寡黙な年寄り

スポーツ新聞社に40年ほど勤務する(編集30年、電子メディア10年)。8時間ダイエット…

寡黙な年寄り

スポーツ新聞社に40年ほど勤務する(編集30年、電子メディア10年)。8時間ダイエットの合間に雑文を書く。満喫とまではいえないが気楽な一人暮らし。

マガジン

  • とらねこ村<トランスミッション>

    • 140,073本

    とらねこが運営する共同マガジン。グループ合計で参加者1,200名を超えました。フォロワ数2000名以上、130,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • 私の心はいつも春だ

    あんな話、こんな話。さりげない日常の記。

  • 父と子は⇔すれ違い

    寝顔見るだけの日々。マンネリから脱出だ。

  • 残したい遠野ことば

    遠野ことばを教えて。いいことば残したい。

  • ここが自慢、大好き

    千葉・浦安の自慢は。岡本太郎・躍動の門。

最近の記事

  • 固定された記事

「こんな風に過ぎて行くのなら」に参列

浅川マキさんに献花!(10年3月10日) 浅川マキさんの「ちっちゃな時から」「裏窓」「少年」を好んで聴く。父危篤(約30年も前)の連絡があり帰省するとき、早朝の地下鉄ホームに彼女の「夜が明けたら」が流れていた。これも思い出の一つか。 そんなマキさんが、1月17日夜、名古屋市内のホテルの浴室で死亡した。67歳。葬儀は20日、故郷の石川県で親族のみで執り行われたという。その日は公休だったので、朝から飽きもせず彼女の歌を聴き続けた。 「かもめ」「夜が明けたら」「ふしあわせという

    • ななつぼし貰った、コシヒカリは後で

      娘から新米・北海道産ななつぼし5㎏をもらった。コメ不足ということで私の分まで購入していた。「コシヒカリはどうなった?」と聞くので「いつも11月ごろだよ」と自信ありげに言った。 娘が帰った後、慌てて過去の日記を読む。新潟産の新米は毎年9月下旬に予約、10月中旬に受け取っていた。昨年は農家の方が10月に3週間ほど入院。発送が例年より遅れ11月にずれ込んだ。 予約しなければと思っていたら先方から電話が掛かってきた。「ごめんなさい。今年コメの値段が少し上がってます。金額は…..」

      • 結婚指輪の代わりに腕時計プレゼント

        義母の形見の自動巻き腕時計が26日2時36分で止まっていた。何月の26日からなのか分からない。古い腕時計で引き出しの中に入れたまま。気が向いた時に右手に持って振り続け動かしている。 義母は女性にしては手首が太かった。腕時計をつけてみるとベルトはちょうど良かった。私が腕時計をたくさん持っていることを知っていたので「亡くなったら形見にどうぞ」と笑顔で言った。 ボーナスをもらうたびに腕時計と万年筆を購入した。妻には結婚指輪の代わりに舶来品の腕時計をプレゼント。これには義母もびっ

        • 昭和の映画スターの義弟が身近にいた

          朝日新聞の週末別刷りbeを見る。11面テレビ週間番組表、中井貴一さんに聞く。「故郷とは場所でなく人」。内側に挟みこまれているページに、「母の待つ里」に主演、中井貴一の記事があった。 21日と28日放送の「母の待つ里」(NHKBS、夜9時)。タイミングはバッチリ。記事によれば中井さんは「名優の父佐田啓二さんが37歳で亡くなった後、母・益子さんに厳しく育てられた」。 私の記憶が正しければ、益子さんの弟が編集局にいた。数少ないゴルフ担当記者で、昭和の映画スター佐田啓二さんの義弟

        • 固定された記事

        「こんな風に過ぎて行くのなら」に参列

        マガジン

        • とらねこ村<トランスミッション>
          140,073本
        • 私の心はいつも春だ
          1,420本
        • 父と子は⇔すれ違い
          451本
        • 残したい遠野ことば
          9本
        • ここが自慢、大好き
          5本
        • ふるさとは岩手です
          71本

