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地方創生企画!地方IT企業が社内メンバーを巻き込んで交通広告を作った話

こんにちは!learningBOX広報PRの佐藤です。
私たちは「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」というパーパスを掲げ、学習管理システム「learningBOX」を開発している兵庫県たつの市のIT企業です。

突然ですが、私たちlearningBOXは2024年4月4日から1年間、初めて交通広告を出します!それも、兵庫県から岡山県の間を走るローカル線JR姫新線に。

姫新線…兵庫県姫路市の姫路駅から津山駅を経て、岡山県新見市の新見駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)
※当社の交通広告が掲出されるのは姫路駅~上月駅区間です※

これが、実際に車内に掲載される広告デザインです🎉

2024年4月4日から姫新線に掲載される交通広告

「企業は人なり」とよく言われますが、learningBOXにも魅力的なメンバーがたくさんいます。そのため、今回の交通広告は「ヒト感」を出すことにこだわりました。エンジニア、デザイナー、経営企画、グローバル戦略の様々な部署のメンバー5人が登場し、「人」を通してlearningBOXという会社を知っていただけるようなデザインになっています。コピーも、一人ひとりにインタビューも実施した上で丁寧に作り上げていきました。

たくさんの社内メンバーが関わり作り上げたこの「姫新線交通広告」。今回は、プロジェクトの裏側として、地方IT企業が初めて交通広告を出稿した理由や工夫したことなどについてご紹介します。企業PRとして交通広告に興味を持っている企業担当者様やブランディングにご興味があるデザイナーの皆さまにもぜひ読んでいただけたら嬉しいです😊

交通広告に出稿した理由

まず、今回のプロジェクトのディレクションを担当したクリエイティブディレクター津田に、なぜlearningBOXが交通広告を出稿したのか?課題と目的について話を聞いてみました。


learningBOXは、地元兵庫県内でさえ認知がまだ不足しているという課題があります。そのため、「企業広告」と「採用」の2つを目的に、地元の人たちにもっとアピールする必要がありました。そこで、learningBOXの最寄り駅「本竜野駅」を走る姫新線に広告を載せることで目を留めてもらい、地元の方々とのタッチポイントを増やすことができるのではないかと考えました。姫新線はローカル線ではありますが、沿線には学校も多いので学生さんもたくさん利用していますし、サラリーマンも多いため、今回の目的にフィットしていました。

交通広告を制作するうえで意識した3つのこと

姫新線の交通広告の概要はこちら。

  • 媒体:姫新線ドア横ポスター 19両、各車両1枠予定(1両編成7本、2両編成6本)

  • 申込:2024年1月に抽選により決定

  • 掲載期間:2024年4月4日(木)〜2025年4月2日(水)

  • 意匠審査:JRによる意匠審査あり

  • 納品:印刷物にてJRに納品

これらを踏まえたうえで、意識したことは3つ。

ストレートな求人広告の表現にしない工夫

「企業広告」と「採用」。この2つの要素のバランスには配慮しました。ストレートな求人広告の表現はせずに、自然にlearningBOXに興味を持っていただけることを目指しました。そのためにはメンバーのリアルな想いを共有して、共感いただけるようにすることが今回の企画のポイントになります。参加メンバーにインタビューを実施することでリアリティのある内容にすること、紙面に限りがある紙媒体だけでなく、QRコードを載せてこちらのnoteにも展開することを計画しました。

構成案ラフ

デザイナーの制作時間をしっかり確保する

広告出稿までのスケジュールは以下の通りでした。

スケジュールにおいて特に意識したことは、コンセプトを少しでも早く固めることでした。learningBOX社として交通広告への出稿は初めての経験であることと、今回は撮影も含めてインハウスで行う必要があったからです。そのため、デザイナーの考える時間をしっかり確保するためにも、早急に企画の骨子を固めることは必須だと考えました。

意匠審査の基準をしっかり読み込み作り上げる

デザインが完成したらJRによる意匠審査があります。問題なく審査通過するために、事前に以下の基準をしっかりインプットしたうえでコンセプト設計、デザイン制作を進める必要があります。

