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LACでの「縁」が進路・就職のきっかけに|大学生にインタビュー

場所やライフライン、仕事など、あらゆる制約に縛られることなく、好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方「LivingAnywhere(リビングエニウェア)」。
 
山梨県にある​​​​​​LivingAnywhere Commons八ヶ岳北杜(LAC八ヶ岳)では、拠点の顔となる”コミュニティマネージャー”(以下コミュマネ)の仕事を期間限定で学生が挑戦するという取り組みをしていました。
 
今回は、LAC八ヶ岳でのコミュマネ経験により、出会いときっかけが広がり就職先が決まった大学生の佐藤来弥さんにインタビューしました。
(以下から”くるみさん”と記載します)

佐藤来弥<さとうくるみ>さん
休学を挟み、来年の4月に就職予定の大学4年生。
大学では、主に地方創生について学ぶ。昔から旅行が好きということもあり、興味本位で地方創生の分野を選択。学業以外では、よさこいやスキューバダイビングサークルをしたり、たくさん旅行をしたりして過ごしているそう。

1)大学時代に感じた就活への違和感

ー地方創生に関心があったのですね!
くるみさんはLACがきっかけで就職先との出会いがあったとのことでしたが、その前にも就職活動はされていたのですか?
    
はい、していました。今振り返ってみても、就活をしていた時期は本当に辛かったです。(笑)

大学2年の秋から就活団体に入り就活に励んでいましたが、ES,自己PR,面接など就活に追われる日々でかなり心身が疲弊していました。友だちと遊んでも遊んだ気がしない、ご飯も美味しくない、少しでも気が緩むと涙が出てくるとかそういう状態でした。(笑)一番自分らしさを押し殺して過ごしていた時期だったなと感じます。

就活の途中から感じていた、”何か違う”といいう違和感は、日に日に大きくなっていきました。このまま内定を承諾し、就職したら今と変わらないまま生きていくことになる気がしてとても怖くなったのを覚えています。

2)自分らしく生きるー休学を決意ー

ー就活へ対する違和感はだんだん大きくなっていったのですね。くるみさんは休学をされたようですが、休学中は何かやりたいことがあったのでしょうか?

色々やりたいことはあったのですが、学生のうちに、色んな経験を積み、色んな人と会って、人脈を増やしたい、視野を広げたいという思いが強くありました。

その中で、社会に出て自分らしく働くとは何か、地方創生を仕事にするにはなどのもやもやを少しでも明確に出来たらいいなとも思っていました。

ー休学中は実際にどんなことをさされていたのでしょうか?

休学期間は、主に長期インターン、海外移住をして過ごしていました。
最初は、地方創生×新規事業の長期インターンに北海道に2か月間住み込みで参加しました。このインターンを通して、社員の方、同じ年代の学生に刺激を受け、かなり濃い時間を過ごせたと思います。

また、地方創生を仕事にする楽しさ難しさを学び、経験することの大切さを改めて学べたインターンでした。

その後、海外に拠点を移し、色々な国の方とシェアハウスをしました。私の中の普通が普通ではなくなり、文化、言語、世代などのさまざまな違いと共に生きることは、正直、かなり辛かったです。

ですが、自分自身をさらに知れた期間でもありました。また、客観的な意見ばかりを重視するのではなく、主観的な意見を大事にすることを色々な人との出会いを通して、学べた期間でもありました。

3)LACとの出会い

LAC八ヶ岳のアイドル、ヤギのニーナちゃんの散歩をするくるみさん

ーなるほど。もともと関心があった地方創生について深く学んだり、留学を通して様々な出会いがあったのですね。休学中にLACでコミュマネとして働くことになっていますが、LACはどういったきっかけで知ったのですか?

LACを知ったきっかけは、当時株式会社LIFULLの内定者だった友人の紹介です。たまたま無料で泊まれると聞いて、なぜか絶対行った方がいいという勘が働きました。

その後、何か新しいことを始めたいと思っていた中で、matcherという社会人と話せるアプリで偶然LAC関係者の方と出会い、インターンに参加することになりました。
 
ー偶然が重なり、コミュマネとしてのインターンに参加することになったのですね!なんだか運命を感じちゃいます。
 
そうですね、LACのインターンでは、地方創生を仕事にしている人、社会人の方とコミュニケーションをとる機会が多くあることに関心を持ちました。

また、今までと違ったインターンであったため、自分はどこまでなにができるか、新しい自分を見つけられそうと思い、参加を決意しました。

4)LACインターンはより自分と向き合うきっかけに

ーインターン中は実際にどんなことをしていたのでしょうか?

