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素敵な出会いで感じた 顔の見える繋がり

みなさん、こんにちは。
共育LAB.スタッフのなるちゃんです!!

あっという間に7月も終わりが近づいてきました。学生の皆さんは、夏休みはどのように過ごされるのでしょうか?宿題はたくさんありますか?
私は、宿題は最後にするタイプでした。「夏休みの友」というワークにいつも苦しめられていたので、心の中で「夏休みの友じゃなくて、敵だろ!!!!!」といつも突っ込んでいたことを思い出しました。
皆さんは、どんな夏休みを過ごすのでしょうか?水の事故も増える時期です。素敵な夏休みにするためにも、海遊びや川遊びの時には、救命胴衣を着用するなど、しっかり対策してくださいね。

さて、私は徳島県の南の漁師町で昔ながらのご近所付き合いや、時に暑苦しいこともあるけど温かみもある”おせっかい”にかこまれて育ちました。
2021年からは、知り合いもいない土地で暮らしています。引っ越し当初は、コロナ真っ只中で、近隣の方に挨拶に行くことも遠慮しなければならないような状況でした。こうして、近所にはどんな人が住んでいるのかも分からぬままの新生活がスタートしました。

新しい場所での生活は、今年で3年目に突入しました。暮らし始めてすぐに、共有スペース(ゴミ捨て場、花壇や階段等)を掃除をしてくれている方を偶然目にすることがありました。管理会社の方かな?と思い、簡単な挨拶を交わしてすぐに部屋に戻りました。考えてみると、ゴミ捨て場も花壇も、いつも綺麗に整備されていることに気がつきました。翌月と翌々月にも、同じ方が掃除をしてくれていました。

ある時、レモンがたくさん入った白い袋が玄関のノブにかけてありました。中には「お裾分けです。ここで実ったレモンです。食べてください。名前」とメモが同封されていました。誰がくれたのか調べてみると、大家さんということが分かりました。さっそくお家を調べてみると、ご近所さんということが分かり、挨拶に行くことにしました。少し緊張しながら、呼び鈴を押すと出てきたのは、毎月掃除をしてくださっているあの方でした。
大家さんは、私のことを覚えてくれていて、ここで暮らし始めて3年目にして、やっと地域の方ときちんと繋がれたと実感できた日でした。
翌日の朝、私の家の呼び鈴が鳴り、出てみるとこれまた大家さん。

「朝どれの野菜、形は悪いけど食べて」と袋にどっさり入った新鮮な夏野菜たちを頂きました。
少しずつ、大家さんと話をする機会が増えて、今では大家さんのご自宅へ時々遊びに伺う関係になりました。今年の夏は新鮮なバジルをたくさんいただき、部屋で育てています。

見知らぬ土地で、実家のような居場所を見つけることができました。
顔の見える繋がりができると、見知らぬ土地でも心強いように感じます。
最近は、全国各地で大きな自然災害も起きています。隣に住んでいる人、近所にどんな人が住んでいるのか、避難場所はどこなのかなど、平時から顔の見える繋がりができていると、有事の際にも躊躇うことなく声を掛け合い、互いに協力することができます。
コロナ禍で築けなかった、新天地でのご近所付き合い、地域のお祭りやイベントなど、コロナ禍が明けて少しずつ再開されつつあります。初めての場所で、初めての人たちに声をかけることは、不安でもあり、私にとって勇気がいることですが、実際に話しかけてみて、地域の話やお得な情報を得られると、とても嬉しい気持ちになります。今後は、再開された地域の催しへの参加など、少しでも多くの地域の方と顔の見える繋がりを少しずつ広めていきたいなと思える大家さんとの出会いのお話でした。


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