(一社)こころの研究所レタス

若手臨床心理士による「ちょっと前向きに」なれることを目標とした取り組みを行っています。…

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若手臨床心理士による「ちょっと前向きに」なれることを目標とした取り組みを行っています。 Twitter→@labo_lettuce

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臨床心理士がなぜ「ちょっと違う」読書会をするのか

こんにちは。レタススタッフの三宅です。 昨年から続けているニュータイプの相談援助職のための読書会について、もっと多くの相談業務をしている人たちに知ってもらい、体験してみてほしいと思っています。レタスがなぜこの読書会をしているのか、今回は書いてみようと思います。 私たちが生きるこれからの時代これからはVUCAの時代だと言われています。VUCAとは何か?それは、Volatile(不安定)、Uncertain(不確実)、Complex(複雑)、Ambiguous(曖昧)のこと。

    • なぜ人は「叱る」のか?

      こんにちは!レタススタッフの三宅です。 12月12日、「子育てに役立つ心理学~臨床心理士と一緒に学ぼう~」というワークショップを開催しました。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! このワークショップは、(株)AsMamaが提供する「子育てシェア」というアプリを通じて開催しました。 「子育てシェア」とは、知り合い同士でモノのシェア、予定のシェア、送迎・託児のシェアをすることができます。(登録料・利用料は無料で保険適用されています) 近くに頼れる人がいない場合でも

      • 哲学カフェにはどんな意義があるのか?

        レタスでは毎月1回、金曜夜、Rethink cafeという名の「ゆるい」哲学カフェを開催しています。 2022年2月から始めて、11月で21回目!楽しく続けています。リピーターさんも少しずつ増えていて有難い限りです。 ◆過去開催したテーマの例◆ ・この世以外のことを考える ・なぜ自分を傷つけるのか? ・なぜ『一汁一菜』に多くの人が感動したのか? ・AIが進化する中で、人間は何をするようになるのか? ・令和版 理想の読書感想文とは? ・ネガティブ思考がもたらす良いこととは?

        • 変わらない社会に向き合うためのゆるキャラ(緩衝材)的な存在とは?

          こんにちは!レタススタッフの三宅です。 8/27、「Relearnする読書会」を開催しました。 ご参加いただき、ありがとうございました! 今回読んだ本は、成田悠輔 著『22世紀の民主主義』 民主主義、政治や選挙制度について再確認するうえで、とてもわかりやすくまとまっている本です。 「選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」という副題をはじめ、「革命か、ラテか?」など、印象的なフレーズがたくさんあります。 それにちなんで、「最近興したちょっとした革命は何ですか?」とい

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        臨床心理士がなぜ「ちょっと違う」読書会をするのか

          沈黙は金なのか?

          こんにちは!レタススタッフの三宅です。 7/23、「Relearnする読書会」を開催しました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 今回読んだ本は、古田徹也 著『はじめてのウィトゲンシュタイン』 この本には、ウィトゲンシュタインがどのように生きてきたのか、背景も書かれてあり、なぜこのような考えに至ったのか想像しやすくなっています。ただ、哲学書は難解で、解釈は合っているのだろうかと思ってしまいますが、間違った読書をしていてもみんなと確認しながら読み直せるのが読

          分かった気になるという加害者性は世の中に溢れている

          こんにちは!レタススタッフの三宅です。 昨年まで専門職を対象にしていた「ニュータイプの相談援助職のための読書会」をアップデートして、「Relearnする読書会」と名前を変えてリスタートしています。 ご参加いただいた方、ありがとうございました! 今回読んだ本は、信田さよ子 著『家族と国家は共謀する』 『サバイバルからレジスタンスへ』という副題に因んで、「最近抵抗したことは何ですか?」という質問を交えてチェックインをした後、感想を共有しました。 感想だけでも学びの多い時間で

          分かった気になるという加害者性は世の中に溢れている

          夜、誰も見ていないところで、あなたは信号を守りますか?

          こんにちは!レタススタッフの三宅です。 昨年まで専門職を対象にしていた「ニュータイプの相談援助職のための読書会」をアップデートして、「Relearnする読書会」と名前を変えてリスタートしています。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 今回読んだ本は、千葉雅也 著『現代思想入門』 「現代思想」と聞くと、抽象的でちょっと難しくて手が出せない…そんなイメージがあるかもしれませんが、かなりわかりやすく書かれた「入門書」なのがこの本。 「現代思想」と聞いてイメージする

          夜、誰も見ていないところで、あなたは信号を守りますか?

          なぜクリスマスプレゼントを贈り合うのか?

