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初めまして。「かなわね」作者大橋美沙の母 大橋美穂と申します。「かなわね」を手に取っていただき本当にありがとうございます。ハンデ(ASD+軽度知的)を抱えている娘、美沙を育てながら、そこから見えてきたものをいろんな角度から綴っているページへようこそ。

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「かなわね」の背景

2000年生まれの娘、美沙はとにかく漢字が書けない読めない。 そんな子どもだった。 それ以前にも色の認識が出来なかったり、数字の6が書けなかったり。 おそらく先生の一斉指示すら入っていなかったと思う。 そんな様子を見るたびに、私は呪文のように「2人姉妹で下の子だから」・・・そう唱えていた気がする。 きっともう少し成長すれば周りのみんなに追いつくはずだ。 そう信じていた気がする。 だけど、ちっとも追いつかなかった。 大学2年の頃もそれは変わらず、自分の専攻している絵の

    • 一般社団法人ミラクルギフト代表理事大橋美穂ができること。

      小学校 中学校 高校 大学の美沙への対応。 今思うと、ほんとうにありがたかったのです。 きちんとしていただいていたと、今なら思えるのですが・・・ 学校は子どもが主体だからこそ。 でも、悲しかった。 でも、怒りでしかなかった。 と思うのは、 お母さんとしていろんなことに葛藤しながら訳のわからない、まだ見えない将来に対してああでもないこうでもないと悩み苦しんでいたその時々の日々のことを 蔑ろにされた悲しみだったり 蔑ろにされた悔しさだったり 蔑ろにされた痛みだったから。

      • 赤ちゃん用の爪切りバサミからふと思うことには。

        赤ちゃん用の爪切りバサミ。 長女が生まれるちょっと前に 揃えたものの一つが ぽろっと出てきた。 これを初めて使った日。 こんなちっさい爪 切れるのか? ただただ目の前の 爪だけに集中して。 指まで切らないように。 ってさ。 その先のこの子が ああなったらいいとか こうならないでとか。 自分がお母さんとしてどうとか。 できることとか できないこととか。 ナーンにも考えることなく ひたすらその小さな可愛い指に 集中してたよね。 それが当たり前だけど。 そんな

        • 一般社団法人ミラクルギフト始動します。

          4月1日からいよいよスタート! 一般社団法人ミラクルギフト 代表理事 大橋美穂と申します。 よろしくお願いいたします。 名前に込めた想いこの27年間 母親業をやってきて つくづく思ったのは 子育てをしてきたようで 実は自分である己育てをしてきた、 ということに気づきました。 そして「我が子の発達障害」 というものに いろいろな方向から向き合った結果 我が子のハンデがどうこう以前に 私自身がそれをどうみていたか、 そここそが キーだったんだなぁということに とことん向き

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        記事

          お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

          移動MISA美術館とは・・・ ※このクラファンは すでに終了しております。 大学時代の美沙が 描いた数々の絵を 市内の学校へ 巡回させるという一大プロジェクト。 そして今回 相模原市立湘南小学校で 開催されました。 そして今回は 美沙先生を派遣しましたよ。 ※写真掲載は ご了承いただいております。 全校生徒20名という 小規模校なので 一つの教室に 全学年がまぜこぜになって 一つの授業をするという形態。 そして、なんと校長先生は 美沙が中学の時に 剣道部の顧問だっ

          お母さん、お任せください。そう本気で言うためにこれから私がやること。

          いつまでそれをダメだと、できないことだと思い続ければいい?

          勉強ができるできないって ほんとそれ どっちでもよくて。 知りたいことは どうあっても 自分で調べるし、 読めなきゃ これ使うと読めるんだよって 勝手にアプリ引っ張って読んでる。 あるいはなんとなくなニュアンスで 勝手に読んでるけど 案外そのほうが らしい読み方してる気がする。 書いたら子どもっぽい字でも それでいいと思えば 平気で大人が それも保護者という名のつく 大人向けに読むものに 書いちゃってるし。 もっときちんと書けば? と思う大人の私より いやそれ デザイ

          いつまでそれをダメだと、できないことだと思い続ければいい?

          どうってこと、なくなんかない。

          あるハンデキャップを 負っている子のお父さんが いつの日か我が子には 「そんなこと  どうってことない」 そう伝える・・・ って言ってたけど。 どうってこと あるか ないかなんて ほんとは親には 決められないんだよ。 いいんだよ。 どうってことあるんだよって 大声で言っちゃっても。 って、どうってことないって 大声で言っちゃってもね。 その痛み、欠けてる部分は その当事者が まんま感じたことを そうかそうか そんな世界を見てるんだねって 丸っと受け止めて あげるだけ

          どうってこと、なくなんかない。

          我が家の靴下問題笑。

          かれこれ10年以上前かな。 ある発達の講座の中で 整理収納という視点で お伝えくださる先生がいて。 その先生曰く。 私のところに来るクライアントさんの 大概のお宅にあるのが・・・ 片っ方の靴下が入った袋です!と。 ・・・察した笑 ええ。 うちもなんです! と両手をあげて 私もって 先生にお伝えしたかったぁぁぁ。 ってほどに、 我が家にもそんな袋が 多いと3袋 あったりするんですyo そもそも、 靴下をその辺りに脱ぎ散らかす そんな人が 家族に1人2人 いたりす

