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詩集

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心のまゝに紡いだ言葉の断片 言の葉を磨き上げ羅列をして並べています。 詩のようなものをまとめています。
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2023年5月の記事一覧

詩「きみの居ない部屋」

詩「きみの居ない部屋」

〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜°〜

深夜に目覚める
冷蔵庫の明かりが漏れている
喉の渇きを潤そうと開けてみる

そこに置かれていたのは
きみと過ごした沢山の
想い出たちの走馬灯

ふとした瞬間
我に返って空っぽの冷蔵庫に気付くそんなうたた寝の幻をみたんだ

きみが居なくなって
目にするもの何もかも
色褪せていくだけの日々

その優しさを懐かしむ
もう姿をみることはなく
もう手にも触れ

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