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共通テストを終えた高校3年生の様子

皆様、お疲れさまです。

さて、世間では共通テストに対する賛否両論が溢れていますね。

私自身、最近は中堅上位の私学を何校か動いたので、この生徒のレベルだと、共通テストへの移行に伴う特有の変化に、巻き込まれるか踏みとどまれるかのギリギリのラインの生徒を相手にしてきたという印象です。

いつの時代も、最上位層はちょっとくらい形式が変わったりしても大勢に影響はないとよく言われますね。

もちろん、今回の問題が最上位校でもかなり影響を受けているようだというツイートもありますが、合計点を晒しているツイートで(本当のことを言っているとは必ずしも限りませんが)高得点の方も一定数いるようです。

さて、本校の高校3年生はといえば、多分に漏れず、「最上位層は揺るぐことなく、中間層は影響を受けた」というのが正直なところです。

中間層の影響の受け方は、これはもうひとによってそれぞれというところでしょうか。

前の教科のダメージをひきずったまま後半戦に突入してしまった生徒、うまく気持ちを切り替えられた生徒、様々いたのだと思われます。

以前もツイートしましたが、何人か生徒と会ったので様子を聞いたところ、いずれの生徒も70点以上の得点はキープできていました。

全国平均の予想が50点を下回りそうだということを考えると、どうにか踏みとどまれたようにも思います。

ただ、話を聞いた生徒が志望したいような難関大を目指す以上はもう少し点数が欲しかったところです。

いずれにしても、共通テストのデータを集約している大手予備校の結果が出てくるまでは動きにくいというのが現状なのかもしれません。

日本全国的に、どの程度まで最上位層の生徒がさも当然と言わんばかりに踏みとどまっているのか、どこまで上位層が崩れていないのか、中間層が踏ん張っているのか、こればかりはやはりデータを見ながら分析、判断するしかないようにも思います。

もちろん、大学のレベル帯によっても受験生の共通テストの得点の崩れ方は様々だと思うのですが、今年の大学受験についてはもしかすると強気に出願するのがいいのかもしれません。

昨年度は共通テストに移行した初めての年度でしたが、最後のセンター試験の時と比較しても、実は平均点そのものは伸びているんですよね。

しかし、今回ははっきりと下がるだろう、それも40~50点近く下がるという予想が大手予備校から出ています。

ここまでくると、周りも同じように点数が下がっていると信じて、強気に出願するのがいいのかもしれません。

どこかの記事でもそのような文章を見たような気がしますが、自校ではそんな雰囲気が強いような気がします。

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