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【国境越え】オシュからついにウズベキスタンへ(旅20日目)

こんばんは!
ついに今回はキルギスからウズベキスタンへの国境越え!
キルギス南部のオシュからウズベキスタンのアンディジャンへ向かいます

このキルギス南部ルートの国境情報はなかなか情報が薄いため
そしてウズベキスタンの国境検査はバックパッカーの間でも悪名高いと噂の国境なのでかなり緊張しましたが
一緒に行ったロシア人ジョルディのおかげで問題なく国境越えすることができました!

このルートを通る将来の旅人にも何か参考になれば幸いです!



2022年10月30日 
キルギス・ビシュケク→ウズベキスタン・アンディジャン

オシュ中心から国境へ

まずオシュ中心地からキルギス国境ゲート付近まではバスとタクシーの手段があります!

私はバスで行くつもりだったのですが
宿で仲良くなったロシア人ジョルディと一緒に行くことになったので二人でタクシー利用をしました。

タクシーだとオシュから国境まで一人200ソム(約360円)
相場よりやや高かった気がします

バスだと確かな値段は不明なのですが50ソム(約90円)しないぐらい

ちなみにオシュ中心地Kurmanjan Datka通りからバスは出ていて
#13、#2のバスが国境ゲート付近まで行くバスです!(事前調べ)

※乗る時には車掌さんに確認することをおすすめします

キルギス側国境

タクシーでオシュ中心地から15分ほど
国境付近に到着

着くとそこには大行列が…

カザフスタン→キルギスも結構人がいましたが
それ以上の賑わい国境みたいです

10:30に国境に着き
出国検査を終えたのは11:30

計1時間ほどかかりました。

出国検査だけでこの時間ならバスなら間違えなく置いて行かれたと思います。笑

カザフスタンで国境で置き去りにされた話は詳しくはこちらをどうぞ↓

質問自体は何事もなく
日本人でツーリストと伝えるだけでスタンプを押されすんなり通過

キルギス側国境

一緒にいたジョルディはロシア人なので3秒で出国検査を終えてました。

ロシア人はキルギス・カザフスタン・ベラルーシ・アルメニアはIDのみでも入国可能らしい

多くの兵役から逃れたロシアの人々がそれらの国に行ったのも納得です

一方、同じ旧ソ連でもウズベキスタンはロシア人でもパスポートが必ず必要なのと、滞在日数も制限があるため兵役から逃れたロシア人の行き先にはなりにくいんだそう。

この旅で多くのロシア人に会い
彼らにも色んなケースがあり、それぞれに人生があり、家族がいて
故郷に様々な想いを残しながら、去る決断をした人ばかりでした。
いつかそれも伝えることができたらなと思います。

いざ!試練のウズベキスタン側国境へ

さあ!つぎは悪名高いウズベキスタン国境!

荷物のチェックや写真の検閲などに厳格で
過去の旅人のブログを見ると荷物検査で1時間かかったという人も。

特にこのフェルガナルートは観光客があまり使わないため、厄介そう

しかし
ここは入国審査はあっさり
荷物検査もX線で通すだけのザ・普通の入国

かかった時間は計15分ぐらいです
拍子抜けしました

今は要らない!?税関申告書

実はこのウズベキスタン
旅する上で少し厄介な掟がいくつかあり
そのうちの一つが「税関申告書」

入国時に持っていた金額よりも
出国時に持っている金額が多くなっていると問題になるらしく
それを証明するための税関申告書らしいのですが
まずそもそもその紙をもらえないという事態

途中で税関申告書を書いてないことに気づき
ジョルディに訳を話し戻ろうとするも
「そんなの必要ないよ」とのこと

彼はロシア人だったのでそのはずですが
私はジャパニーズで不安だったので出国審査の役人に話すも
「持ってるお金が1000ドル未満ならいらないよ」と

多くの旅人から
この税関申告書がウズベキスタンを抜ける時に持ってないとトラブルになると聞いてきたのでかなり不安ですが
出国審査の役人もそれ以上取り合ってくれなさそうなので諦めてアンディジャン行きのバスに乗ることにします

(追記)
そしてウズベキスタンを出国するときに分かったのですが
この税関申告書制度も2019年辺りから徐々に廃止されているのだそう!安心しました!

ウズベキスタン、昔は独特の決まりが多く
旧ソ連っぽい一筋縄ではない旅のスタイルだったらしいですが、今やかなり旅がしやすい国になってきています。

国境からアンディジャン

入国検査を終えると商魂たくましいタクシーの客引きおじちゃんが大勢待機。笑

今までカザフスタン、キルギスと消極的なタクシー勧誘で甘やかされていた私は久しぶりこれが旅だったことを思い出しました

多分今インドとか行ったら怖くて宿から一歩も出れなくなりそう。

アンディジャンは国境から一番近い大きな街なので定期バスがあるとの情報だったのでしばらく待つと
マルシュートカタイプではなく、路線バスタイプのバスが来ました

国境からアンディジャン中心地までは1時間ほど
料金は5000ソム(約65円)

さすが中央アジア。今考えると破格の安さです。笑

ちなみにまっすぐタシュケントに向かいたい人は
シェアタクシーを交渉すれば国境から直で向かえます!

