FinTechについて
各業界と、テクノロジーが組み合わさった xTechが話題となっていますので、代表的なものを紹介し、今後どうなっていくのかを考えたいと思います。
FinTechとは
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語です。金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな領域があります。
2019年度のFinTechカオスマップによると、11種類の領域があります。
①決済ペイ・送金 ②融資・ローン
③会計・財務 ④PMF 個人財務管理
⑤個人資産運用 ⑥保険
⑦セキュリティ ⑧金融情報
⑨仮想通貨 ⑩ソーシャルレンディング
⑪クラウドファンディング
様々なカテゴリがありますが、①決済ペイ・送金カテゴリがFinTech市場の過半数を占めています。
事例
決済ペイ・送金
現金のやり取りなしで決済ができるというもの(キャッシュレス決済)で、クレジットカード決済・コンタクトレス決済・QRコード決済などのサービスです。
仮想通貨
ブロックチェーン技術を使い、インターネット上の「お金」のことです。一部の商品やサービスの決済に利用できるデジタル通貨となります。
クラウドファンディング
オンライン上で、個人から資金を集めて、事業などを行うシステムです。寄付型、購入型などの種類があります。
決済で成功していると感じる「Paypay」は、実は赤字という話があったり、クラウドファンディングも伸びているとはいえ数千億円規模。仮想通貨も安定した通貨として使える「デジタル人民元」が登場したばかりでというのが今の状況です。
大手銀行が、数兆円規模の売り上げがあることを考えると、FinTechのポテンシャルはあるものの、話題が先行している状況かと思います。
銀行はどうなるのか?
銀行の機能は、①預金、②貸付、③清算の3つです。そこから、①金融仲介、②信用創造、③決済の3つの機能を果たしています。
①金融仲介機能
「お金を預けたい人」と「お金を借りたい人」の仲介をする役割です。
②信用創造機能
預金されたお金を貸し出し、再び預金されるというサイクルを、秩序を持って運営する役割です。
③決済機能
A銀行からB銀行へ振込をした場合、A・Bの両銀行内で決済を行なう役割を担っています。
現状のFinTechの成長を考えると、テクノロジーが発展して、銀行を介さずに、お金を運用し、お金を集め、決済ができるようになってきたということかと思います。
ビルゲイツ氏が1994年に言った言葉が現実になってきたと思われます。
Banking is necessary, but banks are not.
「銀行の機能は必要だが、銀行は必要か?」
ケニアの「M-PESA」のように銀行口座がなくてもモバイル決済できるサービスが普及する国もあり、銀行やお金はこれから様々な変化があると思われます。FinTechを学び、銀行やお金の未来について考えましょう!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?