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『偽装不倫 4』 東村アキコ

月曜の仕事帰り、ごはんを食べビールを飲み、この最新刊を抱えて帰った。ちびまる子ちゃんでいえば、背景に「パアァ・・・」と擬音が浮かび、お花が描かれていたと思う。ああ、家に帰ってブラだけはずしてゴローンして読む!!至福!

つい最近、4月の頭に3巻を読んだので、ずいぶん早い次号。週刊連載なのと、ドラマが今晩7/10から始まるということもあるだろう。カラーなのに東村先生すごいな、大丈夫かな。そんな心配が色々な人から寄せられるらしく、あとがき漫画に東村先生は8~10時間寝ている、と書いてあった。よかった。さて、内容。独身なのに既婚者と偽って、イケメン韓国人若者と恋に落ちる鐘子。まあこれはいい。勇気はいるだろうけど、「嘘でした」と言えば障壁はないのだから。今や先行きが気になるのは鐘子のお姉ちゃんの方。彼女は既婚者でありながら独身と偽って恋をする。こっちの偽装不倫は世間でものすごく叩かれるやつ!さぁどうなるんでしょう。この後、しがらみ無し鐘子と人妻お姉ちゃんの対比がくっきり出てくるんだろうか。

鐘子の「ちょっとした嘘」をきっかけにした恋愛だけだったら下手すると20年前の少女漫画にしかならない。そこに韓国やお姉ちゃんの偽装不倫をからめ、クール/かわいい系両方の年下男子を配置してくるあたり、ちゃんと「今」。『東京タラレバ娘』もそうだけど、リアルタイム女子が抱える課題を、同じく先行きが見えない登場人物たちがどう落としどころをつけるのか、とても気になる。

漫画266 偽装不倫 4


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