よういち

元学習塾塾長。学習指導や教育について書いています。

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元学習塾塾長。学習指導や教育について書いています。

最近の記事

小さいから悩む

いろんな方の話を聞いていると、 「こんなことで悩むのは情けない」 「ただ自分が甘えているだけ」 「人に頼るほどでもない」 と言う方がいます。 本当に取るに足らないことならいいのですが、 ずっと気になるのなら なにか理由があるのかもしれません。 今回は悩みの大きさについて書いていきます。 重大な悩みでないと相談してはいけない、 些細なことで他人を頼るのは恥ずかしい、 と考える方がいますが、 悩みの多くは小さなことです。 朝起きられなかったり、 部屋が片付かなかったり、

    • 自分のことしか考えられない人

      攻撃的なタイトルになってしまいました(笑) 時節柄もあり、さいきん親戚づきあいなど人間関係のお悩みをよく聞きます。 今回は頭が悪い人のコミュニケーション不全について書いていきます。 頭が悪い、というと乱暴な書き方ですが(笑) ここでいう頭が悪いとは勉強ができないとか、学歴がない、ということではありません。 頭が悪いとは、人格が洗練されていないということです。 口調が乱暴だったり、相手のことを考えずに自分を押し付けたり、といった振る舞いが教養に欠ける、という意味です。

      • 飲み会に行くと早死にする

        送別会、歓迎会、お花見と、春先は宴席が多いものです。 飲み会の誘いを断れない!断りづらい!というお悩みはきっと現代人の多くの方に共通しているのではないでしょうか(笑) 今回は飲み会の断り方について書いていきます。 学校や企業、大学生のサークルも含めて、飲み会の文化は普遍的に浸透しています。 友人同士でも集まれば自然と飲み屋に足が向く、という方も多いでしょう。 まったく飲み会をしない!という組織の方がむしろ珍しいかもしれません(笑) 飲みの席で距離感が縮まる、というのはわ

        • 仕事が多すぎるとき

          教育現場に限らず、優しくて気が利く人のところに仕事は集まるものです(笑) あれこれと抱えて、気が付くと残業が続いている!なんてこともあるかもしれません。 今回は、業務が雑多になってしまう場合について書いていきます。 これはバッサリで申し訳ありませんが、重要度の低い仕事に手を付けないことです(笑) あなたがやらなくても大丈夫! もしかしたら他の人がやってくれるかもしれないし、そもそもやらなくても問題ないかもしれません(笑) 仕事に優先順位をつけろ!とはよく言われることです

        小さいから悩む

          家で勉強をしない子?

          子どもが家で勉強をしないというご相談がありました。 ええ、それはもうほとんどのご家庭がそうだと思います(笑) ありふれているがゆえに、切実なお悩みかもしれません。 今回は家で勉強をしない理由について考えてみます。 と、言っておいて申し訳ないのですが、 まずさいしょに思うことは、 家で勉強しないなら他所で勉強すればいいのでは? ということです(笑) 私たちがそうであるように、家で作業をするにあたって誘惑は無数にあります。 スマホもあるし、ゲームもあるし、キッチンでつまみ食

          家で勉強をしない子?

          疲れやすいのは自分のせい?

          仕事で疲れやすく、土日のどちらかは一日寝てる!という人は珍しくないかもしれません。 かくいう私もそうでした(笑) 今回は疲れやすい方に向けて書いていきます。 妙な言い方ですが、疲れを感じるうちはおそらくまだ正常なので遠慮なく休息を取ったほうがいいでしょう(笑) そこを通り過ぎて、なんとなくボーっとするとか、食欲がないとか、眠れないけどとりあえず朝になったら仕事に行く、みたいになってしまうと危険です! ゾンビのように身体を引きずる前に、自分を回復させる時間をしっかり取りまし

          疲れやすいのは自分のせい?

          できていることに気づく

          子どもに対して、「なんでもっと丁寧に書けないの!」「どうしてギリギリまで宿題をやらないの!」という気持ちになることが多いんです!とご相談をいただきました。 つい言ってしまうという方も多いと思います。 今回はそんなご質問に答えていきます(笑) ご承知のように、こういった言葉を直接口に出すのは得策ではありません。 気持ちはすごくわかるのですが(笑)、言われたお子さんは落ち込んでしまいます。 こういった場合にオススメなのが、できている前提で話すことです。 よくトイレに「いつ

          できていることに気づく

          新時代の教育

          SDGsが取り沙汰されるなか、 日本の教育も転換期を迎えています。 時代にあった教育とはなんでしょうか? 今回は新時代の教育について書いていきます。 教育とは学びを与えるものですが、 そもそも学びの意義はなんでしょうか。 可能性を拓げるため、 お金を稼ぐため、 異性にモテるため、 自己実現のため… 人によって異なりますが、 簡単に言うと学ぶのは自分のためです。 なので教育は相手のために行います。 相手のためになる教育は良い教育で、 相手のためにならない教育はダメな教

