地方IT企業がプロモーション動画をロケ撮影で作った理由とは?【制作プロセス全公開】
こんにちは!learningBOX広報PRの佐藤です。
私たちは、eラーニングに必要な学習管理システム「learningBOX」を開発している兵庫県たつの市のIT企業です。
この度learningBOXは、初めてのプロモーション動画(以下、PV)をロケ撮影で作りました🎉
このnoteでは、地方IT企業がロケ撮影でPVを作った理由と、その制作の裏側を少しだけご紹介したいと思います!
「わたし、AIなんで。」キャッチコピーの裏側
まず、今回のPVでキーになる「わたし、AIなんで。」という女性のセリフ。learningBOXのことをご存じない方にとっては「なんのこっちゃ?」と思われるかもしれません。
そこで、簡単に学習管理システム「learningBOX」についてご説明させてください!
私たちは、世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創りたい一心でeラーニングに必要な学習管理システムを開発してきました。しかし、ユーザーから「もっと簡単に問題を作れるようにしたい」「レポート課題の採点をもっとラクにしたい」という声をいただいていました。
その声に応えるべく、満を持して9月20日にChatGPT連携の新機能「AIアシスト」をリリース。「learningBOX」に「AIアシスト」が搭載されたことで、動画やPDF、WebサイトURLからのクイズ自動生成や、レポート課題の自動分析などが可能になりました🎊
PVでは、その新機能「AIアシスト」を視覚的に認知してもらうことを目指しました。一般的にAIは「感情がない」「スマート」な印象であるので、女性の俳優さんにはAIっぽさを表現していただきました。
PVをご覧いただくと、女性は擬人化されたAIのように見えるかもしれませんし、「わたし、AI搭載のlearningBOXを使ってるので」と同僚の男性にマウントをとっている?という見方もできるかもしれません(笑)。
なぜ地方IT企業がロケ撮影でのPVを作ったのか?
では、なぜ今回PVを制作することにしたのでしょうか?これについては、3つ理由があります。
①どうせやるならインパクトのあることを!
私たちのプロダクトは、EdTech業界の中でもまだ認知の低い学習管理システムであり、地方のスタートアップ企業のため、まだ世の中に広く知られていません。
AIがアシストしてくれる学習管理システムとして、learningBOXを少しでも多くの方に知っていただけるように、今回は説明的な表現はしない。どうせやるなら振り切っていこう!そんな思いでスタートした企画でした。
②プロダクト「learningBOX」との相性が良い!
PVは、学習管理システム「learningBOX」というプロダクトとの相性が良い、ということも挙げられます。学習管理システムは、主に教育現場や企業研修で使われます。利用シーンを映像化すれば、教育現場や企業の課題も可視化でき「それを解決できるのが、learningBOX」というストーリーを表現できるのでは、と考えました。
ただ、撮影スタジオ内にセットを組んで教育現場と企業研修のシーンを撮影しようとすると、大きなコストがかかってしまいます。コストを抑え効率よく制作するために、私たちはあえて「ロケ」を選択しました。
③多くの人にリーチさせたい!
今回のリリースは、learningBOXにとって初のChatGPT連携機能であり、今後もAIを活用した開発を進めていく予定です。そのため、「AIを活用した学習管理システムを開発する会社といえば、learningBOX」というポジションを確立すべく、多くの人にリーチできるYouTube動画広告を中心としたプロモーションを展開していくことにしました。
PV制作におけるフロー
ここから、PV制作のフローをご紹介していきます。あくまで、今回のlearningBOXでの制作フローですので参考程度に読んでいただければ嬉しいです!