        記事

          偶然か姪2人が「市から郡」に引越し

          姪から引越しハガキがきた。新住所は岩手県下閉伊郡〇〇町。以前住んでいた宮古市の隣町だ。彼女の妹も数年前、埼玉県北葛飾郡〇〇町へ。「自然が多くて農家出身者には合っています」。 生まれた時は上閉伊郡〇〇村。小1の12月1日(1954年)に遠野市となり〇〇村から〇〇町になった。市誕生を祝い小旗を振って行進した。小学校前の道路を、大人と市歌を歌いながら。 結婚と同時に浦安に住む。住所は東葛飾郡浦安町。木造の町役場に結婚届を出す。受け取った女性職員に「おめでとうございます」と言われ

          偶然か姪2人が「市から郡」に引越し

          決まりきった文面だが気分は良かった

          玄関ポストに、ご不在連絡票が入っていた。裏面を見ると差出は会社のOB会。何事かと思いながら、再配達自動受付で希望時間帯(18時から20時)を指定。19時前に荷物を受け取った。 OB会から「祝喜寿」を頂いた。この度は事務方の不手際から、「喜寿のお祝いのお届け」がお誕生日からお時間が経ってしまい申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。 5カ月遅れも関係なし。予期せぬ「祝喜寿」を手にし恐縮している。「さらに米寿へとお喜びを重ねられることをお祈り申しげます」。手紙は決

          決まりきった文面だが気分は良かった

          「母の待つ里」です、見てくださいね

          友人から電話がきた。「いま大丈夫?」「バスの中だけど」「じゃあメールする」。2、3分してメールが届く。「浅田次郎の小説で遠野を舞台にしたNHKのドラマは何か分かりますか」。 バスが終点に着いたのでメールの返信は後回しに。墓地公園では園内移動用無料貸出自転車サービスを始めていた。管理事務所と休憩所に各2台。休憩所に行くとごく普通の自転車があった。 いつも通りの墓参り。ベンチは暑いので再び休憩所へ。返信を書く。「母の待つ里です。NHKBSで21日第1話、第2話、28日第3話、

          「母の待つ里」です、見てくださいね

          鶴瓶応援団に感動!ちょっと涙が出た

          9月9日放送のNHK鶴瓶の家族に乾杯をやっと見た。盛岡一高応援団が出るというので録画していた。吉瀬美智子大ピンチ&鶴瓶応援団に感動!岩手県盛岡市の旅、がスタートした。 中3の時テレビで盛岡一高応援団を知る。まずボロボロの学生服にくらくらした。ポケットに大正時代の領収書が入っていたという話も。バンカラが有名で今は第102代応援団という。 鶴瓶さんの要望で団長、副団長、幹部5人(女子生徒4人)が集結。一般生徒も加わり、甲子園で注目された軍歌マーチのメロディーの校歌と、鶴瓶さん

          鶴瓶応援団に感動!ちょっと涙が出た

          元気で何より敬老の日&息子の誕生日

          敬老の日&息子の誕生日も、普段とあまり変わらない。お昼過ぎ娘が線香をあげに来た。六花亭のお菓子・百歳(ももとせ)をもらった。袋に「いつまでもお元気で」とあった。にくいね。 「今日、あいつの誕生日だよね」「そうだね」で終わり。孫たちも「バースデーケーキは子どもだけ。お父さんはないんだ」。身内の誕生日は2、3、4、7、8、9月だが無事終了した。 義父から息子誕生の連絡があった。短い電話ですぐ切れた。上司に報告する段になり困った。子どもは男、女どっちだ。身長、体重はなど何も聞い

          元気で何より敬老の日&息子の誕生日

          大谷50-50大記録 静かに見守りたい

          大谷50-50足踏み。47発、48盗。残り14試合。大記録達成を静かに見守る。あと3発、2盗。簡単そうだが油断は出来ない。オズナは23試合連続ノーアーチ。見ていて気の毒になった。 イギリス・フランス・ベルギー合作映画「太陽と月に背いて」を見てきた。14日は「嵐が丘」だったが、すっかり忘れていた。3回ほど見ているからまあいいかと、失態を慰めていた。 この日の「太陽と月に背いて」は初めて。開演前の時間を利用し上映スケジュールにある短い説明書を読む。 名作を見た後はいつも通り

