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生産性の公式

普段意識したことはないですが、数式に表されると気づかされる「ビジネスに関わるの公式」に関して記載いたします。

1.生産性の公式

近年、日本人は生産性が低く、「働き方を改革して生産性を上げよう」という話をよく耳にすると思います。

ここで、生産性を表す公式は何かというと

生産性= 成果 ÷ 労働時間

この公式が頭に入っているかが重要で、「働き方改革をしましょう!!」というと、必ず、「残業時間を減らそう!!」、「有給休暇の取得を促進しよう!!」という話になる気がしています。

そういうときは、「働きやすさの施策」であって、「働き方改革の施策」ではありませんと指摘しましょう。

ポイントとなるのは、分子である「成果」は数字で表現しずらく、分母である「労働時間」は数字で表現しやすいため減らしやすいから、この議論になると思います。

2.働きがいのある職場とは

「働きがいのある職場」は、「働きやすさ」と、「やりがい」の2軸で表すことができ、「働きやすさ」は、労働時間、環境の整備、福利厚生の度合いを示します。「やりがい」は、経営・管理者層への信頼、仕事への誇りや意味づけ、仕事に対するモチベーションの度合いを示し、それぞれを点数化し、分類すると、4つの職場に分かれます。
  A:いきいき職場(働きやすく、やりがいもある)
  B:ばりばり職場(働きやすさはないが、やりがいはある)
  C:ぬるま湯職場(働きやすいが、やりがいがない)
  D:しょんぼり職場(働きやすさはなく、やりがいもない)

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働きがいのある職場とは「働きやすさ」と「やりがい」の両方が備わった職場であり、生産性はもちろん、「いきいき職場」が一番高いです。

3.現代の職場

職場は「ばりばり職場」だろう!!と決めつけるのは間違っています。
近年、「ゆるブラック企業」という企業が現れているように、職場にも変化が表れています。「ゆるブラック企業」とは、成長や昇給が見込めないですが、居心地は良い企業で「ぬるま湯職場」です。

「働きがいのある会社」ランキングにて4年連続で1位を獲得 7年連続でベストカンパニー賞を受賞しているコンカー社長 三村真宗氏によると
   昭和     :ばりばり職場
   平成(前中期):しょんぼり職場
   平成(後期) :ぬるま湯職場
   令和     :いきいき職場(目指すべき職場)

というように変化しているそうです。   

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つまり、現代は「ぬるま湯職場」。令和の時代には、これを「いきいき職場」にしていくことが求められます。

ここで、生産性の公式に立ち戻り

生産性= 成果 ÷ 労働時間

現代の職場では、時間と場所の制約はどんどんなくなり、生産性を高めるには働いている人の「やりがいを向上」させることが重要となります。
「いきいき職場」を目指してやりがいを向上させましょう!!

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