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【日記】11月27日〜12月3日

11月27日
ここ最近ヘルプで入ってもらっていた別部署のパートさんが心身の不調によりしばらく休養することになったと知らされる。本来は週4勤務のはずなのに去年末あたりから週1〜2ペースの出勤になっていた。
自分の部署に来るようになったのは与えられた仕事を全くやろうとしない怠惰な姿勢によるものだったけれど、それでもちょっとだけ頼れる存在になっていたので困惑するばかり。

月曜日からかなりの忙しさに追われ続ける。
夕方に差し掛かる時点で20時コースは確定、その後も苛烈な忙しさは止まらず結果的に20時半を超えた。残業時間になって自分以外の人同士でちょっとした揉め事も起きる。
火曜日はお休みをいただいているけれど、明日は入荷量が凄まじいので申し訳ない気持ちになる。

仕事の合間に課長と更新の面談。先週の監査の際は外部から来た人にも分かりやすい内容の異議申し立てをしたので、今回はより内部に迫った意見交換をした。とりあえず監査の時も今回も休職中の上司は一切話題に出なかった。つまりはそういうことなのだろう。

11月28日
朝から眼科へ行く。先日コンタクトレンズを作る際に「緑内障の可能性があるので精密検査の出来る眼科に行きましょう」と言われたので検査を受ける。様々な検査を受けた結果、緑内障との診断。ただ見え方には問題はないのでひとまず目薬と年明けに経過観察する程度になった。薬局で1年ぶりにポムポムプリンのお薬手帳を開く。

昼寝してから豊洲へ。モリッシーのライヴを見に行く。ザ・スミスの音楽を初めて聴いたのはいつのことだったか。もう忘れてしまったけれど、洋楽の歌詞にここまで自らの悩みを委ねたのはモリッシーが初めてだったように思う。
あれから長い時を重ねた今、モリッシーを見るというのも良いのではないかと思い、今回見に行くことにした。

開場時間にthat's all folksりょうさんと豊洲駅で待ち合わせして会場に向かうと凄まじい数の人々が入場を待っていた。将棋倒しになりそうな状況で会場に入ると既にフロア前方は埋まっていた。

開演時間ちょうどに開演アナウンスが入り、期待値が最高潮に高まる中始まったのはモリッシー本人が選んだと思われる様々な動画の上映だった。いくつかの映画のワンシーン、ロキシーミュージックやデヴィッド・ボウイやダムドのライヴ映像、シンニード・オコナーのMV、白黒の音楽番組などがひたすら流れ続ける40分間。
延々と続く上映会にやや疲れ気味のフロアが突然暗転、ついに現れたモリッシーは異様にご機嫌。MCもよく喋る。何より「モリッシーってこんなにも良い歌を歌うのか」と改めて気づかされるくらいに伸びやかで聴き惚れてしまう歌声。ザ・スミス時代の有名曲はあまり取り上げられなかったけれど、「ガールフレンド・イン・ア・コーマ」など聴きたい曲は結構聴けたので楽しかったし、大満足のライヴ。

終わってりょうさんと豊洲駅近くの角打ち居酒屋で軽く飲む。「"サムシング"が始まったら起こして」はいつまでも笑える話の一つ。
大好きな音楽と大好きな仲間との楽しい時間。ここ最近ずっと忙しくて失っていたものを沢山充電出来た気がする。

11月29日
寝不足で迎えた水曜日。なんとなく目の調子が悪い。会社に着いて鏡を見たら両目が充血していたのでコンビニで使い捨ての洗浄セットを買う。

1日を通して慌ただしく過ぎる日。最近は日々の作業量にメリハリがなくひたすら多い。前日いなかった分いつも以上に動き回るも疲労。

ビートルズ「1962-1966」2023年盤を聴く。AIを利用したデミックスという新たな手法で作り直された音は発見に満ちていてすごく良い。

11月30日
長かった11月も最終日。朝、パソコンで勤務実績を見ると今月は早出と残業時間合わせて40時間になろうとしていた。これは異様な状態。

そんな中でも慌ただしさは変わらず。色々やっているうちに気づけば夕方。そしてまたしても長い残業になる。遂に40時間超えとなった。

石野卓球「KARAOKE NIGHT SCOOP」ライヴ音源を聴く。

12月1日
朝、派遣会社のスタッフさんに連れられて2名が職場見学にやって来る。ひとりは30代、もうひとりは50代。予想に反して50代の方がキビキビしていて、寝癖だらけの30代はポヤーっとしていた。"今は猫の手も借りたい"という理由で2人とも年内に入社する予定。果たして。