          さぁて次のお題へ行こうかな笑。

          終わりましたぁ。 感無量。 KaNawane"Mm"はじまるよ♪ 50名の皆様に ご参加いただきました。 大人子どもな美穂となっちゃん。 子ども大人なきーちゃん。 3人で作ったステージ。 ほんと心から楽しみました。 やってよかったなぁ。 単なる主婦でも これまで生きてきた 経験があったら それがちゃんと商品となって 何かしらの形に できるんだよ。 だからね。 子育て真っ最中で なんでこうなんだろう・・・と 今はほんとに 大変な時間かもしれないけど、 それは必ずの

          さぁて次のお題へ行こうかな笑。

          伸び代あるのは、そんな子どもを育てる大人の方だったりする。

          うちの子どうして 「は」と「わ」を きちんと 使い分けられないんだろう。 学校の答えは わたしはの「は」は 「わ」ではなくて 「は」が正解。 美沙の答えは 「は」は「わ」と読むから。 って至ってシンプル笑 でも、美沙の答えは ×がつく。 それを バツがつく答えが ある場所だからこそ。 そこで出す意味のある答え。 価値ある答えだったりするんだよ。 っていう発想の転換。 ほんと、常識は常識であるけど。 いつまでその常識引っ提げて ライフツアーしてくんですかー?

          伸び代あるのは、そんな子どもを育てる大人の方だったりする。

          学習面を別の方向から見てみると。

          私が子どもの頃、 壊滅的だったのが算数。 計算は好きだったから サクサクと。 難問は文章題。 読んでもすぐにはわからなくて これはたすのか引くのか かけるの?割るの? ってか、 そもそも何を聞かれているのか まったくもって 理解できずでした。 今振り返ると、 これって実は 算数って話じゃなく 文章の読解メイン だったんだと やっとわかったほどに 今時の小学生の問題 今読んでもわからないことがある。 だから数学も めっちゃハードル高いって 思っていたわけで。 中1

          学習面を別の方向から見てみると。

          さぁ。プロの親バカ師からの卒業さぁ。

          先日、 最後の最後ってことで 美沙が手がけた部屋にお泊まり とにかく今流行りの 没入感ってやつで 存分に浸ってみた。 旦那さんは こう言うところは 落ち着かないからって。 美沙はもう十分 やり切ったから ってこなかったし。 で、私1人のお泊まり。 で、翌朝友達と 合流して遊んできたんだけどね。 その帰り、 ふと、 「もういらないよ」って 出てきたのよ。 なんだろうかと考えて。 あー。 もう私の親バカは いらないんだってことかと。 あー。 そりゃ まじ私卒業だ

          さぁ。プロの親バカ師からの卒業さぁ。

          どっちも自分を生きるがベースだからね。

          発達障害も LGBTQ➕も どっちのベースも 「持って生まれた自分を どう生きる?」なんだよね。 苦しい枠の中で 葛藤して 自分として生きるということを 選択していくことは 並大抵のことではなく わかってほしいと 声を上げることより そーんな簡単に この自分のストーリーを わかってもらってたまるかって そっちの方向に シフトしていくことが これからは 必要なことなんじゃないかな。 理解なんて人それぞれで わかってもらったとて 100%のそれを わかってもらうことは 限りな

          どっちも自分を生きるがベースだからね。

          やるかやらないか。

          この数週間 本当にバタバタ 楽しい美沙の行事に マネージャーのごとく キャッキャ言いながら くっついていってた母です。 前回のパラリンアート世界大会に 参加したわけですが そのご縁で、 世界大会にも協賛いただいている パークホテル東京さまの アーティストルームを 手掛けさせていただいたお陰様で 今回、表彰式の時に 少しお時間をいただき ホテルのお話を 中山秀征さんと お話しさせていただくという、 そんな楽しい時間を 過ごさせていただきました。 ホテルの部屋は 特別にベット

          レアに生きるっちゅうことは。

          やだぁ。 そんなこと、 口にしちゃいけませんよ。 なーんて言ってるから 溜まっちゃうんじゃないかな。 って、実はタイトル 変えちゃったけども笑笑 同じ溜めるなら こっちの貯めるで 幸せなもの貯めたいよねぇ。 ってなわけで。 ちょっときーてよ。 ある人伝に 「オオハシさん親子は  まぁレアケースだからね」 って声が聞こえてきてね。 ・・・レア。 レア? レアねぇ・・・ ナーンも嬉しくなくて。

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          レアに生きるっちゅうことは。

          あの日々があったからこそ思うこと。

          先日 こんな講演会を 開催していただきました。 移動美沙美術館を 開いてくださった 八王子市立片倉台小学校にて 「好きを大切にするって なんてステキ!」 というテーマで まずは館長の神原由香里先生が 美沙の絵をあれこれ 語ってくださり。 いやぁほんと、 聞きながら しみじみと 美沙ってなんて幸せな 子どもなんだろうなぁ と思うほどに 美沙の成長と 美沙が描きあげた絵を 語っていただけたこと。 ほんと、これすごいなぁと 心の中で嗚咽しながら 聞いてました笑 先生と子ども

          あの日々があったからこそ思うこと。