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広報の仕事が上手く回る魔法のフレーズ「〇〇〇!」の使い方

求人広告のコピーライターを経て、IT系メガベンチャーと博報堂系広告会社の広報部立ち上げに携わり、今は小さな広報コンサルティング会社リープフロッグの代表として「広報部立ち上げ支援」をしている松田純子です。広報時代も含めたライター歴はかれこれ18年ほどです。

こちらのnoteでは、企業広報&広報コンサル、執筆経験を生かして、広報活動をしたいと考えている小さな会社の経営者や広報担当者の方に役に立つ情報や読みやすい文章を書くコツなどをシェアしています。

今回は、言った人も、言われた人も、幸せになって広報の仕事が上手く回る魔法のフレーズ、「すごい!」の使い方について書きます。


※この記事は、広報note勉強会(やえがし)さん主催の「Advent Calendar」に参加中です。テーマ:#今年の振り返りアドベントカレンダー。松田は人生を(?)振り返ってこの話を思い出して書きました。^3^





わぉ、すごいね!!


「すごい!」の一言が生み出す計り知れない効果



社会に出て働き始めて数十年。個人的に実感しているのが、「ありがとう」と「すごいね!」は使えば、使うほど、自分を含めてみんなが幸せになるということ。

このなかでも、はっきりとした感情表現をあまりしない日本人は、人に「すごいね!」と言うことが少ないかもしれません。その分、普段の生活で言われる機会も少ないでしょう。

でも、この「すごいね!」のたった一言が、言われた人に与えるポジティブな影響力は実は計り知れません。これを広報の仕事のなかでもぜひ活かしたいものです。


突然、ブラジル人に絶賛されてビックリ


ここで、松田がひょんなことから複数のブラジル人に囲まれて絶賛され、「すごいね!」という言葉の威力を知ったエピソードをお伝えします。

松田は昔、会社を辞めて一年ほどシドニーの語学学校に通っていたことがあります。そこは英語徹底(友達同士も母国語NG)の学校で、南米や韓国からの留学生が多い所でした。

その学校では、月に一度ほかの生徒の前でプレゼンをする試験(?)のようなものがありました。すでに社会人経験があった松田はそれが得意でした。求人広告のコピーライター時代に、仕事でプレゼン資料作成をやっていたからです。なんのことはない、大学生の子たちよりは“ちょっと上手”だっただけです。

でも、ある時、驚いたことにプレゼンタイムが終わって教室を出ると、全然知らないブラジル人の子たち数人が”I liked your presentation, great!” と、私に握手を求めてきました。

私がしたのは、へたっぴな日本語英語のプレゼンに過ぎません。ちょっとだけイラストや画像を効果的に使っていたくらいです。

それでも、その子たちは真剣な顔で、私に握手を求めながら「面白かったよ」「勉強になった」などと言って去っていきました。

その時、私は思いました。「ブラジルにはこんなに気軽に人を褒める文化があるんだ。日本では考えられないな…」と。

たったこれだけのことですが、その出来事によって松田がとっても気を良くしたことは想像の通りです(笑)。それからプレゼンタイムがむしろ好きになりました。単純。

この経験から、人は褒められると嬉しくてやる気が出る、「人を褒めるハードルって低くていいんだ!」と強く思うようになりました。


広報には「すごい!」と言えるチャンスがたくさんある


それ以降、少しでも「すごい」と感じたら、すぐにその人に伝えるようにしています。「すごい!」「さすが!」は、仕事が上手く回るキラーフレーズです。

そして、社内・外の多くの人と関わる広報担当者には、周囲の人に「すごいですね!」と言えるチャンスがいっぱいあります。


■チャンスの例


社員に…
・社内で自社の新サービスの開発経緯をヒアリングさせてもらっている時
・採用記事で社員に「仕事で工夫していること」をインタビューしている時
・社員が社外用資料を素敵なデザインに仕上げてくれた時

メディアの方に…
・取材していただいて、記事が公開された時


■「すごい!」の伝え方



「そんな開発経緯があったんですね、さすが良く考えられていますね!

「●●さんはいつも仕事が早いけれど、そんな工夫をされていたんですね!

分かりやすい記事にまとめていただけて光栄です! 記事が多くの読者の方のお役に立てば幸いです」


ここから、仕事が上手くいく好循環が生まれる


人は、自分のアウトプットを肯定的に受けとめてくれた人のことを忘れません。言われた人は、言った人を好きになるので、言った人も必ずハッピーになれます。ここから、仕事が上手くいく幸せの好循環が生まれます。

ちなみに、松田は広報(コンサルタント)のお仕事のほかに、メディアなどで執筆のお仕事もしています。たまに、原稿を褒めていただくととても嬉しく、ことあるごとに思い出してニヤニヤします。


嬉しくてニヤニヤ…(・∀・)ふふふ


もちろん、メディアの記者も記事へのフィードバックが欲しいものです。


「メディア解剖連載」より 元記事:https://note.com/leapfrog_pr/n/n681828e57f32



■「すごい!」を言うときのたった一つのルール


「すごいね」を言う時のたった一つのルールは、本当に「すごい」と思った時にだけ使うということです。


そうでないと全部が嘘っぽくなるので。



いつでも、

ちょっとでも「すごい」と思ったら、声を大にして伝えましょう^3^



以上、(松田が人生を振り返って書いた)広報の仕事が上手く回る魔法のフレーズのお話でした。



今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。(o´∀`o)/



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