          こんにちは!レタススタッフの三宅です。 今年最後に、そしてクリスマスの日に、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました。 ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました! 今回読んだ本は、森博嗣 著『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』 抽象的に考えること、熟考したつもりでも、具体的な物事に囚われている現状を再認識できる本だと思います。 タイトルにちなんで、「最近どんな問題を考えましたか?」という話題も含めてチェックインをした後、本の感想や印象

          なぜクリスマスプレゼントを贈り合うのか?

          「家族」という視点から他者との関わりを学ぶ

          こんにちは!久しぶりの投稿はレタスの活動レポートではなく、イベントに参加して感じたことをまとめようと思います。 『家族は他人、じゃあどうする?』の著者 竹端寛さんと、平尾剛さんの対談イベントに参加しました。 途中まで本を読んだ状態で対談を聞き、イベント後に最後まで読み終えた感想は… ①子育てがまだの人も、子育て中の人も振り返るヒントが沢山ある ②支援者にとっても学びになること、改めて気付かされること、振り返るヒントが沢山ある ③チームマネジメントのヒントが見つかりそう

          「家族」という視点から他者との関わりを学ぶ

          当たり前に使っている言葉について考え直す

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 4月24日、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました! 今回読んだ本は、森博嗣 著『議論の余地しかない』です。 『すべてがFになる』という作品が有名で、これまでの著書の中からセレクトされた言葉、フレーズが写真とともに書かれているフォトエッセイです。 タイトルに因んで、最近議論したことは何か?というアイスブレイクに始まり、本を読んだ感想を最初に話しました。 今回は、みんなの印象に残った言葉をもとに以下のテーマについて対話

          当たり前に使っている言葉について考え直す

          片づけとカウンセリングの親和性

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 3月27日、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました! 今回読んだ本は、近藤麻理恵、スコット・ソネンシェイン 著『Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる』です。 昨年、片付けが苦手な人のためのワークショップを開催した際、片付けにどう取り組んだら良いのか、片付けとメンタルヘルスとの関連について、こんまりメソッドからヒントを得ました。 「ときめき」というキーワードで働き方について考えてみるのは面白そうだな

          片づけとカウンセリングの親和性

          「異文化」を知り、自分の振る舞いを考える

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 2月20日、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました! 今回読んだ本は、松村圭一郎・中川理・石井美保(編)『文化人類学の思考法』です。 私は最近、ペアドクという本の読み方を楽しんでいて、そこで読んだ本でした。「ケア」に関する話もあり、専門職の人たちとも読みたいと思って選びました。 今回は文化人類学ということで、どんな文化に興味があるか話してもらい、本を読んだ感想など話しま

          「異文化」を知り、自分の振る舞いを考える

          明日から始める「私の」働き方改革

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 2022年最初の読書会を開催しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました! 今回読んだ本は、坂本崇博 著『意識が高くない僕たちのためのゼロから始める働き方改革』です。 PLANETSが運営する遅いインターネットの記事や動画をきっかけにこの本を知ったのですが、「意識が高くない」というのがいいですよね。自分でもできるかもしれない、と親近感が湧くような、ハードルが下がる感じがします。 最初に、それぞれが所属する組織で取り組ま

          明日から始める「私の」働き方改革

          妄想の価値とは何か?

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 今年最後のニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました! 今回読んだ本は、暦本純一 著『妄想する頭 思考する手』 安宅和人さんの「イシューからはじめよ」の続編とも言われるこの本。 皆さんの印象に残ったことはどんなところだろう?とわくわくしながら聞いていました。 ・4章の「試行錯誤とは神との対話」がヒットした ・同業で集まって話していてもなかなか幅が広がらない。3章の話は、他職種との関わりにも通じるところがあると思った ・「

          ニュータイプの相談援助職のための読書会開催!~人類を前に進めたい~

          こんにちは。レタススタッフの三宅です。 11月28日(日)、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました。 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました! 今回読んだ本は、猪子寿之・宇野常寛 著『人類を前に進めたい』 PLANETSが配信している「遅いインターネット」の記事や動画で、チームラボのことを知りました。作品の一場面ではあるものの、見て凄い!と思ったのと、「人類を前に進めたい」って言えるのがかっこいいなと思ったのを機に、レタススタッフも読み始めました。

          ニュータイプの相談援助職のための読書会開催!~人類を前に進めたい~

          AsMamaにて片付けワークショップを開催しました!~秋冬物編~

          こんにちは、レタススタッフの三宅です。 10/9(土)、片付けが苦手な人のためのワークショップを開催しました。 ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました! このワークショップは、㈱AsMamaが提供する「子育てシェア」というアプリを使ってオンラインで開催しました。レタスは、地域コラボ団体として認定していただいています! 今回参加された方の中には、シェア・コンシェルジュとして「子育てシェア」でイベントや交流会を何度も開催されている方もいらっしゃいました。片付けのワ

          AsMamaにて片付けワークショップを開催しました!~秋冬物編~