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やりたいことはやりたいうちにやっといたほうがいい。

「学生のうちは、たくさん遊べ!!」

そんなこと言われなくたって、やりたいことは山のようにあった。

でも、年齢だったり、金銭的な限度だったり、まだ大人になっていない者として、限界はあった。

その中で、いかに楽しむか、楽しめるか、やりたいことは片っ端から潰してきた。

もちろん、小、中、高、大学と年齢を重ねるごとに、できることの幅も広がってきた。

それと比例するように、やりたいことも増えたし、やりたいことの規模も大きくなったと思う。

そして、それらを片っ端から潰してきた。

楽しかった。

そう感じている。

ずっーと煙みたいにモクモクしている何かに包まれた世界だったけど。

なんか、ずっーとモヤモヤしていたけど。

やりたいことやったもん勝ちだろ!と片っ端から潰してきた。

楽しかった。

楽しいとか、嬉しいとか、悲しいとか、好きとか、いろいろあった。

おもしろかった。


今、煙の外に放り出されて、新鮮な空気に触れている。

気持ちいい。

清々しい。

ちょー健康的だ。


だけど、やりたいことがない。
何でもできるのに。


大人になった途端、何かのスイッチが切れているみたいだ。

今まであったものが、姿を消している。

静まり返っている。


やりたいことはやりたいうちにやっといたほうがいい。


それと、やたら若者だの、学生だの、中高生だの、俗に言う「若い人間」から才能を見出だそうとする意味が少しわかったような気がする。


学生だった頃の方が、もっと貪欲だったし、もっと人間臭かった。


そう思う。


別に今の生活が不満って訳じゃない。

十分満足してるし、何不自由ない幸せな世界だけど。

何か思っていたのと、ちょっと違う。

ほんのちょっと。


そのちょっとを模索している。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!