インターンでは、宿泊施設の業務など幅広く自由に仕事をしていました。最初は、自由すぎて迷走していましたが、だんだんと自分でやりたいことを決断、行動に移せるようになりました。

沢山の業務の中でも、コミュニケーションをとることに時間を多く使っていました。

LACに滞在している方はもちろん、地元の方とも交流をしたく、八ヶ岳のアイドルヤギのニーナちゃんを散歩したこともありました(笑)

有難いことに、今でもご飯に行ったり、八ヶ岳に行った時にはおかえりと温かく迎えてくださる家族にも出会うことができました。地元の方とコラボしたモーニングを、LACに滞在した方に出したこともいい経験でした。

特にLAC八ヶ岳は普段出会えないような、いろんな分野に尖った人が多く集まっていたため、どんな授業よりも勉強になり、毎日が新鮮で刺激的でした。

滞在者の方々とコミュニケーションをとるくるみさん

ー色々な人が集まる八ヶ岳拠点だからこそ、コミュニケーションをとる良い機会がたくさんあったのですね!さまざまな人と出会う中で変化したことなどはありますか?
 
色々な人とコミュニケーションをとる中で、相手の価値観や経験談を聞き、視野がひろがり、やりたいことがどんどん見つかっていった気がします。時には、外が明るくなるまで年代関係なく本気で語り合ったりもしました。

そのような日々を通して、苦手意識のあった言語化も徐々に克服していった気がします。

毎日、明日はどんな人と出会えるんだろうとワクワクしながら過ごしていました。

5)LACでのご縁で見つかったこれからの道

くるみさんと八ヶ岳拠点コミュニティマネージャーのジョニーさん

ーLACで出会う人とのコミュニケーションを大切にしている結果、今の就職先の方々とも出会ったのですね。

はい、LAC八ヶ岳で働いている中で、縁あって今の就職先の社長に出会いました。

最初はいつもと同じように何気なくお話をしたのですが、将来の夢であったり、目標、これからこういう世界になっていったらなというお話をしているうちに、だんだんと意気投合してワクワクが止まらなくなったのを覚えています。

そして、私の一つの目標でもある、”自分らしく生きる世界を広げていきたい”が実現できると直感で感じたからです。

ーお話ししていく中で意気投合したのですね。以前くるみさんがしていた就活とは、大きく形が異なっていたかと思いますが、くるみさんにとって理想の就活の在り方はありますか?

今は多様化しすぎて、就職しない選択肢もあるし、何が正解不正解とかないと思います。

ですが、私の理想の就活は、自分のやりたい事を言葉にして、とにかく行動、挑戦した先に、共に頑張る仲間のいる場所が見つかることです。

その場所が大企業であれベンチャーであれ、小さな団体であれ、その人が自分らしくいられる場所が就職先になればいいなと思います。また、学生、社会人関係なく、日中は働き、夜はおいしいご飯を食べて、お酒を飲みながら生身の人間で語り合う。

こんな貴重で素敵な空間も就活の一部になったらいいなと思います。

ー素敵ですね。
属性や肩書関係なく、素の状態で互いのやりたいことをすり合わせられる就活になったらいいですね。今回のインタビューを通して、改めて私も自分らしくいられる時間を大切に過ごしたいと感じました。お話聞かせてくれてありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

私はこれから、やりたいことがたくさんあります。こんなにもやりたいことがあるのも、私の無茶な決断を許してくれた両親、私の周りにいて下さるたくさんの素敵な方々のお陰です。

今までは学生として行動していましたが、これからは、同じ仲間として働き、いろいろな事ができるのを嬉しく思います。もちろん不安もたくさんありますが、今はとてもワクワクしています。

ー私もくるみさんのこれからのお話をまた聞けることが楽しみです。最後に、記事を読んでいる方へ一言お願いします☺️!

今回の私の決断が、どこかのだれかに伝わって自分らしく生きるきっかけに少しでもなれたらいいなと思います。

また、今関わって下さっている方々やこれから関わる方々、少しでも多くの方にパワーを届けることができる人間になれるよう、何歳になっても挑戦、行動することを恐れずに、毎日過ごしていこうと思います。

いつか、あなたとどこかで出会えますように。

<取材ライター:野崎莉紗子>




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