          大谷50-50大記録 静かに見守りたい

          乱視を意識したきっかけは夜空の月だ

          窓を開けると冷風が入ってきた。猛暑でうんざりも夜はしのぎやすい。メガネを外して月を眺めた。小さい丸10個が重なり大きな月になる。乱視を意識したのは50年前、きっかけは月だった。 深夜勤務後見た月は花びらみたい。夜空をきれいに飾っている。乱視も捨てたものではないと粋がっていたが、視力低下もあって眼科に行きメガネを買うことに。はっきり見えビックリした。 メガネをかけ帰省したときのこと。久しぶりに会った姉に「もう、そんな年になったのか。字が見えないの」。「年取ってない。まだ20

          乱視を意識したきっかけは夜空の月だ

          直筆のメッセージを読み返しています

          歯医者のため午後1時に家を出た。3カ月に一度の割合で通っている。午後の診察は午後2時30分。当然、予約も同じ時間だ。歯医者までゆっくり歩いても40分足らず。いつも公園で時間調整する。 この日もその予定だったが、暑いため市役所で一休みした。外と違い所内は快適だ。午後2時に市役所を離れ歯医者へ。入り口に「午後の診察10分前にドアを開けます」と貼り紙があり10分待った。 約束の時間は守る方だ。10分前には着いていた。早めに出て時間調整、心配性なのだろう。その癖は今も変わらない。

          直筆のメッセージを読み返しています

          人気投票では困ります真剣に考えてね

          自民党総裁選が12日午前に告示され、午後1時から所見発表演説会が行われた。会の冒頭、届け出順に高市氏から茂木氏まで一人一人紹介された。その時の候補者の対応が面白かった。 名前を呼び上げられると高市氏、小林氏、林氏、小泉氏は座ったまま頭を下げた。ところが5人目の上川氏が立ち上がって会釈すると、加藤氏、河野氏、石破氏、茂木氏も右ならえした。 所見発表演説は一人10分。全部聞いたのは高市氏、林氏、河野氏、石破氏、茂木氏の5人だけ。途中でプロ野球中継を見るなど不真面目。だから演説

          人気投票では困ります真剣に考えてね

          妊婦姿の予想写真を見てドキッとする

          駅のホームでハトが歩いていた。その動きを興味深く見つめる孫娘。妻の一周忌の帰りに写したものか、黒っぽい服を着ている。後ろ向きの写真を渡すと姉妹は口々に「これが私だよ」と言った。 初めて見る後姿とハトの写真。2人は覚えていたが、私は20年以上も前となるとあやふや。晴れ着姿の女性と2人並んで立っているスナップ写真。場所は社内だが、顔も名前も思い出せずにいる。 若き日の母親の記念写真が残っている。6カ月くらいの男の子を抱っこしている。もしかしてすぐ上の兄なのか。後列に同じくらい

          妊婦姿の予想写真を見てドキッとする

          酒も飲まず何が楽しくて生きているの

          独身時代の休日の過ごし方はワンパターンだった。馴染みの喫茶店でコーヒーを飲みながら新聞を読む。毎週1回映画を見て、余った時間はパチンコンにあてた。最後にサウナで汗を流した。 友人は街で見知らぬ女性に「お茶しませんか」とアプローチ。2年後に見事結婚した。居酒屋とかレストランには行かずデートは喫茶店専門。2人でゆっくり時を過ごすだけで波長が合った。 先輩に「酒も煙草もやらない」と言ったら「今どき珍しいね。何が楽しくて生きているの」。その後、酒と煙草を覚えた。やめるなら酒だと思

          酒も飲まず何が楽しくて生きているの

          無言ながらジェスチャーで交流できた

          昼下がりのシンボルロードを歩く。前方のベンチに母娘が座っていた。通りすがりに女の子と目が合った。思わずVサインしたら、人差し指と中指と薬指を伸ばしてにっこり。可愛かった。 女の子はVサインを見て「2歳かな」と聞かれたと思ったらしい。すぐさまジェスチャーで3歳と答えた。「バイバイ」と手を振ると母娘も負けずに手を振った。無言ながら交流ができた。 妻に言われたことがある。「公共の場所で他人の小さい子に触ったり、可愛いね、などと声を掛けてはダメ。若いママさんの中には迷惑がっている

          無言ながらジェスチャーで交流できた