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メンバーのやさしさで不安も解消!男性育休2ヶ月間の経験を綴る。

M田です。
昨年冬から今春にかけベビーラッシュ☆吉報続く当社!新たな家族が増えた仲間の中から、今回は開発課・八尾主任の「育休手記」を紹介したいと思います。


事業開発部開発課・主任の八尾です。
2023年12月に第二子となる長女が誕生、約2ヶ月の育児休暇をとりました。この記事で、「男性育休ってこんな感じだよ!」という雰囲気だけでも伝われば幸いです。


第一子の長男の時は育休を取得しておらず今回が初めて。
あれこれ自分で調べたり、早いうちから上司である杉本部長や総務課に相談しました(その節はありがとうございます!)。

「育休」についての解像度があがっていくにつれ、生じた不安が2つ。

1.育休に入るまでにきちんと業務を引き継ぐことができるのだろうか?
2.復職後、以前通りに仕事をこなしていけるだろうか?

まずひとつめ。

育休に入る前、引継ぎ資料作成のため手順書などを見直してみると「自分が把握しているから大丈夫」、裏を返せば「自分しか知らないタスク」が想像以上にあることに気づきました。

2ヶ月も業務に穴をあけるわけにはいきません。

ただ、「経験則的にこういうことが起きたらこういうケースである確率が高い」「こういう温度感できたらこう返す」など、マニュアル化しづらいものも多い。

娘は予定日を過ぎても出て来ず、促進剤の助けをかりることに。
結果的には出産のスケジュールを把握できたため、引き継ぎ下手な私にとっては渡りに船。
妻が入院するまでの間、杉本部長に資料説明と口頭補足できる時間が確保できなんとかなりました。

CS課・山口主任が、「絶対パパの状況見てる賢い子だよ!」とおっしゃってくださったのですが、仕事のできない父を見かね、出てくる日をずらしてくれたのかもしれません(笑)。

無事出産に立ち会えました!

長男の時はコロナ禍で、病院の近くに寄ることさえできなかったので、感動もひとしおです。

育休前の総務課・小川主任の言葉、
「八尾さんだったらちゃんと育休の意味がありそう。」

もちろん父親の務めは全うしようと思っていましたが、改めて気が引き締まりました。

娘は予定日オーバーの事情もあり、3300gとちょっと大きめ。
142cmの小柄な身体で産んでくれた妻には本当に感謝です!

産まれた日から育休スタート!

妻が退院するまでの約一週間、長男との「ふたり生活」が始まりました。

育休スタートから数日のうちは、「業務で連絡が来たら返すくらいできるだろう。」と考えていましたが、実際はそんな余裕は全くなし!

強制デジタルデトックスの開始です。

・ 息子の保育園への送迎
・家事全般
・2人目迎え入れの準備
・各種手続き

バタバタする毎日のなか、長男が精神的に不安定になってしまいました…。
長男の遊び相手としては自信がある私も、精神的支柱になれている自信はなく「ママ不在」は不安でしたが、まさに的中――。

大声で怒るわけでも泣くわけでもなく、「ママもうすぐ?」と声を殺すように泣いている息子をなだめる毎日…。イヤイヤも言わなくなった代わりに、笑顔もほとんど見ることができなくなりました。

唯一、先生に甘えたり友達と遊んだりして気分転換できる保育園が、息子にとって「第二の居場所」となったことは救いでしたね。

前職は介護職員だったのですが、施設に入所された方が、気心が知れるまで本心を言ってくれなかった経験があります。
当時を思い出し、大変ではありましたが「どの年齢でも一緒なんだな…。」と、時間が解決してくれたことに少しホッとしました。

いよいよ妻退院の日。

迎えに行くため、私の両親に息子の相手をしてもらうことにしたのですが、朝早く、大阪から駆けつけてくれた父を息子が見た途端、

「じぃじ!!!!!!!!!」と満面の笑み。

あれほど見たかった息子の笑顔を一瞬で引き出した父に脱帽するとともに、「これ、最初っからじぃじを召喚してればよかったのでは?」と、なんとも複雑な気持ちに。
息子の中の序列が、じぃじ≧  ママ > ばぁば >アレクサ > パパだと判明した瞬間でした(笑)。

家に着き、息子と妻の抱擁を見た時はさすがにウルッときました。
一週間よく頑張ったね…。

「4人家族」の新生活がスタート!

さて、いよいよ家族4人での新生活が始まりました。
妻とも話し合い、日中の育児は私がやることに。
以下、ざっくりですが私の1日の育児スケジュールです。

長男の時は完全母乳だったため、お腹をすかせた息子が泣いても何もできませんでしたが、今回はミルク混合だったので、参加できることの幅が増えました。

幸い、娘は夜中起きずに寝通してくれることも多く助かりました。
が、息子の「ママ不在ダメージ」は色濃く残っており、数時間毎に起きて探しにいきます。
妻が「当面は息子のケアをしたい」と希望し、私は彼女が息子との時間をできるだけ取れるよう立ち回る側に。

育休も終わりに近づいた頃、息子の心の傷もようやく癒えてきました。
と、同時に「復職後ちゃんとやっていけるのだろうか?」というふたつめの不安要素に怯えることに…。

ふたつめの不安。

久しぶりの出社。なんといっても、丸2ヶ月ほとんどPCを触っていません。
※やったのは確定申告の電子申請のみ。

さらに、いつの間にか開発課の人数が結構増えている!
それに伴い席替えも何回か行われていて、もはや自分の席がどこかもわからない…。

「窓際に追いやられていたらどうしよう?」とかしょーもないことを考えたり、「新入社員的な気持ちで行くか!」と腹を括ったりしていましたが、実際はそんなことは全くなく、みんな優しく迎えてくれました。

業務に関しても、しばらくすると以前通り動けるように。
結局、そこまで不安視する必要はありませんでした(笑)。

最後に。

「男性育休を取ってよかった?」という質問をよく耳にしますが、逆にとらずにワンオペで幼子2人の育児をどうやって捌いていくのかわかりません。

私の場合、両実家とも遠方にあり、助けを求められるわけではないので必須でした。「産んだあとすぐにワンオペで2人育てた」という方がいらっしゃったら、足を向けて寝られないほど尊敬します!

当社も人数増に伴い、今後、結婚・出産を希望するメンバーが増加するでしょう。
育児自体はもちろんたいへんですが、フォローしてくれる仲間を信じて、男性も安心して育休を取得してほしいと思います。

2ヶ月経ったひな祭りの頃。
おかげさまですくすく元気に育っています!

今回使用したあたたか味あふれる写真の数々は、八尾さんご本人が提供くださったもの。M田も癒されつつ楽しく記事を作成することができました。

加えて八尾さんの構図力に脱帽。さすが、美術やデザインにも造詣が深いマルチな才能の持ち主…!(ちなみに、本人談「一番詳しいのは西洋美術史とアカペラ」)。

復帰したてで多忙ななか、読み応えある内容をライティングくださったこと心から感謝します。本当にありがとうございました!


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