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HariFest
2024年3月4日 00:44
祭り屋台には木彫り彫刻は欠かせない意匠です。彫刻といえば、なぜか手塚治虫の火の鳥「鳳凰編」を思い出します。カルマを抱えた我王。どの編にも出てくる猿田ですね。祭り屋台には鳳凰の錺金具は多いですが、木彫りの鳳凰はというと、そんなに多くないような。すぐに思いつくのは、宇佐崎屋台の露盤です。水引幕などの刺繍ではあると思います。鳳凰は、どうしても仏教のイメージが強くなるためか、やはり少ないのでしょ
2020年10月5日 23:33
播州の秋祭りで練り出される屋台は、「動く芸術品」と言えるほどに、各部の装飾や彫刻には日本の伝統工芸の技がふんだんに盛り込まれています。例えば、屋台の屋根の頭頂部の擬宝珠(ぎぼし)のすぐ下の露盤(ろばん)彫刻や、屋根下の東西南北4面ある狭間(さま)彫刻などです。狭間には、江戸後期から現在まで受け継がれる名だたる彫刻師たちによって様々なモチーフが採用されています。例えば、日本書紀・古事記から源平合