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高校3年生の授業をていねいに・2(ハード面)
昨日の続きになります。
高校3年生で進路も絡んでくる生徒たち(もちろん他の学年の生徒も大切)について、どのようにケアをしていくかという話です。
昨日は私の人柄とか接し方とか最初の対面、関係性の作り方という話を主体にしていました。
今日は実務面の話をしていきたいと思います。
高校3年生ですから、授業もやっていくのですが、もちろん演習もたくさんやるわけです。
そして、高校3年生の演習問題は、大学入試問題の過去問も取り扱う機会も多いです。
当然、問題文も長いし、問いの数も多いし、計算量も少なくないし、思考過程も長い。
黒板を目一杯使うこともザラにあります。
自分の体感的な話になってしまいますが、1問解説するのに、最低でも3/4面は使いますし、多いときは2面くらい使います。
こういうことがわかっていて、今年何が困るかというと、オンライン授業でリアルタイムで配信する時のことです。
基本的に、みなさん工夫をしてやっていますが、大半の先生方は黒板の半分を使うということを意識している気がします。
パソコンを置く位置を調整して、黒板全体が入るということも可能は可能ですが、文字を判別できない動画も散見されます。
スタディサプリのCMの動画などを見ても、やはり写り込んでいる範囲としては黒板の1/2とか1/3ではないでしょうか。
であればこそ、どうするかを考えなければいけません。
1つの方法としては、教室では「黒板(半面)+スクリーン」で授業を行いを、自宅からオンラインで授業を受けている生徒に対しては「黒板(半面)+ソフトの画面共有」を併用する作戦。
こちらの操作が多くなりますし、パソコンへの負担も気になりますが、授業を受けている側の感覚としては、差は少なくなるかなと考えています。
パソコンの負担で考えれば、プロジェクターに映し出すのと、オンライン通信を続けるのと、パワーポイントを表示させるというのが考えられます。
今までの経験上、画面共有をしていると、パワーポイントの動作が重くなる傾向にありました。
実際の授業で50分間(状況によっては連続2コマ)、耐えられるでしょうか。
もう1つ考えた方法としては、自分が所有しているパソコンを併用して、黒板の右半分と左半分を映し出すというもの。
偶然自分が端末を所持しているからこそできることなのですが、生徒の利便性を考えるとこれが一番負担も少ない気もします。
ソフト側でも特定の画面を拡大表示させることができるので、生徒側が自分で見たいときに、左側と右側を切り替えながら授業を聞くことができるのかなと。
教員側の負担としても、動作が重くなっているパソコンの操作をしなくてよくなるので、授業に専念できるというのもメリットです。
問題は回線速度。
教室にLANの接続端子は1つしかありません。
ハブを使うという方法もありますし、windows10だとモバイルホットスポットという機能もあります。
ハードに負担がかかることには変わりませんが、この通信速度の安定性の問題もあります。
ここをクリアできるのであれば、この方法が授業する側にも受ける側にもいいと思うのですが、2画面を常時アップロードし続けることが学校の回線でできるのか・・・。
どちらの方法も、まずはやって検証してみないといけません。
お互い、心地よく授業をしたいものです。
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