![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140598617/rectangle_large_type_2_36cb6463f5f14caed45a19c7301f3138.jpg?width=800)
授業中の小話:漢字から挨拶を学ぶ⁉︎挨拶の語源
こんにちは。Kohです。
今回は、小学6年生に漢字を教えていた時の話です。
全ては「晩」からはじまった
小学6年生で習う漢字に「晩」という漢字があります。
その漢字を教えていた時のこと。
子ども(海外経験長め):「晩」って夜のことですよね?どんな時に使いますか?
私:え?晩御飯とか、「こんばんは」とか。
子ども達:えぇ⁉︎「こんばんは」の「ばん」は「晩」なんですか⁉︎
私:えぇ⁉︎逆になんだと思っていたの?
子ども:「こんばんは」っていう一つの単語かと、、、😲
私:じゃあ、「こんにちは」とか「おはようございます」は?
子ども:それも同じく、、、
このことを聞いた時はショックと驚きでした。
確かに、挨拶をきちんとしましょう。という指導はよくしていますし、全国的にもしていると思います。
ただ、あいさつの元々の語源等はそれと比較するととても少ないように思いました。
たまに、外国語の挨拶とかは教科書に載っていたりするので、紹介することもありますが、語源まで触れるかは微妙な感じがします。
小話のはじまりはじまり〜
そこで、色々小話をしました(諸説あることも説明しました)。
・「おはよう」は、「お早う」という早い時間という意味をもっていたこと。
・「こんにちは」は、「今日は良い日ですね」「今日はどんな調子ですか?」といった挨拶が省略されたこと。
・「こんばんは」は、「今晩はご機嫌いかがですか?」といった挨拶が省略されたこと。
・「さようなら」は、「左様ならば(=そのようであれば)」の略であること。
などです。
もちろん、知っている子もいましたが、半数は全部は知らなかったみたいです。
では、外国語では?
そんな話をしたら、またまた小話へ。
私の教えている環境はかなり国際色が豊な方で、たまに英語やスペイン語を使って子ども同士説明し合ったり、アメリカやメキシコなどの話になるのですが、今回は英語やスペイン語の挨拶の話になりました。
私:知らなかった、とは言っても英語だと「Good morning」「Good afternoon」「Good evening」などがあるよね。日本語と同じく、それぞれ朝・昼・夜の時間帯を表しているよね。
スペイン語でも「Buenos días」「Buenas tardes」「Buenas noches」でやっぱり一緒だよね。
子ども達:あー、確かに(笑)
子ども:じゃあ、挨拶って時間帯を表す言葉が入っていたりするのかなー?
私:そうなのかも。確か、タイ語は違ったようなー
という感じで小話は終わりました。
ちなみに、Chat GPTさんに訊いてみると、タイ語の挨拶には幸福や良い状態を願う意味が込められているみたいです。
例えば、
・タイ語の挨拶「サワディー」は、「幸福」や「安全」を意味するサンスクリット語から派生した言葉みたいです。
ちなみにちなみにタイのこの挨拶は、比較的最近使われるようになったそうです。
私がタイで聞いた話では、
20世紀に入り、外交が盛んになっていって、外国は挨拶があるのに、タイには挨拶がない、となって挨拶を作った、
と聞きました。
以上が、少し深掘りしたくなった挨拶についての小話でした。
ではまた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?