明日はいよいよ大晦日!年末だからこそ受けたい「十二支の授業」
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どうぞ、ごゆるりとお過ごしください。
共育LIBRARYりょーやん、元教師です。
いよいよ明日は大晦日ですね‼️
折角の年末だから、何か関係のある記事にしたいなぁ~
そんなことを思っていると、ふと、3年生の教科書に載っている十二支の授業をしたことを思い出しました!
ということで、もうすぐ新年ということも踏まえて、今日は十二支の授業を紹介できればと思います。
皆さん、子どものように純真な心に戻り?笑
楽しんで読んでいってくださればと思います。
十二支の授業の実際
まず、教科書に載っている情報から確認します。
教科書には、以下の図と共に、文章の説明が載っています。
(著作権上イラストは変えています)
これだけです。
もう片方のページには月の異名が載っています。
ということは、十二支だけで20~25分の授業を行わなければならないのです。
教科書に載っているわずかな情報だけで。
皆さんはどのように授業をしますか?
筆者は以下のように授業を展開していきました。
(教科書は開かせずに)
・・・
まずは冒頭に提示したイラストを示し、読み方を確認します。
そして、方角や時刻にも使われていたことを説明。
ここからは、ウォームアップ。
教科書に書いてある情報を隠して提示します。
子どもたちに挙手で答えさせていきます。
次も同じように始めは▢で隠して、午後と午前を答えさせていく。
3年生は、ちょうど「モチモチの木」という物語文を学習するので、それと関連させながら。
さて、ここで疑問を投げかけます。
ここからは、十二支がなぜそもそもこのような順番になったと言われているかを、絵本を読んで紹介します。
一応、あらすじをまとめておきますね。
そんな内容が物語調で語られるので、子どもたちは、とても集中して聞いていました。
さて、ここからが異次元の切り口をしていく面白い部分です。
この「鬼門」と「桃太郎」を関連させます。
皆さんは、なぜだか分かりますか?
今度は「裏鬼門」。
ただ、ここで1つ疑問が残ります。
ヒントです。
組織の成長と「桃太郎」の登場人物の関連を記事にしたことがありましたが、やっぱり「桃太郎」は想像以上に深い秘密がありそうですね。
さて、ここからは「鬼門」を切り口に広げていきます。
わざと鬼門にある塀を「角」がない状態にするのですね。
未だに脈々と受け継がれる風習。
建物の屋根の方角も、昔から計算されながら建てられていたのですね。
そしてもう一歩、広げます。
皆さんは、何か気付かれたでしょうか?
などと言って、謎めいて終わらせ、「十二支」を暗唱させて終わる。
そんな流れで授業を設計していました。
教科書には3種類しか情報はありませんでしたが、まさかあそこから「都市伝説」のような内容にまで展開していくとは、我ながらびっくりです笑
休み時間になると、
「先生、授業で言ってたことって本当なの?」
「他にはどんな秘密があるの?」
などと子どもたちが集まってきます。
「まあ色々あるかもね~気になった人は自分で調べてみたら?」
などと言って、こちらは答えやヒントを与えず、知的好奇心をくすぐらせて終わらせていました。
筆者はこのような授業の終わらせ方をよく行うのですが、もし調べてきた子どもがいたらめちゃくちゃ褒めます。
「先生も驚いた!」
と感動し、クラスに紹介し、学級通信にも載せ、といった風に、「自主的に調べてきた子どもがスポットライトを浴びる」ようにプロデュースするのです。
すると、興味をもったことを自分たちで調べる集団が、少しずつ、少しずつ、育っていきます。
これも、1つの「知的好奇心」を育てる方法でしょう。
お正月の雑学
折角記事を開いてくださったので、最後に幾つかのお正月の雑学を紹介して終わりたいと思います。
お正月という行事に関係するのは、やはり「神様」という存在です。
元々お正月行事は、農耕民族だった日本人が「新しい年の初めに先祖の霊を年神様として迎え、前年の豊作に感謝し、新しい年の豊かな実りを願う」祀りでした。
そのような由来があるため、お正月界隈に行うことには様々な「神様」に関連する意味合いがあります。
例えば、門松。
門松は、年神様が降臨するときの依り代であり、平安時代から「神を待つ木」という意味で待つが多く使われるようになったそう。
おせち料理も、御節供(おんせちく)の略で、季節の変わり目にあたる「節」に、神に食物を供えるものなのです。
「神人共食」
神に与えたものを体内に取り込むことで、神の力を宿そうとしたのですね。
他にもお年玉は、古くは年神様が子孫たちの供えた供物に魂を与えたことがはじまりで、
各家では、立派な鏡餅の他に、年神様の魂の分配を意味する小さな丸餅をたくさん作り、家族みんなに配ったといいます。
ちなみに、家に神棚があるお家は、本当は神棚の隣に「鏡」を設置しておくのがよいとされるのです。
「鏡(かがみ)」から「我(が)」を抜くと「神(かみ)」になる。
神棚に向かって手を合わせるときに、自分の顔を見て、自分の内側から「我」が出ていないかを確認することで、「神=そのままの自然な魅力が出る」精神状態で日常の出来事に感謝して過ごすことができるのだそうです。
住まいに神棚があるご家庭は試してみてください。
まとめ
冠婚葬祭は、1つ1つの慣習にきちんと由来がありますし、1つ1つの行為を理解することで、その節目の行事を非常に意味のあるものにすることができます。
年齢を重ねる度に、そのような行事の歴史を知るようになると、また1つ人間としての深みをつくることができるのではと思います。
明日が大晦日。
そして、お正月を迎えます。
今一度、なぜこのような行事があるのかという点を自ら調べ、知恵をつけながら、昨年までとは違う、一歩深い年末年始にしてみるのも、悪くないのでしょうか。
皆さんが知っている面白い、慣習や行事の由来があれば、是非、教えていただけると有難いです。
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「コメント」も残してくださる有難いです!コメントを読んだ方々が、より教育についての知見が深めることができる図書館でありたいと思います。
いつもいつも、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます!
明日の記事は
2023年の振り返り
です。
2023年の終わりを無事に迎えることができることへの感謝と、1年を振り返ることにより、2024年のスタートを輝かせる。そんな記事にしていきます。
是非、楽しみにしていてください🎵
皆さんの今日・明日がよき1日でありますように😊
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