月初になっても変わらぬ慌ただしさ。少しだけ早く終わり着替えて帰ろうとしたらさっき帰ったはずの配送担当さんが戻って来て、「予定表を見返したらこれから月曜日午前中分の荷物を積まないと周り切れない」とのことで積み込みのお手伝い。結局、今週一番帰りが遅くなった金曜日。

残業時間中に「しゃぶしゃぶが食いてえ」って会話が繰り広げられたことに引きずられ、急遽夜更けにひとりしゃぶしゃぶパーティーを開催。''しゃぶしゃぶにはロース肉が良い"と今更ながら気づいた。

高橋幸宏「幸福の調子」を聴く。

12月2日
ノエル・ギャラガーズ・ハイフライング・バーズのライヴを見に行く。
前回の来日公演が2019年だったので、4年半ぶりのライヴ。その間にはコロナ禍があり、個人的にも色々なことが起きた。その全てをノエルの歌声に溶かしてしまおうと思いながら開演を待っていた。

今回のライヴは最高のバンドに支えられつつノエルの歌を最大限に聴かせる構成になっていて、前回のライヴにおけるバンド全体でクラブミュージック寄りのグルーヴを響かせるような内容とはある意味で真逆の見せ方。そのせいかノエルの歌声がどこまでも飛んでいきそうなくらいに心地良く、オアシス時代の楽曲も今まで以上に活き活きと鳴らされていた。特に「カウンシル・スカイズ」や「イージー・ナウ」といった新作からの曲はよりメロディの良さが際立っていて引き込まれてしまった。
アンコールの最後に投下された「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」では最初のサビ前にノエルが煽るように「歌え!!」と促してきたので会場も自分も声を張り上げて絶唱。コロナ禍のエンドマークになるかもしれない瞬間だった。

そういえば国際展示場駅へ向かう前に下北沢のレコード屋に立ち寄るために途中下車。滞在時間10分は新記録。ちょうど行われていたサーキットフェスのお客さん達がたくさんいて賑やかな雰囲気。知人も出演していたけれど、ほとんど知らないバンドばかり。ライヴハウスがどんどん遠くなる。

帰って前夜の食材をもとに鍋を作って食べる。
それからXTC「ザ・ビッグ・エキスプレス」ブルーレイオーディオ盤を聴く。

12月3日
朝からゆこぴの「アルバム1号」を聴く。
今年の個人的ベストトラックはブラー「ザ・ナルシスト」、スピッツ「めぐりめぐって」、そしてゆこぴ「寝起きヤシの木」の3曲。ボカロはあまり好きじゃないけれど、ゆこぴの楽曲はバックトラックの作り込み方がすごく好き。いつでもすんなり聴けるのが良いし、誰が歌ってもメロディの良さが崩れない人懐っこさも好きだ。あとこのアーティストの歌はスマホで聴くべき音楽だなと思う。アナログ盤には合わない。

シナモロール版もサブスクで聴きたい

前夜の鍋スープを温め直しご飯をそっと入れて溶き卵を浮かべた具のない雑炊を食べる。寒い冬にしみじみ美味しい味。

イエロー・マジック・オーケストラをアナログ盤で順番に聴く日曜日。ビニール内袋を入れ換えながら。
ふと向田邦子さんの文庫本を開くと山田太一氏による解説文が載っていた。

夜、XTC「スカイラーキング」ブルーレイオーディオ盤を聴く。

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