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「私妊娠しました」報告の順番違うよ

後輩がいつも呼んでいた「おれの嫁さん」が電話に出た。「私、妊娠しました」「それはおめでとう。あいつ、さっき何も言わなかったぞ」「だって、誰にも教えていないんです」。

30年以上も前の話である。後輩と、おれの嫁さんと3人でよく飲んだ。その縁があるとはいえ、おめでた報告の順番が間違っている。「旦那さんにすぐ言いなさい」と電話を切った。

姪のときは妻が注意した。出産間近の姪があいさつに来た。「もう性別も分かっているんです」。「どっち」と聞くと、妻が「両親は知っているの。まだだったら、まず両親にね」。

初めての子どものとき、義父から「無事生まれたから」とひと言。男、女、どっちなの。聞きそびれた。2人目のときに性別、身長、体重を聞くと教えてくれた。これは常識だった。

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