【おまけ】掲載する日程と広告枠の確保は神頼み🙏

これは「意識したこと」ではなく、神頼みというか運次第…なことですが。
姫新線の交通広告に掲載する日程と広告枠を確保するためには、コンセプト決めとデザイン制作も並行しながら、抽選に参加しなければなりません。代理店の担当の方と相談しながら進めることになるのですが、当社の希望が100%叶うわけではなく、こちらの希望をお伝えして抽選に参加するという仕組みです。

今回の場合は、

  • ドア横ポスターの広告商品を購入したい

  • 2024年4月からの1年間、19の広告枠に掲載したい

この2つの希望を伝えて、ドキドキしながら結果を待ちました。たくさんの社内メンバーに協力してもらって制作したポスターも、抽選の結果次第では「たったこれだけの枠…」となる恐れもあります。ここは祈るしかないのですが、吉報を待ちながら制作を進めました。

抽選の結果、1年間で15枠の確保ができホッと一安心!人気の媒体などは争奪戦も激しいと思いますので、この辺りは注意して進めるほうが良さそうです。


以上、ここまでクリエイティブディレクター津田からあれこれ聞いてみましたが、いかがでしたか?まだ広告枠がどれくらい確保できるか分からない状態の中で、抽選結果を待ちながら広告制作をしていくのは神経がすり減りそうだな…と想像してしまいました💦

▼クリエイティブディレクター津田についてはこちらのnoteも

社内メンバーの協力があってこその広告デザイン

社内メンバーに気持ちよく協力してもらうために意識したこと

どんなことも社内メンバーを巻き込んでいくことは容易ではないですよね(広報をしていると常々感じるところです…😇)。今回のプロジェクトでは、社内メンバーに協力してもらうにあたり、まずは人事に相談をしました。なぜ人事なのかというと、今回の広告は「採用」も目的の一つにしているからです。今回の広告の主旨を説明し、イメージに合った入社ストーリーを持つメンバーの選定に協力してもらいました。そして、人事から1人ずつお声がけし、快諾いただいたメンバーを集めてキックオフミーティングを開催しました。

キックオフミーティングでは、ディレクションを担当する津田が目的・コンセプト・撮影スケジュールなどについて説明しました。その中で、参加メンバーから「自身も通勤に使う電車なので広告にフルネームを載せるのは抵抗がある」という声が挙がったため、フルネームの掲載はやめることにしました。
このように、メンバーから懸念点をあらかじめ吸い上げ、双方ともに気持ちよくクリエイティブワークが進行できるようなコミュニケーションを心がけました。

5人の入社ストーリー

今回の広告は、このメンバーの協力なしでは素敵なデザインができなかったと思います!広告デザインを彩ってくれた5人のメンバーの入社ストーリーをご紹介させていただきます👏

■西村(経営企画)

大手からの転職!ストーリー
コロナ禍で自分のキャリアプランを見つめ直したことがきっかけでした。大企業の重厚な環境に閉塞感を覚え、自由度の高い環境で新しい挑戦がしたくて。そんなとき、縁あって存在を知っていた当社(旧:龍野情報システム)が、「コロナの追い風で事業が伸びていて、社内がてんてこ舞いだ!」という話を聞きつけて、もしかしてなんか面白そうなことがあるかも…と思い、面談させてもらい、入社に至りました。

「今」について
パートナーが台湾にいるので現在は台湾と日本の二拠点生活を送りながら働いています。learningBOXは、自分の頑張りが組織や事業に与えるインパクトを実感できるところが気に入っています。多様な挑戦ができ、事業フェーズの変化が早い分、成長を実感できます。目指すのは、教育プラットフォームのNo.1。お客さま、私たち、そして社会が幸せになる「三方良し」の事業を実現させたいです!

