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なぜクリスマスプレゼントを贈り合うのか?

こんにちは!レタススタッフの三宅です。
今年最後に、そしてクリスマスの日に、ニュータイプの相談援助職のための読書会を開催しました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

今回読んだ本は、森博嗣 著『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

抽象的に考えること、熟考したつもりでも、具体的な物事に囚われている現状を再認識できる本だと思います。
タイトルにちなんで、「最近どんな問題を考えましたか?」という話題も含めてチェックインをした後、本の感想や印象に残ったことを話しました。

◆最近みなさんが考えた問題
・政治システムが日本人に合わないのではないか?
・人の役に立つってどういうこと?
・観ていた番組のどこに惹かれたんだろう?
・クリスマスプレゼントを贈り合うのはなんで?
感想
・抽象的に考える機会が少なくなっている。攻略本を買いたがる傾向もあると思った。
・タイトルのイメージと本の中身の意外性
・具体的な言葉はマニュアルに書かれているが、ディテールは次第に失われる
・自分のことを分析すると、より深く知れるのだろうか?
・どちらかに決め難い問題について考える時には、怒りなどの感情が付きまとうと思った
・何となく良さそう、ふわっとした理由で選んでいそう
・マニュアルとは違う、考えやすい土壌をつくるには?
・願いを意見にしない。空気を読む日本ならではな感じがした。
・発想を邪魔するもの(外界からの押し付け)は正解を探そうとすること、自分で考えようとしないことだと思った。

後半は、対話の時間です。

今回は以下の問いを中心に話しました。

Q.なぜクリスマスプレゼントを贈り合うのか?
Q.考える「庭」を作る習慣のためにできることとは何だろうか?

全く趣向の違う問いのようで、実は関連していました。
読書会をした日はクリスマス当日で、当たり前のように”クリスマスだから”と楽しんだりプレゼント交換したり、お祝いをします。
でも、本来のクリスマスの意味や由来を考えたことはあるでしょうか?
なぜ、プレゼントを交換するのでしょうか?

・クリスマスという企業が考えたマーケティングに上手く乗っかっている
・クリスマスを理由に、人と関わりたい、自分のことや些細なことを知ってほしい。良い意味での”言い訳”にしている。
・クリスマスを企画する側になると、これまでのわくわく感が減る
・誰かに喜んでほしいと思ってプレゼントを選んでいる
・これからも大事にしたい、仲良くしたい相手から日々学んでいる。同じものは返せないけど、相手にも自分の知っているコト・モノを渡して相手にも考える機会をプレゼントする感じ。
・クリスマスを誰かと一緒に祝う、楽しんでいる多くの人たちと、自分が同じように過ごしていることが良いと思っている結果ではないか

こうやって、身近なことについて素朴に疑問に思ったことを共有する場(今回の読書会もそう)に足を踏み入れ続けることが、考える「庭」を作る習慣に繋がることも、対話のなかで気付くことができました。

次回のお知らせ

これまでは専門職向けの読書会として開催していました。
来年からはコンセプトは変わらず、でも間口を広げて開催していこうと思っています。
コンセプトや本そのものに興味を持ってくださった方は、ぜひご参加ください!お待ちしております。

【読書会のコンセプト】

learning → unlearning → relearning という循環を目指す読書会


Relearnする読書会

日時 :2023年1月22日(日)10:00~12:00 @オンライン
本  :マシュー・サイド 『失敗の科学
➤詳細・お申し込みはこちら

2023年のスケジュール

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