企画
クリエイティブディレクターの津田を中心に、企画を立てていきました。企画でまず重要なのは、なぜやるのか?という目的と、誰に伝えたいのか?というターゲット。今回は、以下のように設定しました。
そして、現状の課題から逆算し、制作の方向性を決めました。
方向性:
「learningBOX」は、業種問わず、オンライン社員研修を実施・検討している全ての企業、オンライン教育を実施・検討している学校、塾などにも利用いただける汎用性の高い学習管理システムです。
「汎用性が高くターゲットが広い」ということは、マーケティング施策を打つ際には「ターゲットが絞りにくい」という課題があります。一方で、その戦略がうまくいけば、多種多様な企業や学校にも使っていただけるチャンスがあります。
今回は、YouTube動画で多くの人にリーチさせていくため、無理にターゲットを絞らずに大きく企業/教育の2つのカテゴリに分け、動画もターゲット別に2本制作することにしました。
制作会社検討
目的、ターゲット、方向性が決まれば、映像制作会社さんを選定する段階に入ります!まずは、候補となる映像制作会社を調査・検討。各社の制作実績を確認して、こちらの持っている完成イメージを共有できそうであることを条件に絞り込んでいきました。
オリエンテーション
候補の中から3社に絞り込み、企画概要、完成イメージ、スケジュール、予算等を伝えてコンペ参加を依頼しました。
コンペティション
いよいよコンペ!各社から三者三様の提案をしていただきました。
いずれも魅力的でしたが、社内で検討した結果、提案内容と費用のバランスがよかった制作会社さんに決定しました。
絵コンテ
PVの設計図になる絵コンテ。ご提案いただいた絵コンテをベースに、カット割りやセリフの調整等、細部の修正を繰り返して第4稿までブラッシュアップして完成!
オーディション
主人公と同僚の2役の選出にあたり、個性や演技力を確認するためになんと39名の参加者によるオーディションを実施!オーディションで人選するにあたり、クリエイティブディレクター津田の見極めポイントを聞いてみました。
ちなみに、津田は過去に広告制作においてオーディションを何度か経験しているのですが、今回の39名が自分史上過去最多だったとのこと!(本気度がすごい…)
約4時間にわたるオーディションを終え社内でもじっくり検討した結果、主人公には、クールなイメージと演技力が際立っていた秋山萌花さん、主人公の同僚には、コミカルな演技がハマっていた宮本剛徳さんに決定しました!
余談ですが、秋山さんは、EdTechをテーマにしたドラマ「ユニコーンに乗って」にも契約社員役で出演されていました🦄✨
ロケハン
俳優さんも無事決定したので、さっそく撮影に向けたロケハンへ。
今回、職場と職員室という2つのシチュエーションが必要な撮影になるのですが、別々の場所で撮影する予算はありませんでした。そこで、アイデアを出し合い一工夫!
リアルな職員室の資料写真を集め、それらしく見えるアイテムをいくつか検討しました。このように美術小道具と衣装を上手に活用し、1つのスタジオで2つのシチュエーションを表現することに成功!ロケならではの工夫ができたのも良かったです。
撮影
いざ撮影!私も撮影現場に同行しましたが、とてもクリエイティブな環境にワクワクしました!1カットずつ撮影された映像をモニタから津田がチェックし、映像制作会社のプロデューサーさんとのやり取りも綿密に行っていました。
編集
実は、編集での可能性を残すために様々な演出違いのシーンを撮影していました。仮編集にてチェックしながら、動画の精度をあげていく作業を続けていきました。
演出違いのシーンをいくつか撮影しておくことで、「あの感じも撮っておけばよかった…!」という後悔を防ぐことができるので、現場で少しでも気になったことは遠慮なくプロデューサーさんに申し出て相談すると良いですね。
完成!
編集後に何度かチェック・戻しを繰り返し、無事に2本のPVが完成!
X(旧:Twitter)でも公開しましたが、「かっこいい…」「面白い!!」「インパクト抜群!!」などなど、たくさんの嬉しい反響をいただきました(感涙🥲)
今後、YouTube広告やSNS広告など、展開をしていく予定です!
クリエイティブディレクター津田の学びポイント
今までのプロセスを振り返り、津田から学びポイントとしてコメントをもらったので、ご紹介させていただきます!
「良き出会いのための努力は惜しんではダメ」
さいごに
今回は、地方IT企業がPVをロケ撮影で作った理由と、その制作の裏側についてご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?「うちもPV作ってみようかな?」と少しでも思ってくれたらとても嬉しいです!
ちなみに、今回一緒にPVを作っていただいたのは株式会社LOCUSさんです🎥✨撮影日に一緒にロケ弁を食べながら楽しくおしゃべりさせていただいたのも良き思い出です!もし動画制作をご検討中でしたらぜひ😊
2023年、learningBOXは次々と新しいことにチャレンジしています。例えば、note開設、パーパス策定、ChatGPT連携機能の開発、そして今回のPV制作!
なぜ次々と新しいことにチャレンジをするのか?それは、新たな行動を起こすことでタッチポイントを増やし、もっと多くの人に「learningBOX」を知ってもらいたいからです!!
私たちは、世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創りたい一心でeラーニングに必要な学習管理システムを開発しています。オンライン教育を取り入れたい!とお考えでしたら、まずはlearningBOXにご相談ください。