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『湯遊ワンダーランド』まんしゅうきつこ

一度聞けば忘れない名、まんしゅうきつこ。何が彼女にあったんだ、と気になってはいたけれど読んだことがなかった彼女の本。貸してもらった〜!面白かった!(今は改名して「まんきつ」さんだそう)

サウナと水風呂が好きなまんしゅうさんの銭湯や健康ランド巡り。各銭湯のスペックや評価などは一切書いていなくて、彼女が行ってどう感じたか、どんな妄想をしたかというエッセイ漫画。サウナの秩序の番人「ヌシ」の存在や意義、湯上りのさわかやな風、どんどん肥えていくサウナ審美眼。六本木のサウナだと、下の毛をツルツルにしている人がとても多いらしい。今はそういうのが流行りと聞くけれど、六本木は本当にそうなのか。うちの近所ではまだ見たことがない。

私も銭湯神ヨッピーさんの記事を読んで、高温湯と水風呂を交互に入る「交互浴」にハマった人の一人。頭だけ使いすぎて体とのバランスが取れていない時に近所の銭湯へ行く。まんしゅうさんはサウナでそれをしているので「整う」気持ちや、あの銭湯帰りの一人世界平和感はわかる。今度サウナでやってみたい。

3巻で完結のこの本。終わりに、まんしゅうさんは人生がポジティブな方向に向かいそうなある決断を行う。多分、体と心が整ってきたから起きたことなんだと思う。実は連休明けから仕事が著しくアレになった私。どんどん同僚たちが弱っていき、自分も片足をつっ込みかけているので、今心身の健やかさを積極的に築いていきたい局面。もう湯遊ワンダーランドに助けてもらって乗りきるしかない、うん。ちなみに漫画家の名前ににびっくりした方、そういう感じの話ではそんなにないので大丈夫です。安心してお読みください。

漫画260-262 湯遊ワンダーランド (1-3)


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