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『言えない気持ち』と『言わないやさしさ』について

最近

『言えない気持ち』
『言わないやさしさ』

に、ついて
よく考えることがある。



きっかけは
SNSでのトラブルだった。

トラブルというか…
一方的なもらい事故。

意識の違いなのだけど。



もともと

女性特有の群れや
その中でのマウント合戦
誰かを崇めて執着したりするのが
とても苦手な私。

(みんな苦手かw) 

だから

SNSも
アカウント名は統一せず
ひっそりのんびりやっている。
(大体は見る専門)

知りたいわけではない
他人の情報が大量に入ってきて
そこに反応しなければ
いけない空気感は
いつしか義務になり
苦痛に繋がるので

マイペースにいくには
ひっそりが最適。



今回、そんなスタンスの私に

あるフォロワーさんから
なにやら長い長いDMが。

(注:親しいわけではない間柄)




『私の思い違いかもしれないけど、

これからも仲良くしたいからいうね。
傷ついたらごめん。

〜中略〜

なんとなく自然消滅はどうかなって…
嫌な思いさせたら削除してください。』



…全体的に違和感しかない文章。


とにかく自分の言いたいことを
一つ残らずぶつけたい模様。

しかも、大半が勝手な妄想。


本音を言えば

私は彼女の
おそろしいマウント癖が苦手

繰り返されるうちに
少しずつ…そっと距離を置いて
いたんだけど

どうやらそれが不快だったようで
追い討ちをかけてきた。

本音を言って
お互いスッキリさっぱり
終われるなら覚悟をするけれど

本心を伝えたところで
彼女は多分
絶対受け入れないだろうし

私が、苦手だからと
不快にさせても

更にまた長引くだろうな…
と、思うと

気が遠くなりかけたので




『そんなにいろいろな思いがあるなら、

フォローは外して
気の合う方と楽しんで下さい。

SNSだから、

お互い考えが違うのに
無理する必要はないと思います。』



…的な感じで

慎重に言葉を選び
最大限穏やかに返信を送ってみた。


だけど

彼女はその後も
自分の思うように持っていきたくて

また更に長い長いDMを
送ってきた。


さすがに
読むだけで疲れたから

フェードアウトさせてもらったけどw



…昔は私も

出来れば自分の想いを
全部伝えたい人だった。

(相手と場合によるけど)


でも、年齢を重ねるにつれ

必要性や関係性
相手の性格や状況を鑑みて
対応することを学び

 変わった。


自分の心をすり減らし
勇気を出して伝えても

相手の気分を害するだけで
終わってしまうこともあり

結果それは
迷惑にしかならない場合もある。


それに、もしかしたら

相手にも
自分の知りえない背景や
事情があるのかもしれないので


それは本当に伝えるべきなのか
熟慮した上で

そこをすべて
理解出来ていないなら
言わない方が良いことも 
あるのではないかと。

(大人になりました……w) 




人間関係って
なかなか複雑だ。



よく

『叱ってもらえたり、
   何かを言ってもらえるうちは幸せだよね。
  だんだん何にも言われなくなるから。』


とか言うけど


パワハラやモラハラを除いて


その人を想っての

『叱る』や『諭す』は
本当に大変な作業だと思う。





真摯に人と向き合うって
魂をすり減らすから。





だけど、相手が大切ならば

丁寧に言葉を選び

緊張しながらでも真剣に
想いをちゃんと伝えたい。





例えば私は

教員になってから
特にそれを痛感している。


正直、保育士の時も
教員になってからも
叱るのは苦手だし

たまにピキッとくる学生も
いないわけではないけれど

大体みんな可愛いから
あまり細かいことで叱りたくない。

保育園の子ども達も
心の底から可愛い過ぎて
叱りたくなかった。



でも。




本当に可愛いなら

彼らのことを思うなら

大人として
先に生まれた人間として

真剣に厳しいことを
伝えなければいけない時が多々ある。

自分の主観や感情だけではなく
冷静に判断した上で。




そう考えると

『叱る』や『諭す』だけにとどまらず

人に対して
真剣に想いを伝えるって 




やっぱり
『愛』なのかもしれない。


 
じゃないと、しないよね。笑

(歪んだ危険なのは別として)





そんなことを
よく考えてるこの頃…

なんとなくテレビを観ていて
いろいろ感じることがある。


例えば

NHK 朝ドラ『おかえりモネ』

登場人物達がそれぞれ
『言わないやさしさ』
『言えない気持ち』を
たくさん抱えていて

観るたびにもどかしさも
残ったりするが

その分

一人ひとりの苦しさや
やさしさもすごく伝わる。




そして

今、また集中的に
放送されている『鬼滅の刃』



私が言うまでもないけれど

ここに出てくる登場人物達も
とにかくいろんなことを
抱えながら生きていて

それぞれの想いや背景
表現の仕方など

あの物語の中に詰め込まれた
一つ一つがとにかく深く刺さる

『言えない気持ち』や
『言わないやさしさ』が、詰まった物語。

学校でこの物語を取り上げる
ところも増えていると
ニュースでやっていたけど

今の時代
失われつつあるものが 

子どもからでも
解りやすく描かれているから
本当に必要だと思う。

(私も毎回号泣します…)


最後は

私の応援するEXIT兼近さん。
彼はまさに、そういう人で。





いつも言葉を出す前に

見えない相手に対して

どの角度、立場からでも
傷つく人がいないよう
すごく考えて話している。

その上でもし
自分の想いと違っても

『言わないやさしさ』を
選んでいるような雰囲気を多く感じる。

多分『言えない気持ち』も
たくさんあるように見えるけど

あの人は自分が過去に

…いや、今尚、常に
心を抉られるような経験を
たくさんしているからこそ

言葉の重さやこわさも
ちゃんと理解した上で

大事に慎重に伝えるように
しているんだと思う。






どんな思いがあろうと

一度口から
出た言葉は消せない。



ツールは何であっても

相手に発信してしまったら
それは『0』には出来ない。




だからこそ




伝える前に、一呼吸おいて

相手の


そして自分の

『言えない気持ち』
    『言わないやさしさ』について


よく考えたい。



その上で
選択をしていかないと

取り返しがつかないこともある。


人との信頼関係って

築き上げるのには時間がかかるけど
壊すのは一瞬だから。



コロナで人に逢えなくなり

ごくたまに逢えても
ソーシャルディスタンス

マスクで表情も微妙な中

みんな何かしらの
意識や考え方が
前とは変わっているから




なるべくなら

人には
あたたかい発信をしていきたい。

身近な人でも
見えない相手にも。



そして発信する時は




世の中にはいろんな人がいて

全員考えも背景も表現も
違うことを前提に

一呼吸おいてから

伝えるようにしたい。



時代背景も
あるかもしれないけど

『昔は違ったのに…』
という感覚などで
意固地になりすぎず

いまの流れの中でベストな形を
見つけていくのが良いと思うから。

それもまた多様性の中での
共存なのではないだろうか。


経験したことのない
大変な世の中だからこそ




やさしい世界が
広がることを願って🍀






最後まで読んでくださり 本当にありがとうございます✨ 貴重なサポートは大切に大切に 遣わせていただきます🙊💗 これからもnoteを通してたくさんの 人と繋がっていけますように🍀