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業務効率化は、何のため?

こんにちは。
心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

自分はとてもめんどくさがりです。
無駄な動きが嫌いです。
なので効率化を考えるのは大好きです。

組織にいたころ、自分の中でスローガンを立てていました。

「SMMの排除」

「S(探す)、M(迷う)、M(戻る)」を駆逐すべき無駄と定義し
これを最小限に抑えるように業務効率化を提案、実行していました。

まず手を付けたのが、社内のデータフォルダの整理でした。
同じようなデータが各所に散らばっているのを、探す、、、
どれが最新なのか、どれが正しいのか、迷う、、、
せっかく作成したのに古いデータを使っていたと気づいて、戻る、、、

これらで無駄にする時間がたとえば1日に15分として、1か月で約300分、
1年で約60時間×人数が、会社の中で無駄になると思うと,ぞっとしました
3か月ほどかけて、他のメンバーも巻き込んでコツコツ昼休みにデータ整理しました。
完了した時のやりとげた感と、周りからの感謝の言葉は、至福でした。

チームでやる繁忙期業務の効率化にも燃えていました。
小さな無駄が積み重なり巨大な無駄となって、
残業を膨張させ、納期を危ぶませる・・・

無駄な図

少々骨が折れましたが、効率化とチーム力向上の効果はばつぐんでした。(これは個人的に力が入っていたので長くなりますから詳細はまた別の機会に。。(笑))

そんな感じで社内の無駄を次々と駆逐していき
周りには多少恐れられつつも、感謝され、
充実していました。

そんな時、この言葉を目にしました。
(すみません、どこで読んだのかを忘れてしまいました)

効率化を極限まで進めると人間性がなくなる。人をロボティクスとして扱い、単純作業の繰り返しにスピードが求められ、人は疲弊してしまう

もちろん人間性がなくなるまで効率性を求めることはしていないつもりですが(そこまでの能力もない)、
これを読んだとき少なからずショックを受けました。

そう受けとめる人も今後出てくるかもしれない。。。

何のための効率化か、もう一度立ち返ることは重要です。
それが社内で共感を得られれば、共通目的として落とし込まれていくでしょう。

改めて自問しました。
自分が効率化で目指すものは、何だったのか。

突き詰めれば、人を大切にするためです。

主観ですが、
自分が面倒だ無駄だと思う時は、
人の為にも自分の為にもならないと感じる時です。

効率化によってできた時間で、人が人らしい仕事ができるようにしたい。
人らしい仕事とは、思考や共感やアイデアで、人のため、社会の幸せのために仕事すること、だと思います。

人間性を発揮するための業務効率化、が理想と行きつきました。

この人は何に情熱を燃やすのだろうと相手に興味をもったり、
自分はどんな貢献ができるのだろうと考えたり、
心の余裕を作るために、
効率化できるといいですね。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。


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