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経済を面白く学べるおすすめ入門本4冊

結局のところ、お金の知識は知っているだけで差が付きます。経済の仕組みを知っておくと差は大きくなり、未来の資産は桁違いに。

なぜなら原理原則を学ぼうとする人が少ないからです。根本的な原理を知ることは将来の役に立つし、なにより知的好奇心を刺激します。

つまり、知れば知るほどに面白くなっていくんです。

そこで今回は、経済を面白く学べる本4冊をご紹介します。

📚初学者が手に取りやすい入門本
📚入口でありながら本質を学べる

さっそくまいりましょう!

①行動経済学まんが ヘンテコノミクス|佐藤雅彦,菅俊一, 高橋秀明

まずは日常生活に目を向けてみよう。

私たちは一見、不合理とも取れる経済行動をなぜかしてしまう。「人間とはかくもヘンテコな生きものなり」。

その行動原理を漫画形式でわかりやすく描く一冊。

行動経済学って企業のノウハウのように描かれがちだけど、本書は生活者の味方。読むと 人間の原理が見えてきます。

②東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!|ムギタロー

いざ経済を学ぼうと思っても専門用語や数学にハードルを感じませんか。本書は100人の島にスケールダウンさせ、全体像から経済の仕組みを解説します。

もともとはYoutubeの一つの動画が元となっています。

本のパッケージになってから図解がパワーアップ!ビジュアル豊富で中高生でも楽しめます。

また、ベースにMMT理論を下敷きにした租税貨幣論や信用貨幣論のわかりやすい解説書としても読めます。監修は井上智洋さん。

ちなみに本書はAudible対象です。

③父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。|ヤニス・バルファキス

元財務大臣の父が娘へ世界経済の本質をホンネで語る一冊。父→娘の伝授本の先駆けですかね。

印象的だったのは「現代では何でも交換価値に置き換え可能となり、交換価値>経験価値という扱いになった」という話。

ではなぜそうなったのか、これからどうなるのか?

身近なものや文学や映画のたとえも豊富で面白く読めると思います。

④現代経済学の直観的方法|長沼伸一郎

本書は経済学の枠組みを使い「いま起きている資本主義の現象と構造を分析し、未来を見通す」一冊。

「人々の欲望が短期化し、それに応えた一握りの企業が繁栄している」という指摘から日本が資本主義を手放せない理由まで、読みどころが満載です。

目次だけでもワクワク感を覚えます。

 第1章 資本主義はなぜ止まれないのか
 第2章 農業経済はなぜ敗退するのか
 第3章 インフレとデフレのメカニズム
 第4章 貿易はなぜ拡大するのか
 第5章 ケインズ経済学とは何だったのか
 第6章 貨幣はなぜ増殖するのか
 第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか
 第8章 仮想通貨とブロックチェーン
 第9章 資本主義の将来はどこへ向かうのか

ちなみに著者の長沼さんは言いたい内容をラストの第9章に思いっきりぶつけてきています。受け止めてみましょう。

入門書の体裁で総じてわかりやすい。しかも本質をつく、そんな紛れもない名著です。

まとめ:本を読んで経済を楽しく学ぼう!

今回は、以下の4冊を紹介しました。

①行動経済学まんが ヘンテコノミクス|佐藤雅彦,菅俊一, 高橋秀明
②東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!|ムギタロー
③父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。|ヤニス・バルファキス
④現代経済学の直観的方法|長沼伸一郎

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それではよい一日を!

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