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専業主婦から離婚、50代、学歴なし。困難を極める就活だけど

2022年9月13日。
週3日程のパートしかしてこなかった私。離婚後1年間正社員(マネージャーになり年収700万円)→退職から無職9か月→就職→パワハラにより2か月で退職→無職4か月目の今。
学歴なし、手に職もなし、離婚時は所持金0円、正社員期間が1年だったので失業手当も3ヶ月だけだった、わがまま勝手な大学生の息子2人、50代、特技なし、来月の家賃払ったら貯金は底をつく・・・・・・
・・・・・・・詰んだ。
でも、心から「詰んだ」とは思っていないところが自分でも怖い。



就活期間をトータル13か月として、応募した企業はおおよそ700社くらい。もっとか?
応募から1時間後に「お祈りメール」が来るとか、エージェントと直接話をした後は放置されるとか、ご紹介できる案件がございませんとか、日常茶飯事だけどちょっと落ち込む。そして時々すごく落ち込む。

やる気満々で鼻息荒く、「募集業務、全て経験済みだからイケる!」「自分の哲学と企業理念がこれほどまでにマッチするとは!」「人柄重視、できるだけ多くの人とお会いしますって、これはとうとう来たんじゃないか?!」(すぐに来たのはお祈りメール。なに?私の証明写真に悪い人柄が滲み出てたわけ?多くの人と会うって、私は人間と認識されなかったわけ?)多くの現実を見ることで鼻息も絶え絶えになってくる。



ズドーンと落ち込み、なんの気力もなく半眼で3日程過ごすことも多々あり。現実を直視できずに薄目暮らしである。
コメント欄も詳細に網羅しながらyahoo!ニュースを日に30回くらい見たり、早朝に目が覚めたのに気が付けば部屋は真っ暗で星が見えるとか、体調が悪いと思ったら24時間中麦茶2杯しか口にしてないとか。
そんな中、外を歩けば若者から老人まで働いている姿を目の当たりにする。「うううう私の需要はどこにもないんかい!!!社会に必要とされてないんだわ・・。男からもだったし!!」
とイジイジするけれども、けれどもである。

しかし、こんないわくつき物件の私でも、内定を辞退したこともあり、面接にだってこぎつけているではないか、と思うのだ。
これは自画自賛ではなく、多くの人に勇気を与える事実だと受け止めてほしい。

落ち込んだ時にはモチベーションがダウンし、行動力が低下する。どうせ私なんてという思考から、どこかに受かりたい一心で手あたり次第応募したこともあるが、企業もミスマッチを感じるのかお断りが連続する。
仮にそんな中で面接に進んでも「ここで働くの?嫌だな」と、結局自身が納得できずに決裂するのだ。
因みに面接に進んだ企業は50社くらい。

どうにかなるさと思ったり、今はまだ試練の時だと考えたり、コツコツやるしかないと真摯な気持ちになったり、ボッキリ心が折れて3週間何もしなかったり、血眼になってバンバン応募したり、ハハーンこの面接官見る目ないねぇと思ったり、もう無理!限界!と生きることを諦めたくなったりしながら、まだ就活は続いている。

この就活で多様な人と話をし、多くの経験をした。自分と真正面から向き合って、己の人生観や価値観を明らかにした。それから多くの人や出来事に感謝した。
まだ何者にもなれない自分に苦痛を感じるけれど、C’est la vie それが人生。
それでも人生は続いて行くんだなあ。

今夜の1人ご飯は、なすのトマト煮込み、キャロットラペ、
ジャーマンポテト、ガーリックトースト。
ジャン=リュック•ゴダールが亡くなったそうだ。
今宵は「ふたりのヌーベルバーグ」でも観ようかな。


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