一般社団法人ミラクルギフト

初めまして。「かなわね」作者大橋美沙の母 大橋美穂と申します。「かなわね」を手に取って…

一般社団法人ミラクルギフト

初めまして。「かなわね」作者大橋美沙の母 大橋美穂と申します。「かなわね」を手に取っていただき本当にありがとうございます。ハンデ(ASD+軽度知的)を抱えている娘、美沙を育てながら、そこから見えてきたものをいろんな角度から綴っているページへようこそ。

マガジン

  • デコとボコの共同運営マガジン

    • 2,396本

    発達系の記事を発達系に興味がある人に届けるための共同運営マガジンです。ご自身が発達障がいの方、お子さんが発達障がいの方、発達を支援する団体の方など、発達障がいに少しでも関連があれば誰でも参加することができます。診断ついていなくても大丈夫です。参加希望の方はその旨のコメントをお願いします。

  • 発達障害

    自分のための備忘録

  • お母さん心理学

    自分のための備忘録

  • 一般社団法人 ミラクルギフト

    一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂が思うこと。

  • あの日の私

    私のための備忘録

最近の記事

  • 固定された記事

「かなわね」の背景

2000年生まれの娘、美沙はとにかく漢字が書けない読めない。 そんな子どもだった。 それ以前にも色の認識が出来なかったり、数字の6が書けなかったり。 おそらく先生の一斉指示すら入っていなかったと思う。 そんな様子を見るたびに、私は呪文のように「2人姉妹で下の子だから」・・・そう唱えていた気がする。 きっともう少し成長すれば周りのみんなに追いつくはずだ。 そう信じていた気がする。 だけど、ちっとも追いつかなかった。 大学2年の頃もそれは変わらず、自分の専攻している絵の

    • 結局わが子のレジリエンスの答えは親の私が成長する中で得たものだった。

      さんざん、我が子の発達障害をなんでわかってくれないのって大人に向かってがなりたてていた私だったけど、結局のところそれは我が子の発達障害の理解を求めて、ではなくて、私自身が発達障害ってなんなんですかーっていろんな人に聞いていたこと、だったのかもしれないなと思ったりもする。 ほんとさ、いろんなもの見ていたんだなって思うんだけどね。 理解なんて人それぞれだし、わかってもらえた、は、私の思うわかってもらえたであって発達障害のなんぞやをわかってもらっていたわけでなく結局自己満足な部

      • 自分の答えは毎日ちゃんと出てるのさ。

        算数って本当にわからなかった。 テストとなった時。 左欄の計算は完璧。 問題は右欄のズラーっと並んだ文章題。 これはたすのか引くのかかけるのか割るのか。 何を聞かれてるのかがわからない。 だから、小学校の算数は常に壊滅的。 ABCの評価は常にC。 だから算数は苦手なものだとずーっと思っていた。 中学に入って数学になってもそれは変わらずで、5段階評価なら2。 ところが、中2になった時、先生が2人になった。そのうちの1人の先生がめちゃくちゃ雑談の面白い先生で。

        • 我が子の発達障害と母にとってのアイデンティティーと。

          我が子が我が家から自立した。 さんざんやり切ったからこそ、ふと、あー寂しいじゃんねぇって思う1人暮らしの家からの帰り道。 でも、本当に終わった。 まさかこんな形で自立していけるなんて、まったく思いもよらなかったそんな日々よ。 そもそも、一人暮らしなんてできるのか?そう思っている日々だったから。 でね。 私にとっての本当の子離れってなんだろうかと思った時。 出てきたのはね。 「この子は発達障害だから」というある意味私自身が美沙に対してずーっとかけていた眼鏡をはずす

        • 固定された記事

        マガジン

        • デコとボコの共同運営マガジン
          2,396本
        • 発達障害
          11本
        • お母さん心理学
          10本
        • 一般社団法人 ミラクルギフト
          5本
        • あの日の私
          1本
        • 「かなわね」に関すること
          3本

