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某出会い系アプリで出遭ったパートナー、ハレさんとのゆるい日常を綴っていきます。 作品「…

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某出会い系アプリで出遭ったパートナー、ハレさんとのゆるい日常を綴っていきます。 作品「アプリで出会って、恋をして」シリーズ

マガジン

  • アプリで出会って、恋をして

    アプリで出会ったパートナー、ハレさんとの日常をゆるく書き溜めていくエッセイ風。

  • アプリで出会って、恋をして【ベトナム編】

    マッチングアプリで出会ったパートナー、ハレさんとのゆるいエッセイ。 なんとベトナムへ行く事になった。

最近の記事

「私」と「俺」はサブパーソナリティ

人間生きていく中で、ありとあらゆる場面に遭遇する。 場面に出くわす最中、我々には多くの感情や思考、思想が駆け巡る。それらを「自我」として纏めるのではなく、個別化することを「サブパーソナリティ」という。 これは、筆者の中でより強く顕在しているサブパーソナリティの独白である。 それらは以下「私」と「俺」と記す。 「私」は「かっこよくて、頭の良い、強い王子様」になりたかった。 「俺」は「優しくて、綺麗で、可愛いお姫様」になりたかった。 「私」は王子様になって、色んなトラ

    • 自分の中の、【大人】

      さて、齢25を過ぎた頃から自分は「大人になったなぁ」と感じることが多くなったように思う。 特に、仕事に慣れて、処世術も身につき、感情を表に出さず、嫌なことを腹の奥底にしまうことが出来るようになってから。 幼い頃、何かの本で読んだ文が忘れられない。 「日本では、【我慢する】ことが大人の証である」と。 幼い頃の私は、この言葉の意味を深く、したくない程に理解出来ていた。 そして25を超えて、その文章は徹底的に私に証明してみせた。物分りの良い、波風をたてない【普通】さが、ど

      • 実写るろうに剣心The Finalをみた(※ネタバレ有)

        先日、佐藤健さん主演のるろうに剣心 The Finalを鑑賞してきた。ストーリーは原作における最終章である、緋村剣心の義弟にあたる雪代縁との対決を描いたもので、前作の京都大火編よりはスッキリ一作品にまとめられている。 個人的に、率直な点数は75点。良かったポイントと不服な所を上げていきたい。 まず、アクションは前作よりパワーアップし、飛天御剣流のどの技を放っているのかが分かるようになっていたのは物凄く高ポイント。 「あ、龍槌閃だ♡」と一人でウキウキしていた。 特にラス

        • シンエヴァとゲンドウと私(※ネタバレ有)

          シンエヴァ、皆様はご覧になっただろうか。 予め、これは考察noteではないという事をことわっておきたい。 あくまでも、私が今作を視聴したことで感じ、想ったことを書いていくものである事を念頭に置いて読み進んで頂きたい。 めちゃくちゃな持論を展開するつもりである。 その為には、多少のネタバレもあるけれど、多くは語らないように務めるものである。 さて、エヴァンゲリオンという作品は25年を通してついに神話となった。 この先どんな物語を作ろうにも、エヴァンゲリオンのエッセンスはど

        「私」と「俺」はサブパーソナリティ

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        • アプリで出会って、恋をして
          21本
        • アプリで出会って、恋をして【ベトナム編】
          4本

        記事

          コーチング受けてみたら目から鱗した話(2)

          実は、というほどでもないが、私は自己肯定感が低い人間です。もはやないと言っても過言ではない。自分のすべてを否定しがちで、他人からのリアクションや評価によってでしか自分の価値をつけることができなかったのです。 こんな拗らせた性格になった原因は、拙い文章ですが、「「私」という人間」というnoteを以前に書いたので、興味を持ってくださった方は、こちらも合わせて読んでいただけると幸いです。 これを読んでいただけて、「私も私もー!」という人もいれば 「いやいや、メンヘラかよ。」と

          コーチング受けてみたら目から鱗した話(2)

          コーチング受けてみたら、目から鱗した話(1)

          「コーチングと聞いて、どんなイメージを持ちますか?」 それがZOOM越しで、私のコーチングをしてくれる事になったWAONさん(仮名)の最初の質問だった。 私とWAONさんは、私とハレさんの共通の知り合いを通して出会い、私がその時にポロッとこぼした将来への不安を気にかけてくれて、今回この機会を設けてくれたというのだ。 「なんか、コーチングって調べると苫○地流とか出て、なんか不思議なおじさんが出てくるイメージですね…。」 WAONさんは笑いながら、 「コーチングは未来に

          コーチング受けてみたら、目から鱗した話(1)

          アプリで出会って、恋をして【21】

          私とハレさんの好物2 まず先に言っておくことがあります。私はスコーンラブです。 お店にクリームティーセットなどあれば必ず頼むし、新宿伊勢丹に進出したスコーン専門店Rodda's(ロダス)はヘビーユーザーです。アールグレイが特にお気に入り。クロテッドクリームが手に入るところが特にポイント高いですね。 数年前イギリスに旅行したときは、クリームティー毎日食べてましたね。本場のお味最高です。 しかしそんな私の生息地周辺でちゃんとスコーンが食べられるお店が少ないので、もっぱら食

          アプリで出会って、恋をして【21】

          アプリで出会って、恋をして【20】

          私とハレさんの好物の一つは寿司である。 幸運にも私の自宅からスシローが近いため、1週から2週に1回は必ず食べに行くくらいのヘビーリピーター具合。 大体私の機嫌が悪くなったら「今夜はお寿司食べよう」と言っておけばいいとハレさんは思ってる位である。チョロいという声が聞こえてきそうだ。 ほぼ週1で通って行くため、テーブルについてもメニューの変化がほとんどない。あんなにキャンペーン豊富なスシローを追い抜いてしまうほどの頻度。飽きない味。 好物は寿司と言えどお互い頼むものは違う

