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「マスクバブル崩壊」記事で考える文章術。noteへの活かし方は?

女性向けWebメディア「tellig,」で、我が家の備蓄品事情について書きました。前回は、トイレットペーパー騒動について。今回はマスクバブル崩壊について。それぞれYahoo!ライフ、Yahoo!総合ランキング入りしましたが、なにが読者から注目されるポイントだったのか、その視点を取り入れたnoteの書き方について、考えてみたいと思います。


今朝、Yahoo!に投稿した記事はこちら。投稿から3時間でYahoo!ライフランキング7位なので、まあまあという感じでしょうか。

記事のテーマ選び「時事ネタは鉄板」

まずはじめに、記事のテーマ選びとして「時事ネタ」は、みんなの興味関心が高いので、ほかの記事よりも注目度が上がります。反面、ほかの人も書くため、差別化が難しいところでもあります。じゃあ、ほかの記事と差別化するためにはなにをしたらいいか。私の場合は、数字を活用しました。具体的にいうと、

「トイレットペーパー 97.7%が日本製」「トイレットペーパーは1人1週間1ロール×家族分、マスクは1日1枚×3か月×家族分」「100円ショップで3枚」「乾電池は4本1万円」など。

数字で示すと具体的にイメージしやすくなる

この数字というのは、非常に大切です。なぜならより具体的にイメージしたり、考えることができるからです。たとえば、トイレットペーパー買い占め騒動が起こった時、多くの人はどれだけトイレットペーパーがあったら足りるのかを考えず「たりなくなるかも」という焦りから1人ずつが大量に買い占めてしまいました。その結果、一時的にトイレットペーパーが品薄になりました。

もし1人あたり1週間で1ロール程度が必要になるとわかっていたら、必要以上に買い占めることはなかったと思います。そんなわけで、こちらのトイレットペーパー騒動を書いたのですが、こちらはYahoo!ライフランキング2位、総合30位くらいまで行ったので、それなりに注目度は高かったのではないかと思います。どちらも内容的には同じで、マスクに注目したのか、トイレットペーパーに注目したかくらいの違いしかないのですが、時事ネタなのでどちらもヒットしました。

オリジナルエピソードがあるから読みたくなる

数字のほかに注目したいのが具体的なエピソード。記事を書く時にはニュースを伝えるときのように事実を伝えていく客観的な書き方と、自分自身が体験したこと、思ったことを書く主観的な書き方です。私は、ライターということもあり、「自分の意見は出すな」「原稿に色をつけるな(書き手の個性を出すな)」と言われてきたので、これまではずっと客観的な書き方で記事を作成してきました。客観的な書き方をすると、事実や数字が多くなるため信頼性は増しますが、個人的な意見や感情を入れないため、自分事としてとらえにくいということがあります。

そこで、今回は具体的なエピソードを書くために、自分が実際にやっている備蓄について書きました。「備蓄品はこれだけ必要」「○○を用意しましょう」という話はだれでも書けるため、いろんなところで記事の内容がかぶります。そうなると、読者は「あぁ、またこの話か」と飽きてしまいます。しかし、自分が実際に体験した話であればほかと被ることがないうえに、書き手独自の考え方も伝わります。そこがおもしろいと感じてもらえるのであれば、記事は読まれます。逆に、共感できない記事は、いろいろ辛辣なコメントを書かれることになりますが。

「固有名詞をたくさんいれるだけで読まれやすくなる」のはなぜ?

もう1点、今回の記事を書く際に意識したのが、「アイテム数を多く入れる」こと。具体的には「電池や水などをストックするようになりました。今後は生理用品や、災害時にお皿を汚さないために張るラップ類、お米なども2か月分は買っておこうと思います」というように、災害の際になにが必要になるのかということ。これについては、実はほかの人が書いた「10万円の特別給付金をどう使うか」というマネーコラムで、かなりの数のアイテムを入れていて、その記事がヒットしていたから、今回入れてみました。

なぜこのアイテムをたくさんいれたかというと、そこをフックに「そういえば、こんなものもあるよね。私の場合は」と言いたくなるからです。実際、今回のYahoo!のコメントでも、コメント欄にて、災害備蓄品についてたくさんの人が「こんなものを用意した」「これが必要だと思う」ということを書いてくれました。コメントを書いてくださったみなさま、ありがとうございます!

「個人的なエピソード」だけでは自分以外の人に理解されにくい

今回は、備蓄品の記事をもとに、「たくさんの人に読まれる文章術」について考えてみました。noteでは、「個人的なエピソード」を書く人が多く、感情に訴えるエモーショナルな話が読まれやすい傾向にあると思います。反面、感情や個人的なエピソードに振りすぎると、客観的な視点やデーターが乏しかったり、読み手からの共感が得にくい(自分以外の人に理解されにくい)ということがあるのではないかと思います。

「せっかく書いたnoteなのに、誰にも読まれない」という人は、客観的な視点やデーターを意識して書いているといいかもしれません。

ちなみに、マスクは昨年1箱50枚入りで500円程度でした。なので、1枚10円になったら追加購入しようと思います。でも、その前に知り合いからマスク2箱もらったので、買わなくても済むかも?

Yahoo!の記事は途中でリンクが切れるかもしれないので、telling,のサイトのリンクを貼っておきます。



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