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厳冬期のカラコルム・ハイウェイをちょっとだけ訪れた話②

厳冬期のカラコルム・ハイウェイにちょっとだけ行ったお話の続き。

前回はこちら

最後の検問を無事に抜け、いよいよ崑崙山脈の西の端、あるいはパミール高原の東の端に踏み込んでいく。

カシュガルから標高差2500mを3時間ほどで駆け上ってきたため、ほのかにこみかめのあたりが痛い。典型的な高山病の症状である。

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途中トイレ休憩で立ち寄った駐車場は周囲に岩山しかなく、この地の自然の厳しさを物語っている。

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さらにしばらくつづら折りの山道を駆け上っていくと、おもむろに車が止まり、運転手が降りてみろと手で示す。

夏であれば観光客目当ての店が軒を連ねているであろうが、今は12月。ただ赤い国旗が風に翻っているだけである。薄い空気と寒さに顔をしかめながら運転手が指をさす方に歩いていく。


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見事なまでに全面結氷した湖が広がっていた。

空の青と湖の青

どちらも見事しか言いようがない。

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湖畔に降りてみる。

ここまで標高が高いと、生物の痕跡が薄く、氷は透き通っている。

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また諏訪湖でみられる御神渡りのような氷の筋も見られる。

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どこを撮っても絵になるとはこのことだろう。

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直前に無理を言って来てもらった感もない運転手氏も楽しそうである。

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この時点ではここが目的地のカラクリ湖だと思っていたのだが、我々がこの湖を十分に堪能したのを確認した運転手氏は、再び車に乗るように促し、目的地はあと30分くらいだと告げてくる。

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ということで今回はここまで
(修論が進まんのです...)


この記事で取り上げた写真も含む、新疆ウイグル自治区にテーマをあてた同人写真集を2021年12月30日~31日に開催されるコミックマーケットC99にて頒布します。スペースは31日金曜日 東ネ30bになります。

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この写真集のサンプル画像等々はこちらの記事に

ではではまた次回

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