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経済を歴史から紐解く②

みなさんおはようございます!
今日も良い1日をお過ごしください。

今日はアメリカ政治にまつわる
ドルの歴史について
お話ししたいと思います。

まず、アメリカドル。
現在ではFRB(Federal Reserve Note)
連邦準備制度理事会が発行しています。

イギリスの植民地時代は各州が独自通貨を発行していました。

☆日本で言うと都道府県をまたぐと違う通貨になってしまうとイメージしてください

そして1776年にアメリカは独立宣言をし
イギリスから独立しました。

独立をすると初代大統領ワシントンの右腕であるハミルトン氏が通貨統一を目指します。

そこで、合衆国銀行を設立しました。

しかしこの合衆国銀行の出資金は全て北部によって集められたお金だったのです。
(連邦政府2割・残りはNY資本、欧州資本)

これに南部出身のジャクソン大統領は
南部の自治が脅かされていくのではないかと
不満に思い、銀行を閉鎖に追い込みます。

そもそもアメリカは欧州大陸から5000キロも離れていて、モンロー主義(欧州大陸とは干渉し合わない考え)を掲げていたため

軍備は最小限に抑えられ、
財源には困らなかったのです。

しかし後に北部と南部で貿易の問題や奴隷制がエスカレートしていきました。

北部出身のリンカーン大統領が当選すると

南部では11州独立宣言をしました。
これを機に南北戦争がスタートしましたが
結果は北部の勝利。

ですがこの戦争のあと北部出身である
リンカーンは暗殺されてしまいました。

それからは巨大財閥が台頭するようになり
南北戦争後にはイギリスを抜く
世界最大の工業国に成長しました。

新興財閥ではロックフェラー・JPモルガンが
筆頭に特にJPモルガンはアメリカでたびたび起こる金融危機を助けた事実上の中央銀行でした。

☆ロックフェラー財閥は石油をはじめ、軍事産業・金融業など様々な事業を傘下に収めていました。

そこで、金本位制を要求しました。

☆金本位制とは金の価値で通貨の価格が決まること。

これをウィルソン大統領が許可して
現在紙幣発行権を持つFRBが発足しました。

(FRBの出資は民間銀行から成り立っていて政府から独立している)

☆日本の株式はほとんど政府保有ですが、アメリカは民間保有が多いです。

1960年代に入るとケネディ大統領が
暗殺されました。

ケネディ大統領は
ベトナム戦争の戦費、福祉予算を捻出する為に
財務省にお金を刷らせていました。

このことでケネディ暗殺前は
FRBの発行したドルとケネディが刷らせたドル

2つのドルが存在していたことになります。

暗殺されたことで、合衆国紙幣は回収され

現在ではFRBの発行したドルのみとなりました。

次回は日本円の歴史についてお話しします。
よく、小判の昔話を聞くと思いますが
なぜ今その小判が日本にないの?
言われてみればそうだと気づくと思います。

深く掘り下げていきます
お楽しみに☺︎

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