朝、これがないと寂しい。

反り返るほどに中身が満ちている。
これがエネルギーが溢れて見える条件だろう。

皺が伸びてる感じもまた良いと言える。若さを感じる。これが初めから皺がないものでは駄目だ。皺があるものが背伸び運動で弓形に震えるように力がかかっている様子が、エネルギッシュに映るのだ。少しその状態で揺れていると、さらに良いかもしれない。

今朝、出勤する時に見かけた近所の植木鉢を新しい緑が彩っていた。長さは違えど、光を受け取るために外側へ身を乗り出す。その上に載った色のある花よりも、その下に大半を占める、同じような色した緑のほうが綺麗に感じた。

余談だが、皺があるものがシワになっていることを「シワシワ」と言うのかなと思うと、語感だけでなく凄くロジカルに造られた言葉だということに感動する。

昔の人は、時間の使い方が上手い。与えられた短い時間をロマンティックに使うのに長けている。

少子化になるのも肯ける。