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夫とお買い物デートレポ:お洋服編

ひねりのないタイトルですみません。

そして、初っ端からタイトルとは別の話題ですが、先日数か月ぶりに出社をいたしました。

早起きして身なりを整えること、常に人の目を意識した振る舞いをすること。

日頃ぐうたら生活を送っているため、とんでもなく疲れました。

だのに不思議とその後、私の髪もお肌も息を吹き返したようにつやんつやんと発光している。
瞳も光を取り込みイキイキとして見える。

この世に生を受けて幾年月。私は人前に出て注目を浴びるほどに輝く、そんな性質を持ち合わせていたのだろうか。
もしかしたら私は潜在的には女優であったのかもしれない。

そんな潜在的女優である私は、先週末夫と久しぶりにお買い物デートをした。
シンプルだが形の美しさが際立つリトルブラックドレスにゴールドのリングとバングル。耳元にはレフ版効果を期待して小さなパールの3粒並んだピアス。

普段家にこもってばかりなので、たまのお出かけに全力を注ぐスタイル。
もちろん我が家の家宝、イエローダイヤモンドのリングも装着済みだ。

ちなみに家では同じブラックでも、地厚のでか黒Tシャツ(頑固なラーメン屋の親父が腕組みして着用しているあんな感じのやつ)を十年来愛用している。

夏中、洗濯と着用を恐るべきスパンで繰り返すためあちらこちらにヨレが生じているが、それがまた着心地の良さに繋がっている罪な一品だ。

よりによって背中に大きな赤い筆文字で


と記載されているこのとんでもない代物がいつどんな経緯で私の元に来たのかはもう忘却の彼方だ。

捨てたい、だのに着心地良すぎて捨てられない。別れたいのにあちら方面の相性が良すぎて離れられないクズ彼氏のような頭の痛い存在である。

さて、目的地までは夫の運転でおよそ1時間。
私は昔から気楽な助手席ドライブが大好きだ。
踊るような軽やかさで、道中のコンビニでアイスコーヒーと小袋のチョコレート菓子を購入し舞い戻る。
コーヒーとチョコレートを食べながらのドライブ最高!とこの時点で私のボルテージは上がりに上がる。
キンキンに冷えたアイスコーヒーを夫とシェアしつつ会話を楽しむ。

「車間距離もっと開けたら?」
「なんで右車線に入るの?ずっと左でいいじゃん」
「え?ちょっとスピード出しすぎじゃない?ここ制限速度60キロって書いてあるじゃん」
「エアコン寒いからちょっと風弱くしてくれなぁい?」

私が楽しく会話をしていると、決まって夫が「お願い、ちょっと寝てて」と言うのは何故なのか。

夫の名誉のために言うと、車間距離は常識的な範囲で充分空いているし、車線変更は必要最低限だし、スピードは周囲の車の流れに沿っているだけである。
車に対して私が人よりもかなり怖がりで慎重だということは自分でも分かっている。

やんややんやと口喧嘩しながら到着。
本日の目的は私の夏服と、実は数か月前にひっそり購入していたジュエリー(ネックレス)のチェーンの長さ出しと、夫の夏のサンダル購入、そして泣けるくらい久しぶりの夜の街での外食だ。

夏服は、私が全幅の信頼を寄せるトゥモローランドで。
昔からここと決めたらよそ見せず一生ついていきますの姿勢を貫く私。
もう10年近く、こちらで服を購入している。

私の服は夫がセレクトする。
夫は非常にセンスの良い男で、彼と結婚してから格段に服や小物をほめられることが増えた。
味をしめた私はファッション全般に関してはよそ見せず一生ついていきますの姿勢。
夫が選んできた洋服をとっかえひっかえ試着し、夫の顔がぱっと輝いたらそれが買いの合図だ。
夫は誉め言葉を惜しまないタイプなので、彼とのお買い物は非常に楽しい。

今回は夫だけでなく、凄腕のショップ店員さんも参戦し、「たいたい夏の試着祭り2023」が一層白熱したものとなった。

候補の洋服のほとんどを夫が選んだのだが、私も一着これぞというワンピースを自身でセレクトしていた。
青と黄色の小花模様が非常に鮮やかな一着で、シルエットもとても凝った造りとなっており、この品が私の第一回選択希望選手だった。

鼻息荒く装着し、シャッっとカーテンを開けると、夫及び凄腕店員さんの顔があからさまに曇った。
色と柄は私に絶対に似合っているはずなのにおかしいなと思い、冷静に全身を鏡に映してみると、ファンシーな小花模様のガンダムに変身した私がいた。

「変だよ。」
夫からの忌憚ないご意見(火の玉直球)

「お客様はハリ感の強い生地が体型に合っていらっしゃらないようですね。生地で言うともっと柔らかく軽やかでとろみがあるような素材がお似合いかと思います。さらにお客様は上半身にボリュームが出るデザインより細身のものがよりお似合いになるかと思いますね」(有能)

そういわれてみると、このハリハリした厚手の生地の中で私の華奢な上半身が泳いでしまっている。
肩回りや袖の部分もハリハリしつつ膨らんだデザインのため、これはまさにガンダム。小花柄のガンダムだ。
「服に着られている」とは、まさにこのこと。

ネットでチラ見した「骨格診断」が脳裏をよぎる。

骨格診断には3つのタイプがあるらしく、私は誰がどう見ても「ウェーブ」とよばれる上半身華奢、下半身重心タイプでしかあり得ない。
店員さんもひと目で私のタイプを見抜かれたようだ。

ウェーブに似合うとされている服のタイプ
▼サイズ
タイトめなサイズ感が◎。オーバーサイズやゆるっとしたサイズ感のアイテムを着ると、服に着られているように見えたりします

▼素材
薄く柔らかい素材が似合います。とろみ素材などがおすすめです。また体にフィットする素材もぴったり。
反対に、硬く厚手の素材は苦手です。服に着られているように見えてしまいます

DROBEより抜粋

どうも私は自分に似合わない要素てんこ盛りの品をセレクトしてしまっていたようだ。

すごすごと夫セレクトのお洋服に着替えてみると、自分でも分かる。
見違うほどに似合っている。

夫の目がキラキラと輝きだしたため、迷うことなく「買い」

トップスはコンパクトなサイズ感のTシャツ。異国情緒を感じる青いお花の刺繍がワンポイントとなっていて、可愛らしさの中にエレガントな要素も感じる。
黄みがかったごく薄めのベージュの複雑な色合いが、ちょっとそこらのベージュとはわけが違いますよ感を醸し出している。

もう一つは青地に黄色いお花が咲きほこるロングスカート。
ハリハリした素材とは逆の優しく風に揺れる軽やかな素材。華やかではあるものの落ち着いた色合いのため意外と色々な場面で幅広く活用できそう。
膨らんで見えがちなお尻周りがすっきり見える工夫が凝らしてあるらしい。
写真でうまく表現できていないのが悔しい。

あー、もう女優。
このまま爽健美茶のCMイケるんじゃない?

鏡に映る自分に酔いしれる私、満足げな夫、激しく頷く凄腕店員さん。
ここだけみんな幸せ。(店員さんは商売してるだけだが)

まずは私の夏服をゲットし、ほくほくと次の目的地、お高級ジュエリー店へ向かう。

続く。

※たまにしかお出かけしないため、無駄にレポが長くなることを謝罪しておきます。

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