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日々のつれづれ

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日々の書きだめ場。
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#受験

高校教員になった教え子の大学受験生の指導法

ときどき出てくる私の教え子シリーズ。 高校教員になって数年ですが、無事に大学受験生の指導もしているようです。 大学入学共通テストの生物に関するお話教え子の実践編 自分なりに生徒と関係性を構築し、自分なりに独自に対策を考え、自分なりに噛み砕いて授業を行うという、まさに教員の鑑のような半年間を送っていたようです。 お陰で、超超難化した共通テストの生物に関しては、担当したクラスの全員が全国平均を上回ったそうです。 やるなぁ‥ (そして若いっていいなぁ‥) ちなみに、どうや

高校3年生が仕上がってきた‥

皆様お疲れさまです! 夏休み、いかがお過ごしでしたでしょうか? 夏休み期間中は生徒と会わないので、ネタにすることがあまりなく、noteの更新が全然できていませんでした(笑) 学校や自治体によっては、まだ夏休みという方もいらっしゃると思いますし、既に月曜日とか週の真ん中から始まっているぜ、という方もいらっしゃるとと思います。 中学や高校の先生方だと、最後の出口のところでどうしても受験という壁が存在すると思いますし、担任をしていると、また違う気の遣い方もするのではないでしょ

記述式模試(二次型)と共通テスト模試の復習をしていた生徒(受験生)が漏らした感想

皆様お疲れ様です。 毎年高校3年生を担当していますが、5月のこの時期は、受験勉強をうまく始められている生徒とそうでない生徒の両方がいるように思います。 勉強時間自体は増えてきているものの、やることの多さに絶望したり、それでもやるしかなかったり、やり始めると少しずつ知識も繋がり始めたり‥と。 これの繰り返しで、螺旋状に知識が整理されたり、網目状に結びついたりしていくようにも思います。 そうはいっても、まだまだ抜けや漏れを補強している段階の生徒のほうが(特に現役生は)多い

授業の体感時間が長く感じたり短く感じたりするのはなぜなのか

最近授業をやっていて、生徒がボソッと放った一言が記憶に残っています。 「他の先生の授業は3時間くらいに感じるのに、先生の授業は30分くらいに感じるんですよね。同じ50分授業のはずなのに‥」 様々な要因が考えられますが、8割くらいの確率で自分の授業がうまく進行しているのかな、と思ってしまいました。 というのも、人間、辛い時間はより長く感じ、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうように感じるのは、よくある話です。 その生徒にとっては、の話になってしまうのかもしれませんが、

定期試験を律儀に保存して定期的に解き直している生徒がいた話

皆様お疲れさまです。 1月も今日で終わりということで、ツイッターのタイムラインには「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」という表現を度々みかけるようになりました。 確かに、1年間の1/12がもう終わってしまうと思うと早いですね。 また、経験年数がある程度の先生方については、少しずつ年度末の業務もやり始めたというツイートも見かけるようになってきました。 少しずつ初見を書き始めたとか、評価についてとか、定期テストの作問についてとか。 で、今回はこの定期テストについて少

共通テスト同日体験模試を終えた高校2年生の様子

先日は、共通テストを終えた高校3年生に焦点をあてて記事を書きました。 3年生は3年生で、私立大学の試験を受けたり、国立大学の試験に備えることになるわけです。 今回はついに入試まで1年を切った高校2年生に焦点をあててみたいと思います。 年が明ければ受験生だ、というような表現は、かなり昔から(それこそ昭和の頃から?)言われ続けられている表現だとは思います。 受験生としての意識をもち、少しでも早くから勉強のペースを上げることができれば、その分有利になるでしょう。 ただ、本

共通テストを終えた高校3年生の様子

皆様、お疲れさまです。 さて、世間では共通テストに対する賛否両論が溢れていますね。 私自身、最近は中堅上位の私学を何校か動いたので、この生徒のレベルだと、共通テストへの移行に伴う特有の変化に、巻き込まれるか踏みとどまれるかのギリギリのラインの生徒を相手にしてきたという印象です。 いつの時代も、最上位層はちょっとくらい形式が変わったりしても大勢に影響はないとよく言われますね。 もちろん、今回の問題が最上位校でもかなり影響を受けているようだというツイートもありますが、合計

差がつく(?)高2の夏

皆様お疲れさまです! 本日、私は土曜出勤(半日)でございました。 今日で8月も7日となり、1週間が過ぎたことになります。 夏休みも2週間ほどが終わり、お盆期間を挟んで残り2週間という感じでしょうか。 大人にとっても、夏休みの折り返し地点なのですが、これは生徒にとっても同じ話。 大人(教員)のみなさんの中には、ここから先の夏休みは本当に体感が速いというようなツイートをされる方もいらっしゃるようですが‥ これは生徒(子ども)の側も同じなのかもしれません。 特に、大学

高校3年生にとっては勝負の夏が始まった

みなさまお疲れさまです。 夏休み、いかがお過ごしでしょうか。 さすがに今週からは夏休み期間に入ったという方がほとんどだと思います。 もちろん、夏期講習などをバリバリやられている方もいらっしゃるとは思います。 かくいう私自身もそんな1人だったりします。 先日から私もTwitterで「帰宅したら明日の教材研究で難関大の過去問を解かないと‥」というものも何度かさせていただきました。 でも、本当に大変なのは、受験する当の本人たち。 やっぱり生徒たちはそれなりに、緊張しな

高校3年生の授業をていねいに・2(ハード面)

昨日の続きになります。 高校3年生で進路も絡んでくる生徒たち(もちろん他の学年の生徒も大切)について、どのようにケアをしていくかという話です。 昨日は私の人柄とか接し方とか最初の対面、関係性の作り方という話を主体にしていました。 今日は実務面の話をしていきたいと思います。 高校3年生ですから、授業もやっていくのですが、もちろん演習もたくさんやるわけです。 そして、高校3年生の演習問題は、大学入試問題の過去問も取り扱う機会も多いです。 当然、問題文も長いし、問いの数

高校3年生の授業をていねいに・1(ソフト面)

久しぶりに、生徒のことを題材にする記事になります。 ここのところ、数年間連続して高校3年生の授業担当者になっています。 生徒たちは日本の最高学府である旧帝大とか、それ以外の旧帝大とか、国立大学の医学部にも進学をしていきます。 もちろん、それ以外の進路を目指す子たちもいますが、大学はやりたいものをやりにいくところなので、別に偏差値だけが全てではありません。 どんな進路選択をしていても、やはり生徒が受かると本当にホッとするのですが、今年の授業構築はまた違う角度からのアプロ