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初めまして。「かなわね」作者大橋美沙の母 大橋美穂と申します。「かなわね」を手に取っていただき本当にありがとうございます。ハンデ(ASD+軽度知的)を抱えている娘、美沙を育てながら、そこから見えてきたものをいろんな角度から綴っているページへようこそ。

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「かなわね」の背景

2000年生まれの娘、美沙はとにかく漢字が書けない読めない。 そんな子どもだった。 それ以前にも色の認識が出来なかったり、数字の6が書けなかったり。 おそらく先生の一斉指示すら入っていなかったと思う。 そんな様子を見るたびに、私は呪文のように「2人姉妹で下の子だから」・・・そう唱えていた気がする。 きっともう少し成長すれば周りのみんなに追いつくはずだ。 そう信じていた気がする。 だけど、ちっとも追いつかなかった。 大学2年の頃もそれは変わらず、自分の専攻している絵の

    • 私にとっての学習の本質とは。

      💫 光のカーテン この言葉を知ったのは 小学校四年生の頃の理科だった。 なんでこんなにもその時を しっかり覚えていたのか… きっとそれまでも 心惹かれて見ていたものに 初めて名前があるのを 知ったから、なのかな。 私は理科が好きだったわけではない。 単純に言葉に惹かれる。 かといって国語が好きだったわけでもない。 単純に言葉が好き。 何が言いたいかってさ。 それが好きだったら 「教科」という枠を飛び越えて、 勝手に自分の中に 蓄積されていくものなんだな。

      • 1年前の今日という日。

        Facebookの思い出機能から1年前のこんな投稿がアップされました。 ってわけで、ちょっと載せますね。 【夢以上の叶った現実がそこにあった】 本日、神原先生のもと、 ゲストティーチャーとして 3年生、4年生と一緒に 「自分のメガネを描こう」 という授業を美沙が行ってきました。 行く前はかなり緊張してたし 満遍なくいろんな子に 話しかけられるかな…と、 ドキドキしながら 行ったけど。 始まって早々、 あのテレビ神奈川さんで 取り上げていただいた「NEWS LINK」

        • 変わるということ。

          あの子ちょっと 手がかかる、 そう言われてしまう そんな場所で。 お母さんが変わればね… ともよく言われるけども。 …変わるって、 へーんしんっ! じゃなくて 気づけばいいってことなのよ。 あ、そういうことか! あ、そうじゃなかったのか! それまでの自分の中の 非常識を 常識に 書き換えるだけで 変わることになる。 自分の中のストライクゾーンを 広げるってこと、だよ。 これありえない、が ありえるのか!に変えること、だよ。 それだけでいいんだよ。

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        記事

          自分の時間は誰が決めるの。

          生まれた時点で その子が自分のペースで 成長していくって 自分で決めて 生まれてる気がする。 勝手に時間を 割り振ってるのは 見てるこちら側なのかもね。 フツーに考えて、 嫌じゃん? そんな 自分が生まれ持った時間を 人に決められてるなんて。 私は私の人生 生きたいもんじゃない? と思うと、 そこに障害が ある・ないなんて 関係ないじゃん? なーんて思うのよね。

          自分の時間は誰が決めるの。

          あのね。

          発達障害 グレーゾーンを見ながら 自分の生きてきた そんな過程を見ると それはあながち 苦しむためでもなく 自分の可能性を 閉ざすためでもなく それをもって生きることが 幸せなんだと 思うことも あったりするんだよ。

          子どもの葛藤も成長の証です。

          おかげさまでこのYouTubeが、再生回数21000回を超えました。 といっても、大元はTVKさん。 本当にありがたいことです。 で、コメントを見ていたらね。 「この人は読み書きできなくても絵の才能があった。じゃあ、できない以外に才能や特技を見出せなかった、なかった子はどうしたらいいの?絶望感じると思うよ」 ・・・思うよ、だよね? ごめんなさい。 ・・・それはあなたの思うであって、これを見た誰かのものではないですよねぇ?と言っちゃうけどね。 いや、もしかしたら、こ

          子どもの葛藤も成長の証です。

          ビバ!大人の成長。#未来のためにできること

          私は子どもを産んだら、自分の人生チャラになる。そう思っていたほどに、自分のそれまでの人生は、どういうわけかしんどいものだと思っていた。 え?でもさ、子ども産むんだよ?産んじゃうんだよ?それってすごいことだもの。お母さんになっちゃうってすごくない?だからそれまでの人生はご褒美でチャラになる。 そう思ってた。 なのに。 3歳差で生まれた2人の娘が、育てば育つほどに、私はわけもわからずしんどくなっていってた。 長女は定型発達でありながら、なかなか個性の強い子ども。 今にし

          ビバ!大人の成長。#未来のためにできること

          当時の担任の先生と保護者の私と娘が同じ場に立つということ。

          7月29日 金沢市にある、金沢港クルーズターミナルという、海に面したホールで「好きを大切にするってなんてステキ!」という講演会をしてきました。 まず、前日は金沢駅前のおもてなしドームにて 移動MISA美術館を敢行しました。 いろんな方に通りすがりに見ていただけたこと。 とても貴重な経験をさせていただきました。 そしてちょっと観光。 金沢21世紀美術館へ。 不思議な、そしておもしろい視点。 でも何気にツボだったのはこれ。 お世話になったハッピーセットのおまけがいくつあっ

