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#4 この未来は、予測できていた?【マッキンゼーが予測する未来】

1年前、あなたは新型コロナウイルスでこのような社会情勢になるのを予測できていましたか?

プロの予測家でさえ、重要な要素を見逃し、予測を外してしまうことが普通に起こっている  ー本書イントロダクションより

とあるように、時代の移り変わりが早い今は特に、未来を予測するのが難しくなっています。

では、そのような中で、私たちはどのように行動していくべきなのでしょうか。この本は、そんな時代の移り変わりをデータで分析し、未来を予測して、それ向けてどう行動していくかを書いた本です。

1.基本情報

著者:リチャード・ドップス、ジェームズ・マニーカ、ジョナサン・ウーツェル 吉良直人訳

著書:マッキンゼーが予測する未来 近未来のビジネスは4つの力に支配されている

発行:2017年1月

ページ数:411ページ


2. 要約

・現在の新興国経済の成長は、途中で低下することもあるだろうが、少なくとも2025年までは続く

・新興国で成功を収めるには、これまでの直感力は通用しない。経営陣はまず、自分の持つ直感力をリセットしなければならない

・いつ、どんな問題が起こるかわからない。問題が起きたら、素早く身軽に行動できるかが鍵となる

・大恐慌が起きた1930年に、経済学者のジョン・メイナード・ケインズは100年後を予測した。その間、世界大戦などの破壊が起きたが、楽観予想が2017年現在の現実となっている

過去のトレンドが破壊される時代であっても、楽観主義の方が時代を制する、と著者は確認している


3. まとめ

かのマッキンゼーにかかっても、このような未来が来るとは予測できていなかったはずです。実際に、2020年も、海外渡航者は増加するだろうと本では予測されていました。

外出自粛、テレワークの増加、会社存続の危機など、不安を煽る事ばかりが起きています。

不安だなと嘆くのではなく、この変化を受け入れて、どのように行動していくか、というのが、今の私たちにできることではないかと思います。

この本には、どのように行動してくかは明確に示されているわけではありません(あくまで予測の本なので)。ただ、問題に対して迅速に行動に移していけば、きっと未来は切り開かれる。皆さんは、どう行動していきますか?


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