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●キノコの住宅と都市インフラの住宅

こんにちは。
ハッピーすまいコンサルタントの
しのぽんです。


今、住宅には2つの種類があります。

「きのこの住宅」と
「都市インフラの住宅」

です。

きのこの住宅は、
いわずとしれた篠原一男さんの
「民家はキノコである。」
でいう民家=住宅のことで、
土地固有の風俗・習慣を具現化する形で
自然発生的にできる人の生活空間です。

この空間は人の感情と強く結びついています。

一方で、都市インフラとしての住宅は、
日本でいえば、戦後の都市への人口流入とそのための住宅政策、
それに付随する住宅ローンなどの金融政策によって創り出された、
都市を形作ると同時に都市開発のエンジンとなる住宅のことです。
いわゆる新興住宅地、タワマン。

この空間は人の欲望を都市が増殖/駆動するための燃料にし、
お金と強く結びついています。


きのこの住宅は豊かさと結びついています。
土地とそこに根差したコミュニティに自分の居場所を確保できているので、
住宅は人生を楽しむための道具として使われます。

一方で、都市インフラの住宅は安心と結びついています。
都市に生きる人の不安を30年後のお金の確保という形で和らげます。
つまり、その住宅はその人にとって、永遠に仮の住まいです。
なるべく安い材料で、耐久性高く、換金しやすい規格化された間取り。
仮の住まいだから、その住宅は都市システム側の都合で作られます。


あなたは、今、どちらを得たいですか?


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