          当時の担任の先生と保護者の私と娘が同じ場に立つということ。

          結局わが子のレジリエンスの答えは親の私が成長する中で得たものだった。

          さんざん、我が子の発達障害をなんでわかってくれないのって大人に向かってがなりたてていた私だったけど、結局のところそれは我が子の発達障害の理解を求めて、ではなくて、私自身が発達障害ってなんなんですかーっていろんな人に聞いていたこと、だったのかもしれないなと思ったりもする。 ほんとさ、いろんなもの見ていたんだなって思うんだけどね。 理解なんて人それぞれだし、わかってもらえた、は、私の思うわかってもらえたであって発達障害のなんぞやをわかってもらっていたわけでなく結局自己満足な部

          結局わが子のレジリエンスの答えは親の私が成長する中で得たものだった。

          自分の答えは毎日ちゃんと出てるのさ。

          算数って本当にわからなかった。 テストとなった時。 左欄の計算は完璧。 問題は右欄のズラーっと並んだ文章題。 これはたすのか引くのかかけるのか割るのか。 何を聞かれてるのかがわからない。 だから、小学校の算数は常に壊滅的。 ABCの評価は常にC。 だから算数は苦手なものだとずーっと思っていた。 中学に入って数学になってもそれは変わらずで、5段階評価なら2。 ところが、中2になった時、先生が2人になった。そのうちの1人の先生がめちゃくちゃ雑談の面白い先生で。

          自分の答えは毎日ちゃんと出てるのさ。

          我が子の発達障害と母にとってのアイデンティティーと。

          我が子が我が家から自立した。 さんざんやり切ったからこそ、ふと、あー寂しいじゃんねぇって思う1人暮らしの家からの帰り道。 でも、本当に終わった。 まさかこんな形で自立していけるなんて、まったく思いもよらなかったそんな日々よ。 そもそも、一人暮らしなんてできるのか?そう思っている日々だったから。 でね。 私にとっての本当の子離れってなんだろうかと思った時。 出てきたのはね。 「この子は発達障害だから」というある意味私自身が美沙に対してずーっとかけていた眼鏡をはずす

          我が子の発達障害と母にとってのアイデンティティーと。

          続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

          ふと思い出した。 美沙が支援級を選択すると言ったあの時の選択、なぜスッキリしなかったか。 まぁあれこれ書いていたのだけど、単純に、シンプルに「漢字がかけない読めない」ということが、障害という視点には思い至らなかったからだなと。 そして、さらに、え?と思ったのが、美沙が大学に入った時に自分で診断を受けたいとなった時、初めてこれを「軽度知的障害」というのか・・・ということで。 また、ここでも大きく誤解していたけど、軽度知的って実年齢より幼く見える人と思っていたし、言葉のチ

          続 支援級を選択するということ。選択させるということ。

          「普通」と言う視点から見てみると。

          うちの子みんなと違う。 どうしたら「普通」になるんだろう。 と、悩んだけども。 そもそも「普通」ってものは普遍的な言葉で、そもそも「普通」ってものは10人いたら10通りの多彩な世界。 そもそも、目の前の我が子の枠が我が子にとっての「普通」という枠で、親の私の思う「普通」と違うっていうそんな話だったな。 だからこの子を育てていく中でやってきたことって、私の思う「普通」の世界を緩やかに時にどぎつくいろんな方向から見てきたことだし、「えー、大丈夫だよ」って誰に言われても納得

          「普通」と言う視点から見てみると。

          配慮があるとかないとかの前に思うこと。

          配慮は大事。 本当大事。 だけど。 されたされない、以前にありのままでその子がそこにいる、ということをもっともっと尊重できたらまたかわるのかな。 それいいね。 そんな中、頑張ったね。 それ自分で言えたこと、すごいね。 ちゃんと自分を自分でわかってる。 それこそ大事なことで、そこで、何があったとか、何か言われたとか、何もされなかったとか、それは二の次なんじゃなかろうか。 うひひ。拳振り上げて、なーんーでーーー怒って言ってた私よ。 お母さんとしてよう頑張ってそれ、見た

          配慮があるとかないとかの前に思うこと。

          一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

          小学校 中学校 高校 大学の美沙への対応。 今思うと、ほんとうにありがたかったのです。 きちんとしていただいていたと、今なら思えるのですが・・・ 学校は子どもが主体だからこそ。 でも、悲しかった。 でも、怒りでしかなかった。 と思うのは、 お母さんとしていろんなことに葛藤しながら訳のわからない、まだ見えない将来に対してああでもないこうでもないと悩み苦しんでいたその時々の日々のことを 蔑ろにされた悲しみだったり 蔑ろにされた悔しさだったり 蔑ろにされた痛みだったから。

          一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。