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感情解放ワーク<実践編>

過去に遡ったインナーチャイルドセラピーを受けたけれど、承認欲求を切り捨てることに苦戦されている方向けに<特殊音源>感情解放サポート、感情解放ケアを有償提供しています。

こちらの記事では、具体的な実践方法を紹介したいと思います。

そもそも感情自体に良いも悪いもありません。

その感情に勝手に意味づけをし、

「これは良い!これは悪い!」と二元論でジャッジしているのは自分自身なのです。
特に悪いと思っている感情、一般的にマイナス感情と呼ばれるものですね。マイナス感情は悪いと思っているからこそ

この感情を感じてはいけない
この感情を感じる自分が許せない

と抑圧する方向に行ってしまいます。
しかし、これは自分の常識や社会の常識でジャッジしているしてるだけにすぎないのです。
人は子供の頃に感情を表現し傷つく経験をして感情に対するダメ出しをするようになってしまいました。
その多くは親子関係が原因で形成され、社会の中で上手に生きるために感情を抑圧してきました。

怒りや悲しみや不安や恐れを感じることが問題なのではなくて

怒りや悲しみや不安や恐れを感じたくない!!
感じてはいけないと否定していることがいけません。

また、承認欲求が強い人はこのような思い込みがあります。

認められなければいけない
否定されてはいけない
認められるのは良い
認められないのは悪い
認められるのは悪い
認められないのは良い

それ故に承認欲求を切り捨てる際に、「認められなくてもいい!」と決意するとすごい抵抗が出てくるかもしれません。
それは、認められないことへの恐怖の感情です。
今まで承認欲求が良いのだと思い込んでいたわけで、そのパターンを変えることですからね。
感情自体に良いも悪いもないわけなんですが、多くの人は恐怖の感情を感じることに対しても次のような思い込みのパターンが隠れています。

恐怖を感じてはいけない
恐怖を感じなくてはいけない
恐怖を感じないのは良い
恐怖を感じるのは悪い
恐怖を感じないのは悪い
恐怖を感じるのは良い

恐怖の他にも怒りとか悲しみといった各感情にもそのような二元論的な思い込みがあったりすると思うので、感情そのものをまずジャッジしているとしたら、一旦紙に書いてリストアップして目につくところに貼ったりするのもいいかもしれません。

感情解放は、抑圧し否定することに使っているエネルギーを緩めることにあります。

怒りや悲しみや恐れを
否定して
抑圧して
排除してなかったことにしようとせず

抑え込んで蓋をして
抵抗している力を
緩めていきます。

その感情を認めて受け入れ感じることを許してあげてください。

おススメの感情解放の仕方は、野口さんと二村さんの二通りがあります。
重要なところを引用させていただきます。
まずは野口さん。

より具体的なやり方をお伝えしましょう。たとえば、自分が悲しい気持ちになっていることに気づいたら、「悲しいんだね」と自分にささやきかけるのです。心の中でささやきかけてもいいし、自分だけに聞こえるくらいの小声でささやきかけてもかまいません。
 このとき、悲しい感情を感じていることをあと押しする意味で、「それでいいんだよ」という言葉も付けるといいでしょう。このような言葉は、感情にダメ出しする習慣をゆるめていく効果があります。
 そしてこれをやり続けていくと、自分の感情に気づく力も高まりますし、また、感情に振り回されにくくなります。
 私たちは、強い感情が湧いてきたときに、その感情に呑み込まれて冷静さを失い、その感情のままに行動してしまうことがありますが、それは、その感情と自分が同一化してしまい、その感情を客観視する視点を完全に失ってしまうからです。
 ところが、湧いてきた感情に気づいて、「悲しいんだね」とか「怒っているんだね」とか「不安なんだね」などと自分に声をかけた場合は、その瞬間、私たちは感情を見つめる側の視点に立っているので、その感情と同一化せずに、それを客観視できているのです。
 それでいて、その感情が湧いてきたことを受容していますので、その感情を否定したり無視したりしているわけではありません。その感情に呑み込まれることなく、その感情を受け入れているのです。
 <中略>
 たとえば、友達から批判的なことを言われて、怒りが湧いてきたとしましょう。それも相手を殴りたくなるくらいの強い怒りだとします。
 そんなとき、自分自身に対して、「怒っているんだね。 それでいいんだよ。だって、あんなことを言われたんだから、怒るのは無理もないよ。あんなこと言われて傷ついたね。あんなこと言われたら悲しいよね。それでいいんだよ」といった感じで声をかけると、次第に冷静になってきます。
<中略>
 怒りを吐き出すおすすめの方法は、怒りの感情を紙に「書きなぐるように」書くことです。書いていて、悲しみや孤独感などの第一感情に気づいた場合は、それも紙に書くといいでしょう。書き終えた紙は、誰にも読ませず、ビリビリ破って捨てるか、火をつけて燃やすことをおすすめします。

