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緊急地震速報、持ち出せたものはスマホと財布だけだった

今朝、7月30日の朝9時36分、突然大きなスマホから大きなアラーム音がして緊急地震速報が表示されました。当時に、近くの防災無線もなり、「震度4程度の地震が来るかもしれないから注意してください」とのアナウンス。いざというとき、何をするべき? 

今朝の緊急地震速報、かなり大きな音でアラームがなったことで、心臓が止まるかと思うほどびっくりしました。幸いにも地震は発生しなかったのですが、非常に焦って外に飛び出しました。

というのも、2011年3月11日の東日本大震災のとき、予期せぬ揺れで慌てたことがあったからです。その日の午後、私は自宅に母親と、たまたま遊びに来ていた叔父、生後3週間になる子どもと一緒にいました。その日自宅に設置していた緊急地震速報で「震度3の地震が来るので注意してください」というアナウンスがあったものの「震度3から大丈夫か」といい、部屋でくつろいでいたのです。しかし、揺れ始めてからテーブルの上のグラスがガタガタいい、壁に飾ってあった小さめの熊手が落ちてきました。これはまずいということで、私は子こどもを抱きかかえ、階段を降りているとき、もう一度大きな揺れが来て、転びそうになりました。幸いけがはなかったのでよかったのですが、今回は震度4ということですぐに外に出ました。

持ち出せたものはスマホと財布のみ

私が持ち出したものは、スマホと財布とカバン、そして着替えだけしたものの、下駄箱から靴を出す余裕がなく、玄関に出しっぱなしになっていたビーチサンダルを履いて出ました。財布だけ持って出られたのはよかったのですが、防災グッズなどは部屋に置きっぱなし。持ち出そうということすら頭にありませんでした。ここでわかったことは、防災グッズを用意しておいてもすぐに持ち出せる場所に置いておかないと、忘れる。またはクローゼットの奥にしまっていたら取りに行く余裕がまったくない、ということ。さらにもうひとついうと、靴はすぐに履けるところに出しておかないと、こちらも履いている余裕がないということ。ちなみに、東日本大震災の際、一番初めに家から出た母親は、あとに続く私と叔父がスムーズに出られるようにと靴を履く余裕すらなく裸足で外に飛び出していました。

今回財布とスマホは持ち出しできたのですが、もし停電になったらいつも使っているクレジットカードや、キャッシュレス決済などは使えなくなります。そのため財布には2万円ほどの現金をいれておくことをおすすめします。そんなわけで、改めて防災について考えてみたいと思います。まずは、家の中で逃げる場所について。昔はよくトイレに逃げるのがいいといわれていましたが、どうなのでしょうか。

家の中で安全な場所、危険な場所はどこ?

トイレは、窓が小さいのでガラスが割れる心配がないこと、家具の転倒がなくつぶされる心配がないので安心です。また、狭いスペースに柱が4本しっかりと入っていることもメリットです。ただし、扉が閉まってしまうと外に脱出できなくなる可能性があります。そのためトイレに逃げ込むときは扉を開けたままにしましょう。ただし、これは1981年6月1日に立てららえた「新耐震基準」を満たしたところだけ。古い家屋だと、万が一、家ごと倒壊したときにお私物されて脱出できなくなる可能性があるのでやめましょう。

同じく安全なのは玄関。こちらもガラスの窓があっても狭いことと構造がしっかりしているので、比較的安全です。ただし、玄関前に大きな下駄箱などを置いているときは倒れてくる可能性があります。しっかりと転倒防止策をしておきましょう。

逆に、危ないのはキッチン。食器棚や冷蔵庫、オーブンレンジなど、大型の家電製品や食器類などの割れ物が散乱する可能性があります。万が一ガスを使っていたら止めて逃げたほうがいいですが、止めに戻るのが危険だと判断したときはムリせず、いったん揺れが収まるまではその場を離れましょう。鍋のお湯などがかかるなど、やけどする可能性があります。

我が家はほとんど家具がないのでそこまで心配はしていませんが、家具が多い部屋は、倒れてくる可能性があります。よく本棚が倒れてきた、壁に備え付けられた棚から物が落ちてきたという話を聞くので、できるだけ家具のない部屋に移動しましょう。

通勤途中に巨大地震が発生したら?

今回、私は家にいましたが、これが通勤途中や会社だったらと思うと、ドキドキします。というのも、やはり東日本大震災の際に、余震で乗っていた電車が20分ほど止まったことがあります。幸いすぐに動き出しましたが、もしかしたら電車を降りて歩くことになるかもしれません。東日本大震災の際には、歩いた人たちもいるでしょう。

そう思うと、通勤の際にはスニーカーがいいのかなと思ってしまいます。とはいえ、毎日スニーカーでいくのもファッションの面からみてどうなのかと。というわけで、新しいスニーカーを買って会社に置いていたことがあります。今は会社に行く機会が少ないので持ち帰っています。

通勤途中の防災について、私が記事を書いている「telling,」でも、記事がありました。

この中で、防災グッズを紹介してくれた整理収納コンサルタントの澁川真希さんは、以下のものをバッグ内に携帯しているそうです。

・携帯電話充電器
・大きいポリ袋
・マスク
・ツールナイフ
・笛
・小型ライト
・生理用ナプキン
・髪留め
・リップクリーム
・ハンドクリーム
・眉ペンシル
・手指消毒ジェル
・ウエットティッシュ
・撥水加工風呂敷

結構重くなってしまうので、最低限どれを入れておくのか悩むところですが、携帯電話充電器とマスク、ライト、笛、ナイフ、プラス軍手があると安心だと思います。軍手は、手でものをどかさなければいけないとき、けがをしないようにするためです。

今回の緊急地震速報は誤報だったのでよかったのですが、なにかあるたびに逃げることを考えて行動しないとだめだと、改めて感じました。

今年は、コロナに始まり、熊本や岐阜の川氾濫など、各地で災害続きです。防災グッズの準備や自宅の買い置き品のチェック、逃げ道が安全かどうかのハザードマップ確認など、いろいろやっておいたほうがいいことはたくさんあります。また今回もこれを機に見直します。







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