        記事

          続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

          ふと思い出した。 美沙が支援級を選択すると言ったあの時の選択、なぜスッキリしなかったか。 まぁあれこれ書いていたのだけど、単純に、シンプルに「漢字がかけない読めない」ということが、障害という視点には思い至らなかったからだなと。 そして、さらに、え?と思ったのが、美沙が大学に入った時に自分で診断を受けたいとなった時、初めてこれを「軽度知的障害」というのか・・・ということで。 また、ここでも大きく誤解していたけど、軽度知的って実年齢より幼く見える人と思っていたし、言葉のチ

          続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

          「普通」と言う視点から見てみると。

          うちの子みんなと違う。 どうしたら「普通」になるんだろう。 と、悩んだけども。 そもそも「普通」ってものは普遍的な言葉で、そもそも「普通」ってものは10人いたら10通りの多彩な世界。 そもそも、目の前の我が子の枠が我が子にとっての「普通」という枠で、親の私の思う「普通」と違うっていうそんな話だったな。 だからこの子を育てていく中でやってきたことって、私の思う「普通」の世界を緩やかに時にどぎつくいろんな方向から見てきたことだし、「えー、大丈夫だよ」って誰に言われても納得

          「普通」と言う視点から見てみると。

          配慮があるとかないとかの前に思うこと。

          配慮は大事。 本当大事。 だけど。 されたされない、以前にありのままでその子がそこにいる、ということをもっともっと尊重できたらまたかわるのかな。 それいいね。 そんな中、頑張ったね。 それ自分で言えたこと、すごいね。 ちゃんと自分を自分でわかってる。 それこそ大事なことで、そこで、何があったとか、何か言われたとか、何もされなかったとか、それは二の次なんじゃなかろうか。 うひひ。拳振り上げて、なーんーでーーー怒って言ってた私よ。 お母さんとしてよう頑張ってそれ、見た

          配慮があるとかないとかの前に思うこと。

          一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

          小学校 中学校 高校 大学の美沙への対応。 今思うと、ほんとうにありがたかったのです。 きちんとしていただいていたと、今なら思えるのですが・・・ 学校は子どもが主体だからこそ。 でも、悲しかった。 でも、怒りでしかなかった。 と思うのは、 お母さんとしていろんなことに葛藤しながら訳のわからない、まだ見えない将来に対してああでもないこうでもないと悩み苦しんでいたその時々の日々のことを 蔑ろにされた悲しみだったり 蔑ろにされた悔しさだったり 蔑ろにされた痛みだったから。

          一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

          赤ちゃん用の爪切りバサミからふと思うことには。

          赤ちゃん用の爪切りバサミ。 長女が生まれるちょっと前に 揃えたものの一つが ぽろっと出てきた。 これを初めて使った日。 こんなちっさい爪 切れるのか? ただただ目の前の 爪だけに集中して。 指まで切らないように。 ってさ。 その先のこの子が ああなったらいいとか こうならないでとか。 自分がお母さんとしてどうとか。 できることとか できないこととか。 ナーンにも考えることなく ひたすらその小さな可愛い指に 集中してたよね。 それが当たり前だけど。 そんな

          赤ちゃん用の爪切りバサミからふと思うことには。

          一般社団法人ミラクルギフト始動します。

          4月1日からいよいよスタート! 一般社団法人ミラクルギフト 代表理事 大橋美穂と申します。 よろしくお願いいたします。 名前に込めた想いこの27年間 母親業をやってきて つくづく思ったのは 子育てをしてきたようで 実は自分である己育てをしてきた、 ということに気づきました。 そして「我が子の発達障害」 というものに いろいろな方向から向き合った結果 我が子のハンデがどうこう以前に 私自身がそれをどうみていたか、 そここそが キーだったんだなぁということに とことん向き

