自由詩出撃せよ。

 こんばんは。花和尚・魯智深です。(かおしょう・ろちしん。あだ名の花和尚は、ろくでなし和尚、という意味。この場合の「花」には、けばけばしくて品のない、て意味もあるそうです。梁山泊でも一、二を争う人気の好漢。弱気を助け、強気をくじく…を体現していた。その行く末がまた実にかっこいいというかなんというか)

 今回はとても久々に自由詩です。字数をだいたいそろえたので、歌詞でもいいんだけど。カタカナもうまい具合に使わなかったので、自由詩にしとこうと思いました。やっぱり縦書きで書くほうが良いですね。noteも縦書き機能があればいいのにと思います。

 「エスケープフロムLA」と「ニューヨーク1997」と、甲本ヒロトさん(だったと思う)の言葉に着想を得ました。……信じるかどうかはアナタ次第です。ではどうぞ。


 「朝がいる場所」

言葉だけじゃだめだけど
口にしなきゃ 始まらないだろ
深く受けた傷跡は
「生きてる」って証明書

どこから来たのかわからない
闇はいつからここにいる
目のついてるほうが 前ならば
今は真っ暗 みんないい

走って 倒れて泥まみれ
それでも心は僕にある
どんなに夜でも進むだけ
朝がいるのは その彼方

指先だけが踊ってる
火の粉を散らすかがり火
優しい歌ばかりでは
自分の声が聞こえない

いつまで続くか分からない
闇はどれほど深いのか
踏み出す爪先 感じてる
みんな地べたに みんないる

困って 悩んで うずくまる
それでも心は君にある
どこまで夜でも呼吸する
朝がいるのは その彼方

今は真っ暗 みんないい
みんな地べたに みんないる

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