見出し画像

意外なところで目にした日本の昔遊び

冬晴れの休日、家族と出かけた帰り道で。ちょうど、公園の中を歩いていた。

と、前方から「コーン、コーン」と軽やかな音が。

「何かな?」と思い、通り過ぎざま目をやると、なんと

羽根突きをしているのだ!しかも、男子高校生だと思われる4人が!

もちろん羽子板はごいたを使ってである。私も小学生のころ、買ってもらった羽子板で、羽根突きをした覚えがある。羽根を打つ時の感触と、音がとても心地よいものだった。・・・が、それ以来、私はずっと羽根突きをしたことがなかった。後からやって来たバドミントンに、取って代わられてしまったから。

それにしても今、この時期に、男子高校生と思しき人たちが羽根突きとは!

ちょっとこの意外性にびっくりするとともに、古き日本の文化、遊びがこんな日常生活のワンシーンの中に、さりげなく溶け込んでいるのを見て、思わず嬉しくなってしまった。しかも、遊んでいる4人も本当に楽しそう!そして、あの打つ時の軽快な音。リズミカルに繰り返されるあの音は気持ち良くって、じっと聞いていたい。

「羽子板って、バドミントンのラケットにはない木の温かさがあるなあ・・・」と、娘。

「日本の文化や遊びが、こうして自然に受け継がれているっていうのは、やっぱりいいよなあ・・・」と、息子。

すでに成人となった二人の発言だが、小学生のころ、学校で遊んだ記憶を手繰り寄せているようだ。考えてもみれば、わが家にバドミントンセットはあるけど、羽子板は、ない・・・・・・

ちょっと調べてみると、羽子板は室町時代に初めて現れ、江戸時代の元禄のころに本格的に、遊びの道具として定着したそうだ。

この頃から、人々は皆、楽しげに羽根突きをしていたんだろうなあ。日本の文化、遊びの奥深さに思わず共感。

屈託なく遊んでいた男子グループも、リフレッシュを兼ねて、思いは江戸時代にタイムトラベルしていたんだろうか。

なんだか、私まで羽根突きをしたくなってきた。











#生活 #羽子板 #羽根突き #江戸時代 #室町時代 #日本の文化 #日本の昔遊び #日本語教師 #最近の学び




この記事が参加している募集

もしサポートいただけたら、とてもありがたいです。自分をより向上させるための書籍購入や研究会、勉強会の参加費用にします。また、日本在住で中国語圏生徒達の日本語学習のフォローにあてたいです。