          一般社団法人ミラクルギフト始動します。

          お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

          移動MISA美術館とは・・・ ※このクラファンは すでに終了しております。 大学時代の美沙が 描いた数々の絵を 市内の学校へ 巡回させるという一大プロジェクト。 そして今回 相模原市立湘南小学校で 開催されました。 そして今回は 美沙先生を派遣しましたよ。 ※写真掲載は ご了承いただいております。 全校生徒20名という 小規模校なので 一つの教室に 全学年がまぜこぜになって 一つの授業をするという形態。 そして、なんと校長先生は 美沙が中学の時に 剣道部の顧問だっ

          お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

          いつまでそれをダメだと、できないことだと思い続ければいい?

          勉強ができるできないって ほんとそれ どっちでもよくて。 知りたいことは どうあっても 自分で調べるし、 読めなきゃ これ使うと読めるんだよって 勝手にアプリ引っ張って読んでる。 あるいはなんとなくなニュアンスで 勝手に読んでるけど 案外そのほうが らしい読み方してる気がする。 書いたら子どもっぽい字でも それでいいと思えば 平気で大人が それも保護者という名のつく 大人向けに読むものに 書いちゃってるし。 もっときちんと書けば? と思う大人の私より いやそれ デザイ

          いつまでそれをダメだと、できないことだと思い続ければいい?

          どうってこと、なくなんかない。

          あるハンデキャップを 負っている子のお父さんが いつの日か我が子には 「そんなこと  どうってことない」 そう伝える・・・ って言ってたけど。 どうってこと あるか ないかなんて ほんとは親には 決められないんだよ。 いいんだよ。 どうってことあるんだよって 大声で言っちゃっても。 って、どうってことないって 大声で言っちゃってもね。 その痛み、欠けてる部分は その当事者が まんま感じたことを そうかそうか そんな世界を見てるんだねって 丸っと受け止めて あげるだけ

          どうってこと、なくなんかない。

          我が家の靴下問題笑。

          かれこれ10年以上前かな。 ある発達の講座の中で 整理収納という視点で お伝えくださる先生がいて。 その先生曰く。 私のところに来るクライアントさんの 大概のお宅にあるのが・・・ 片っ方の靴下が入った袋です!と。 ・・・察した笑 ええ。 うちもなんです! と両手をあげて 私もって 先生にお伝えしたかったぁぁぁ。 ってほどに、 我が家にもそんな袋が 多いと3袋 あったりするんですyo そもそも、 靴下をその辺りに脱ぎ散らかす そんな人が 家族に1人2人 いたりす

          さぁて次のお題へ行こうかな笑。

          終わりましたぁ。 感無量。 KaNawane"Mm"はじまるよ♪ 50名の皆様に ご参加いただきました。 大人子どもな美穂となっちゃん。 子ども大人なきーちゃん。 3人で作ったステージ。 ほんと心から楽しみました。 やってよかったなぁ。 単なる主婦でも これまで生きてきた 経験があったら それがちゃんと商品となって 何かしらの形に できるんだよ。 だからね。 子育て真っ最中で なんでこうなんだろう・・・と 今はほんとに 大変な時間かもしれないけど、 それは必ずの

          さぁて次のお題へ行こうかな笑。

          伸び代あるのは、そんな子どもを育てる大人の方だったりする。

          うちの子どうして 「は」と「わ」を きちんと 使い分けられないんだろう。 学校の答えは わたしはの「は」は 「わ」ではなくて 「は」が正解。 美沙の答えは 「は」は「わ」と読むから。 って至ってシンプル笑 でも、美沙の答えは ×がつく。 それを バツがつく答えが ある場所だからこそ。 そこで出す意味のある答え。 価値ある答えだったりするんだよ。 っていう発想の転換。 ほんと、常識は常識であるけど。 いつまでその常識引っ提げて ライフツアーしてくんですかー?

          伸び代あるのは、そんな子どもを育てる大人の方だったりする。