『さよなら神様』麻耶雄嵩
JULY 8, 2018 Instagram掲載
殺人事件の犯人含む全てを知っている「神様」鈴木太郎をクラスメイトに持ってしまったら。シリーズ前作『神様ゲーム』がミステリーの快感を存分に味わわせてくれたので、期待。
最初は短編が続く。前作が大長編ドラえもんで、これは金曜7時に毎週やってる30分2本立てのドラえもんみたいな感じ。私は大長編が読みたい気分なんだけどな。
小学生は「あんたアカ?」とか言わないんじゃないか、この表紙はどうなのか(アニメとかマンガ好きだけど、若者に媚びすぎではないか)とか思ってなかなか読み進まない。
途中で、おや?と自分の思い込みを覆す設定が明らかになる。で、さらに読み進めるとパタパタと身近な人が死に、謎と謎解きが展開していく。ここらへんは読み応えがあって面白い。そして最後に真犯人がわかるのだけど…その終わり方なのか。
謎解き部分はエキサイティングで面白い。これだけで価値はあるとは思う。でもそうでない部分の馴染み具合や、1冊を通しての流れは『神様ゲーム』の方がいいなあ。
34. 『さよなら神様』麻耶雄嵩
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