあったので、今回はそれを紹介します!

このブログを書かれている方は、高崎で小さな本屋を営まれている方で、来たお客さんには高崎のおもしろさを伝えるために、自身で作ったマップを渡しているのだそう。もともと高崎で育って、大学進学を機に上京、それから会社員として働いたりデザイン学校で勉強したりしてから、浜松へ転勤。

浜松という知らない土地で、町の面白さを発見していく経験をしたことで、「今なら日本全国どこに住んでも面白いことを見つけられる」と思うようになった。問題は「見つけるモード」で町を見て、歩けるかどうか、それだけだ。
それまで僕は、高崎の町を「見つけるモード」では見ていなかった。高崎に戻り、「見つけるモード」で動いてみたら、どうだったか。

群馬県高崎市/意外と面白い高崎を、歩いて楽しむことのすすめ 萩原貴男 - SUUMOタウン

その発想から始まり、高崎で本屋を構えることに至ったという。この記事には、その過程や高崎の魅力がたくさん書かれていて、今すぐ切符を握りしめて名前も知らなかった町に行きたい!という気持ちになるし、もちろん高崎にも行きたくなる。私も自分の好きをこんなふうにより好きの魅力を引き出して伝わりやすく書けたらなあ、と思った。

それに、この「見つけるモード」という言葉に思わずおお…という言葉が漏れた。知らない町を何も調べずにカメラ片手になんとなく歩く、の心地よさをこんなにすっきりと言語化していただいて、なんてありがたい!と感動。フィルムカメラを持つと今までよりも世界が輝くみたいな現象も、「見つけるモード」に近いのかな、と思った。カメラが見つけるモードの触媒になってくれる、みたいな。

そういえば、自分の住む町をカメラで撮ることが今まであまりなかったことに気づけた。きっと私の住む町にもまだまだ気づけてない魅力がたくさんあるんだろう。下北沢や神保町、名前の有名な町に行ってはそれをnoteにしてきたけれど、これからは、まだおもしろさが開拓されていない町も書いていきたい。

それに「見つけるモード」は町を歩くこと以外のことでも通用することだと思う。その人の良いところだとか、学校の授業だとか、面倒だと思っていた何かだって、少し心持ちを変えるだけで、日常の彩度は上がりそうだ。
今日の空は曇り空だけれど、それはそれで、いいかもしれない。

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