■フィン(グローバル戦略)

英国から日本へ!ストーリー
以前は自動車関連部品の海外営業の仕事で営業・マーケティング・通訳などをしていました。その後、英国でフリーランスとして雑誌のライティングをしたりしていて、振り返るとやりたいことに身を投じてきました。
入社の決め手は、教育という誇りを持てる分野の企業であり、海外展開への挑戦に魅力を感じたからです。

「今」について
教育という胸を張って言える分野の企業で、世界に「学び」を届ける仕事にワクワクしています。まだ小さい組織ですので、一人ひとりがインパクトのあるお仕事に携われることも大きな魅力です。子育てとの両立がしやすい環境なのも良いですね。

グローバル戦略チームのnote記事はこちら

■金井(ITエンジニア)

未経験からエンジニアへ!ストーリー
前職は私立大学の事務職員。コロナ禍で、オンライン業務に従事する中でITの世界に興味を持つようになりました。そんなとき、母方の実家があるたつの市のlearningBOXの求人を見つけて応募。IT業界未経験からの応募に不安もありましたが、会社の丁寧な対応に後押しされ、エンジニアへキャリアチェンジをしました。

「今」について
入社後は手厚い研修とサポート体制に助けられ、優しく穏やかな同僚に囲まれて安心して業務に取り組めています。プライベートと両立しながらエンジニアとして成長できる環境に感謝しています。今はUI・UXデザインの領域にも携われるように勉強しています。

エンジニアのプロジェクト裏側記事はこちら

■大島(ITエンジニア)

市役所から転職!ストーリー
市役所職員からエンジニアへ、異例のキャリアチェンジを果たしました。IT業界が未経験だったことから不安な転職活動でしたが、そんな中、learningBOXからスカウトをもらい驚きました。社長のX(旧:twitter)で会社の雰囲気を知っており、エンジニアを対象にした独自の福利厚生「AtCoder手当」もあることから、自身の唯一の武器であるプログラミングコンテストの実力を評価してくれそうと思い、入社しました。

「今」について
役職が年功序列ではなく能力主義で、若手のメンバーでも役職についており、その理由も納得。また、楽しみながら成長できる会社の方針に共感できるし、自分自身も日々エンジニアとして成長できている実感もあります。

「AtCoder手当」についてはこちら

大島の社員研修風景やキャリアについてはこちらも

■平岡(UI・UXデザイナー)

京都から移住&入社!ストーリー
京都の広告制作会社で約2年半営業を経験していましたが、自然豊かな場所で働きたいと思い、地方のlearningBOXに興味を持ちました。カジュアル面談や面接で会うメンバーたちの良い雰囲気を感じたことから、思い切って移住&入社しました。

「今」について
入社前のイメージと変わらず、思っていた通りの良い会社でした!メンバー一人ひとりが課題があれば真摯に向き合おうとする姿勢も、当社の魅力の一つだと思っています。今後はさらに幅広い業務を経験できるようになり、将来的には組織作りに携わりたいと考えています。

さいごに

ここまで、姫新線交通広告プロジェクトの裏側についてご紹介しましたが、いかがでしたか?最後に、クリエイティブディレクター津田からのコメントで締めくくりたいと思います!

クリエイティブディレクター 津田

learningBOX社には、その事業や製品に共感して仲間が続々と集まっています。だからこそ広告を通じてメンバーの想いを素直にお伝えすることができれば、きっと共感してくださる方がいるはずだと考えました。キャッチコピーの「#一人では、たどり着けない夢がある」は弊社のパーパスである「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」へと繋がる言葉としてキャッチコピーに採用しています。メンバーそれぞれが自分の目標や夢を実現するために切磋琢磨し、その努力がlearningBOXを通じて世界を1ミリでも前に進める力になると思っています。
最後になりましたが、快く姫新線プロジェクトへの参加を了承してくださったメンバーの皆様。初めての交通広告デザイン、カメラマンとしても頑張ってくださったデザイナー大西さん。インタビューでは、皆さんの想いを上手に引き出してくださった広報佐藤さん。ありがとうございました!お疲れ様でした。
「一人では、たどり着けない、姫新線交通広告プロジェクト」おかげさまで無事完了です。また、面白いことを考えますので、よろしくお願いします!


津田が言っているように、今後も面白いことを仕掛けていこうと思います!そして、その裏側をnoteに記録していきたいと思いますのでぜひスキ&フォローいただけたら嬉しいです😊

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