Recipe|8月のフィンランドレシピ 〈鶏肉と夏野菜の串焼き〉
フィンランド出身のフードコーディネーター・ヨハンナさんに聞く、季節のフィンランドレシピ。今月は、手軽で楽しい!色鮮やかな串焼きをご紹介します。味付けにオリーブオイルとバルサミコ酢を使うことで、少し洋風な仕上がりに。栄養豊富で夏の終わりにぴったりです。
●Kanavartaat(鶏肉と夏野菜の串焼き)
『日本で愛されている焼き鳥ですが、フィンランドにも鶏肉を串に刺してグリルで焼くことがあります。ただ、肉だけではなく、野菜と合わせて彩りの良い串にして、お肉も野菜も同時に楽しめるようにすることが多いです。また、マリネ液を変えて様々な味にアレンジします。今回はお肉を柔らかくして旨味も増す、バルサミコ酢を利用したマリネ液をご紹介します。合わせる野菜は今が旬の夏野菜でフィンランドでも最近栽培されるようになった、ズッキーニとパプリカ、そして定番の紫玉ねぎにしました。(ヨハンナさん)』
【材料】(2人分)
鶏もも肉 300g(正味)
ズッキーニ ½本
赤パプリカ ½個
紫玉ねぎ ¼個
〈マリネ液〉
オリーブオイル 大さじ2
バルサミコ酢 小さじ2
薄口醤油 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
黒こしょう 少々
【作り方】
1:4本の竹串を事前に水に浸して置く。鶏もも肉は皮と余分な脂を取り除き、一口サイズに切る。マリネ液のすべての材料をボウルに入れ、乳化するまでにしっかりと混ぜる。鶏肉をマリネ液に入れて30分以上冷蔵庫で寝かせる。
2:ズッキーニを1cmの輪切りにする。パプリカは種を取り除き、一口サイズの乱切りにする。紫玉ねぎは皮をむき、層がバラバラにならないように根っこを薄く切り落とし1cmのくし切りにする。
3:竹串に鶏肉と野菜を交互に刺し、彩りよく仕上げ、残りのマリネ液で野菜も塗っておく。
4:220℃のオーブンで8分焼き、ひっくり返してさらに7分焼き、肉に火が通っているかを確認してオーブンから取り出し、グリーンサラダやご飯、じゃがいも等と一緒に提供する。
好きな具材を揃えたり、串に刺す順番を考えたり。お子様と一緒に作って、夏の思い出のひとつにするのも良いですね。おうちバーベキューにもぴったりなこちらのレシピ、ぜひ試してみてくださいね!
【レシピ考案者】
ヨハンナ・ノウシアイネン
フィンランド出身。2014年からは料理関連のサービスに携わり、2017年にフードコーディネーターの資格を取得。現在は幅広く北欧料理を広める活動を行っている。メディアやカフェ向けの北欧料理メニューの監修・プロデュースからスタイリングやトークイベントを実施。フィンランド料理教室の講師としても活躍中 。
Instagram: @hokuofood.meirami