          アプリで出会って、恋をして【20】

          アプリで出会って、恋をして【19】

          ハレさんは「ありがとう」を言える人だ。 例えば私がお茶を淹れたとき。ご飯を作ったとき。服を畳んだとき。当たり前のように「ありがとう」を言ってくれる。 ハレさんは旅行好きなので遠出によく誘ってくれる。昨今の情勢のなか、電車に乗るのは怖いのでハレさんの車に乗って、人のいない所まで走らせる。 ほぼ誰にも合わない別荘地で二、三日程過ごして、ハレさんは私を自宅まで送ってくれる。 バイバイの瞬間になると、ハレさんは必ず「来てくれてありがとう。」と言ってくれる。 私も「誘ってくれ

          アプリで出会って、恋をして【19】

          私、ライターになろうと奮闘す。

          お久しぶりです。やっとnoteで何かを書ける状態になりました。 皆さんコロナ禍でいかがお過ごしでしょうか。私は職場が四ヶ月間休業になりじっくりとニート生活を送る中、悩み多き四ヶ月間を過ごしておりました。ハレさんとも元気に過ごしておりますが、彼はこのコロナ禍で転職を見事に果たし、ほぼ100%在宅になるようです。(他人事) そして私も観光業の将来を懸念し転職活動をしておりましたが、いかんせん求人が少ないとか、様々な現実にぶち当たり、全く土俵にも立てていない状況が続いておりまし

          私、ライターになろうと奮闘す。

          アプリで出会って、恋をして【18】

          つい先日、ハレさんが寝る直前にこんな事を呟いた。 「自分の会社にもっと女性を増やしてほしいなぁ…。」 気になる言葉だったので、「なんで?」と聞くと。 「場が和らいで、下ネタが少なくなる気がするんだ。」と答えられた。  ん?んんんんんんん~~~?? なんだその理論は?? 「場が和らぐのは置いといて、下ネタが少なくなるってどゆ事??」 「男って、なんか自分の性事情を話したい欲の人が一定数いるんだよね。 例えば、ワンナイト引っ掛けたとか、奥さん/彼女との情事の話とか。勝

          アプリで出会って、恋をして【18】

          アプリで出会って、恋をして【17】

          全国で自宅自粛が始まったころ。 実はハレさんは一足先にリモートワークに入っていた。 そのためか、本格的な自粛がスタートした頃にはすでにハレさんの自粛疲れはピークに達していたのだ。 毎日パソコンと向き合い、まだZoomを使う直前だったのでもっぱらスカイプで同僚と会議をする生活をしていた頃、突然ハレさんは部屋で叫んだ。 「緑が!!足りない!!」目元がとうとう限界を迎えた。 「緑がない!癒やしがほしい!もういや!」もはやノイローゼだわ。 アウトドア人間のハレさんにとって、

          アプリで出会って、恋をして【17】

          アプリで出会って、恋をして【16】

          ハレさんは健康志向である。 自分でヨーグルトを作ってる。カスピ海ヨーグルトだ。 牛乳パックで養殖してる。 「人生で最も大切なのは健康だ!」 と言い切る彼は毎日ヨーグルトにすり胡麻と蜂蜜をいれて食べている。たまにきな粉。 私は夏休みに遊びに行ってた祖父母の朝食を思い出した。 そういえば祖母もカスピ海ヨーグルトを作っていた。 更に言えばハレさんは筋トレもする。 程度は知らないが、ジムに行けば2時間は帰ってこない。 素晴らしいほどの健康志向だ。 というのも、彼は仕事を夜遅くまで

          アプリで出会って、恋をして【16】

          アプリで出会って、恋をして【15】

          コロナ影響で外出自粛をしている我々。 家の中でする事は意外に多いのだけど、なんとなくそれらをする気にもなれない。 最近ハレさんのハマりものはゲームだ。 仕事が終わればすぐPS4をつけて、Red Dead Redemption 2をいそいそとプレイする。 最初は移動が長いとか、会話が長いとか、言っていた割に、終盤に近づくにつれ主人公のアーサーに感情移入していった。 私もストーリーが進んでいくのを横目で眺めていた。 だけどプレイしている側には何時間経とうとも一瞬でも、

          アプリで出会って、恋をして【15】

          アプリで出会って、恋をして【14】

          ハレさん、ついに書斎をゲット。 言葉で言うほど大仰なものではないけれど、座椅子しかない私の2DKの自宅。 和室にやたら多いわりに全く使ってなかった家具を押し込めていたので、この機に断捨離を敢行。 座椅子でリモートワークすることに腰の限界を感じていたハレさん。 横幅120cm 縦180cmのガチな食器棚を処分し、ワークデスクと椅子を取り寄せ、設置。ついに自分だけのプライベート空間を手に入れたのである。 物置だった和室は今では風通しの良い仕事部屋となった。 ハレさんは快適にリ

          アプリで出会って、恋をして【14】

          アプリで出会って、恋をして【ベトナム編4】

          6時間とちょっとのフライトを経て私達は無事、ベトナムはダナン空港へ着陸した。 ベトナムは朝6時半頃。 初めての東南アジア。 初めてのベトナム。 見慣れない文字表記や日本の空港とは違う色合いの空港に、私はキョロキョロとまるで田舎から上京してきたお上りさんの気分だった。 (ダナン空港) 冬の日本とは違い、雨季のベトナムは少し湿気っぽかったものの、天気は良好だった。 荷物を受取り、外に出てハレさんは早速アプリを開いた。 (ハレさんは出発前にベトナム用のフリーSIMカード

          アプリで出会って、恋をして【ベトナム編4】