私はせっかくオシュ経由でウズベキスタンに来て
フェルガナ地方の小さな街も見てみたかったのでこの地域を1週間程かけて回ってからタシュケントに向かいます!

バスに乗車し
国境を越えたんだな〜と感じたのは
かなり彫りの深い顔立ちの人が増えたことです

キルギスやカザフスタンは日本人や韓国人に似た顔立ちの人が多かったのに対して
ウズベキスタンはトルコや中東の人に近い顔立ち
もう現地の人に間違われることもないかと思うと少し寂しい

旅の相棒ロシア人ジョルディ

やっと国境検査も終え、無事に目的地までのバスに乗れたので今日の旅の相棒ジョルディについて少し紹介

ロシア人である彼は兵役で逃れてきていた多くのロシア人とは異なり
ベトナムのニャチャンにてIT関係で働くサラリーマン

今はビザの合間でキルギスとウズベキスタンを訪れ、そのままベトナムへと戻るそう

英語もペラペラで、アンディジャンで別れてからも時々メッセージをくれ、その後の旅を色々助けてくれました!

アンディジャン到着

バスは1時間ほどで終点のアンディジャン駅近くのバスターミナルへ到着

まずはお腹が空いていたので、腹ごしらえということでジョルディと一致
中央アジアやインドで良く見るソモサ!

じゃがいも味とコンソメ玉ねぎ味を注文!

味は見た目通り!まずまず美味しい!

ウズベキスタンの両替情報

そしてUSドルから街中でウズベキスタンソムに両替

実はこのウズベキスタンの厄介なものの一つが通貨問題
以前の情報を見ると

"ATMでキャッシングできるところはほぼない"

"通貨の暴落が激しく、公式レートよりも街の手売りの方がレートが良い(闇両替)"

ということで以前までは
USドルを持ち込み、街中で現地通貨に両替するのが通例でした。

ただ、2018,19年あたりの情報から
徐々に闇両替がなくなって政府の公式レートが大統領令によって闇両替に合わせることで決定され
ATMでも都市部ではお金を下ろせるようになる

という情報がチラチラ見かけるように!

ただ、現金難民になるのは海外では怖いので
一応私はキルギスでUSドルを降ろしていました!

2022年 ウズベキスタンを旅した上での結論を言うと

・ATMは中規模な街や観光地ならほぼどこにでもある

・キャッシング手数料は他の国とほぼ同じかやや高いぐらい

・闇両替はまだ一部の街にあるものの、政府のレートとほぼ同じなので意味はなし

という感じです!参考になれば!

あとウズベキスタンはインフレが加速し
そもそもの物価が安いため、大きな額の札がなく
札束富豪になれるとの情報もあったのですが

今は大きな額面の札も出てきているので
財布がパンパンになることは避けられました。笑

アンディジャンの街並み

さて、腹ごしらえと両替を済ませて荷物を宿に置きにいきます

街の中心地から予約した宿までは4kmぐらい
いつも通り金がない歩きたくてしょうがないため徒歩で向かうのですが

後から分かったことがウズベキスタンはタクシー代がかなり安い!

4kmぐらいなら10000ソム(約130円)でいけると思います

あとアンディジャン駅周辺の住宅街があまり治安が良くなさそう
歩くのはおすすめしません。

ジョルディは今日のうちにタシュケントに向かう予定だったのですが
明日に変更するとのことで一緒の宿へと向かいます

「宿に行く前にスーパーに行きたい」とのことだったのですが
なんと私にもマウンテンデューを買ってきてくれました!スパシーバ!

アンディジャンの宿情報

アンディジャンで泊まったのは「O'zbek Hotel」

アンディジャンはそもそも観光の街ではないためバックパッカー用のドミトリータイプの宿はなし

個室利用で一人1200ソム(1560円)
ウズベキスタンの中では一番高い宿でした

しかも、もともと一人利用でその値段だったのでジョルディと別部屋
もしくは一緒の部屋なら割引されるかと思ったらそのままの価格で同部屋。笑

久しぶりに一人部屋だ〜!と予約時テンションが上がってましたが残念

まあスタッフさんは良い人だったし文句はないです!

夜はジョルディと宿の近くのレストランで串焼きのシャシリクを食べに行き
近くのモスクを見に行き、この日は終了!

金曜モスク
アンディジャン唯一の観光地らしいです

国境を越えて新しい国に入るとドッと疲れがくる気がします

明日は少しアンディジャンをぷらぷらして、次の街フェルガナに行きたいと思います!

ではでは〜!


《情報コーナー》

・オシュ市内→国境付近
タクシー 1人2〜3USドル
バス オシュ”Kurmanjan Datka通り” #2,#13のバスに乗車

・ウズベキスタン側国境→アンディジャン市内
定期バス運行 電光掲示板に”Andijan”とあり
片道5000ソム(約65円) 約1時間

・アンディジャン宿「O’zbek Hotel」
一人個室 1200ソム(1560円)
アクセス○ コスパ△ シャワー△

・アンディジャン主要マップ

①アンディジャン駅
②アンディジャンバスターミナル
③O'zbek Hotel
④金曜モスク


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