          新時代の教育

          相手を理解できないのは素晴らしい

          先日、ある教員の方が「教育実習生がなに考えてるかわからない」とおっしゃっていました。 苛立っているわけではなく、単純に感覚が違うことに戸惑っていたようです(笑) しかし、相手のことをわからないと思えることは素晴らしいことではないでしょうか。 今回は理解できない相手との向き合い方について書いていきます。 前提として、わからないところはわからないままでいいと思います(笑) こちらが勝手にわかった気になったり、意見を押し付けたりすると、かえって心理的な距離は開きます。 仮に、そ

          相手を理解できないのは素晴らしい

          悩みを見つめる

          みなさんに生活の悩みはありますか? 現代人の多くが悩みを抱えており、 大なり小なり、懸案を抱えながら 日常を生きているものです。 そして、悩みを抱えすぎて しんどくなっている人もまた、 世の中にありふれているでしょう。 今回は悩みについて書いていきます。 悩んでいるということは、問題が 現状の自分の実力を超えている ということです。 その場で解決できるなら 思い悩むことはないし、 誰かに相談して解決できるにしても、 相談するまでの間は、 「誰に相談しようか」 「なんて話を

          悩みを見つめる

          勉強すれば稼げる?

          子どもにはいっしょうけんめい勉強してほしいですよね。 教養を身に着ければ人間性が豊かになって、幸せになれるかもしれません。 しかし、勉強してほしいと願うのは、単純に知恵をつけてほしいからでしょうか? 今回は勉強と経済力について書いてきます。 勉強には様々な意味がありますが、 「いい大学に進学してほしい」 「いい仕事に就いてほしい」 という思いから、子どもに学んでほしいと 考える方が多いようです。 なぜいい仕事に就くことが大切なのでしょうか? おそらく、それはいい仕事に

          勉強すれば稼げる?

          知らない人と仲良くなるには?

          学校や職場で、新しい人間関係が生まれることは誰にでもあるでしょう。 場合によっては、そこから仲良くなる必要もあるかもしれません。 今回は知らない人と仲良くなる方法について書いていきます。 実は、人間は知らない人とすぐに仲良くなれるようにはできていません笑 脳には『脅威』を察知するシステムがあり、未知のものに関してはこれがオンになっています。 これはもとからそういう構造になっているのであって、性格や気質はある意味で関係ありません。 例えば、見たことのない獣に 「敵意はあるか

          知らない人と仲良くなるには?

          なぜ子どもが勉強しないの??

          子どもがなかなか勉強しないと不安ですよね。 「さっさとやればいいのに!」とか、「言い訳や口答えばかりして!」と、思うこともあるでしょう(笑) ただ、子どもには子どもの事情があり、すぐに取り掛かることができません。 そして、これは子どもだけの問題ではないのです。 今回は勉強ができない理由について書いていきます。 親は、自分の子どもに対しては、ある意味で指摘しやすいでしょう。 子どものことはだいたいわかるし、考えていることも予想がつきます。 子どもに投げかける多くのアドバイス

          なぜ子どもが勉強しないの??

          親子だと教えられない?

          教育業界では「優秀な教師でも自分の子どもは指導できない」と言われます。 例外もあるとは思いますが、自分の子どもは指導しにくいと感じる指導者の方は多いのではないでしょうか。 今回は親子の指導について書いていきます。 親が子どもを指導できないのは、ざっくり言って尊敬されないからです(笑) もちろん、これは親が悪いわけではありません。 親子の関係性の中では、どんな賢人でも「尊敬」の距離感を維持することは難しいでしょう。 尊敬とはある種の神秘性を孕みます。 「この人はすごい!

          親子だと教えられない?

          部下が心配なとき

          失敗を重ねてでも、役割を分担しなければ チームは成長しません。 が、優秀な方ほど、仕事を任せることに 不安を感じやすいでしょう。 当然ながら、不安を抱えると自身の パフォーマンスは落ちます。 どう解決すべきでしょうか? 今回は部下が心配なときについて書いていきます。 不安をなくすには、自分が納得することです。 「しっかりやっているから大丈夫」 あるいは、 「どうせダメだから期待しない」 というように、 気持ちの方向が決まれば いったん不安は収まります。 しかし、判断の

          部下が心配なとき

          コミュニケーションが取りにくいとき

          話したいことがあっても、 タイミングが悪かったり、 相手がイライラしていたりすると、 声をかけるのをためらってしまう ことがあるかもしれません。 今回は、コミュニケーションが 取りにくいときについて書いていきます。 世間では、 会話が苦手だったり、 緊張しやすい方が、 コミュ症と呼ばれることがありますが、 本来、コミュニケーションは双方向の やり取りで成立するものです。 意志の疎通がうまくいかないとしたら、 どちらかが一方的に悪い ということはありません。 言葉が通じな

          コミュニケーションが取りにくいとき