「これでいい」と心から思える生き方 野口嘉則

紙に書いて破る作業だとこんな感じですね。

続いて、二村さんです。
補足、注意書きがあります。👉の箇所になります。

 子どものころ、親に「泣くんじゃない!」と意味もなくそれは親の心の穴だったのですが怒られた経験がある人は「怒り・悲しみ・さみしさ」といった感情が湧くと、それらを「感じてはいけないもの、泣くのはダメなこと」と判断して、ガマンしてしまうことが多いようです。
 泣くことに罪悪感を持ってしまうだけでなく「悲しいはずなのに涙が出てこない。それが苦しい」という人もいます。
 でも、感じてはいけない「ダメな感情」なんて、ないんです。感情に良いも悪いもありません。自分の感情を良いものか悪いものか「判断してしまう」のも、自己受容から遠ざかります。
 相手のせいにするな、自分のせいにもするな。ガマンもするな、罪悪感も持つな。ではどうすればいいのでしょうか?
 苦しい感情が湧いた時は、よけいな考えをめぐらせたり、自分を責めたり相手を責めたり、卑屈になったり自己正当化したりせず、ただ自分の感情を感じきって」みてください。
 
原因や、未来・過去のことなどを考えず、ただ怒り、ただ悲しんでみてください。もしそうしたかったら一晩中びいびい泣いたり、枕やクッションを叩いて怒り狂ったりするのも良いでしょう。
 自分の感情の炎に、水もかけず、かといって新しい燃料もくべず、湧きあがってくるものがおさまるまで感じきるのです。その方が早くラクになれるはずです。
 ひとりで泣くのがどうしても苦しければ、同性の友だちの胸を借りて泣きましょう。異性の友だちだと「へんな気持ちになる」ことがあるから、なるべく、やめましょう。 👉他者に協力してもらった場合、依存関係になりやすくなりますので、感情解放は一人で行うようにすることをおススメします。
 感情が湧きあがるままにインターネットで「悲しみ」や「怒り」を書きつづったり、つぶやいたりする人もいます。
 その内容に友だちからのリアクションが「あったり、なかったり」で、また興奮したり落ちこんだり……。でも、興奮したまま「インターネットで、言葉にする」のは、自己受容にとってクセモノなんです。
 自己否定感やネガティブな興奮をすぐ文章にして恋の相手や友人に伝えることができる環境が増えすぎたことも、近年の「女性の自己受容できなさ」に拍車をかけています。
 ネット上で「自分のネガティブ感情を自分のために言葉にして、書く」というのは、無意識のうちに人の目を気にすることであり、どんどんナルシシズムを強めていきます。本人に客観性があって、読んでくれる人を楽しませるために書いているなら、いいのですが。 👉SNSでの発信は人の目を気にすることになるので感情解放には向きません。むしろ他人の目を気にするあまり承認欲求をぶつける方向に切り替わってしまうのでやめましょう。
 気持ちを吐き出したい、自己分析したいという目的なら、自分だけしか見ないノートに書いた方がいいでしょう。👉誰も見ないので、ノートが真っ黒になろうが、ぐちゃぐちゃの字になろうが好きなように使っていただいて構いません。
 湧きあがった感情をすっかり感じきった後だと、スッキリして、頭もクリアになります。
 すると「私は、こういうこと(できごとや、相手からの言葉)があると、こういうふうに怒り・さみしさ・悲しみを感じるんだな」と、わかります。
 これが、自分では見えていなかった「自分の心の穴のかたち」を見つめることができた、ということです。
 そこで初めて「これからどうすればよいか」を考え始めればいいのです。   
 ところで。
 恋愛の相手との出来事であなたが感じる「苦しい感情」は、じつは幼いころ、あなたが親との関係で「その時は幼すぎて、どうすることもできなくて」苦しかったのと同じ感情です。
 つまり、あなたは親との関係でうまく処理できなかったものを、いまの恋の相手との関係で「再び感じる」ことで、乗り越えようとしているのです。 「心の穴は、 ぜんぶ親にあけたられた」のですから。
 だから今度こそ、親からの支配を抜けて自己受容するためにも、苦しい感情を感じきる」ようにしてみてください。
 自分で感情を感じきること。その上で、冷静に自分の気持ちを相手に伝えること。それが「自分の感情に責任を持つ」ということです。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか 二村ヒトシ

説明されている内容は同じことなのですが、やりやすい方でやっていただけたらと思います。
モヤモヤと不快を感じた時、何か思考が湧き起こってきた時、体がキュッと硬直するような反応があった時、感情解放サポートを聴きながら感情解放を行ってみてください。
例えば、恐怖を感じた時、「私は怖いんだな。それでいいんだよ。」という感じで恐怖という感情に飛び込む。
悲しい気持ちになった時「私は悲しいんだな。それでいいんだよ。」という感じで悲しみという感情に飛び込む。泣けてきたら「うわーん!」と泣いてもいいです。悲しみ解放中ですから。

注意点は、感情解放を強迫観念で行わないことです。
「感情解放しなければならない」という前提で感情解放を行っても、今感じていないのに無理やり感情を掘り起こすことになり、感情解放が中途半端になってしまいます。強迫観念は二元論を呼びます。感情解放が上手くできない自分を責めてしまい感情解放に対する印象が悪くなって続かなくなってしまいます。
よって無理をせず、あくまで自然に湧き起こってきた思考感情に対する処理を行うことが感情解放であり、自己受容です。

あとは実践あるのみです。
慣れないうちは、感情解放で体力的に疲れる場合もありますので、感情解放ケアを持っている方はそちらも聴いていただいて体を休めるようにしてください。
慣れてくると、思考や感情が出てくるたびにスッと受け入れられるようになるでしょう。自己受容を深めていくにあたってこの道は避けて通れませんし、上達した後も続けていきます。この基本がとても大事になってきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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