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Vol. 10 「仮説思考」

開いてくださりありがとうございます。宜しくお願いします。


私は今日、あることに気づきました。それは、私の口癖が、「わかんない」だという事です。何か自分の知識外のことを聞かれると、「わかんない」と言い、すぐにGoogleで調べるか、最悪の場合そのまま放置しておきます。

あまり気にせず無意識に発していた言葉ですが、冷静に考えて、「できる人」の口癖ではありません。

では「できる人」は知らない事に出会った時に何をするか。それは、

「仮説を立てる」

です。その事柄に関連する自分が持っている知識を最大限に使い、大まかな仮の答えを出します。

彼らが仮説を立てる理由は、仮説を立てる事には明確な”メリット”があるからです。

今日はその”メリット”を大きく3つに分けて説明していきます。さらに、仮説思考になるための具体的なトレーニング方法を書いていきたいと思います。


メリット1 「思考力の向上」

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仮説思考になれば、思考力が向上します。

これは非常に基本的なものです。問題や課題に対して、すぐに「わからない」と思考を停止してしまうと、考える力が育ちません。これは私自身が面接練習などを通して現在痛感している事です。何か想定内の質問をされると、思考が停止してしまい、頭が真っ白になってしまうことがよくあります。

日頃から、課題に対し「なぜこうなっているんだろう」「なぜこうじゃないんだろう」「もしこうなったらどうなるんだろう」と仮説を立てることを習慣化させれば、物事を考える力、”思考力”が向上します。


メリット2 「問題解決のスピードが上がる」

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仮説思考になれば、問題解決のスピードが上がります。

人間は、問題に直面した時、とにかく多くの情報を集め、一つひとつの課題を分析し、解決策を練って、それを実行しがちです。しかしそれは、変化が激しい現代では”非効率”な方法です。

網羅的に情報を分析し、解決案を検討することは、「無駄な情報収集」「無駄な分析作業」が発生するリスクが高まってしまいます。また、今日正解だった解決案も、明日には不正解になっているかもしれないのが現代の社会です。

そこで、仮説思考を持つ人々は、先に仮説を立て、その仮説を検証するために必要な情報や証拠集めを行うので、無駄を省き、問題解決の時間を短縮することができます


メリット3 「説得力が増す」

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仮説思考になれば、説得力が増します。

仮説を立てると、人はその仮説を検証します。これは心理学的に証明されており、人間は自分が立てた予想があっているかどうか確かめたくなるのです。そこで間違いに気づいたらすぐに修正し、また次の仮説を立てる。このPDCAサイクルを回していくことで、多くの「証拠」が生まれていき、その情報には「説得力」が宿ります。



仮説思考になるためのトレーニング方法


今後の流行りを予測する

今まで流行っていたものの特徴から、どのようなものが流行るのか予想する。どの世代で流行るのか。いつ頃まで流行るか。流行る理由は?

大統領選や首相選などの結果を予測する

誰が勝つのか。どのような人たちに支持されるか。なぜその人が強いのか。

過去の出来事を考える

なぜあのテレビは主張率が良かったのか。あの企業はなぜ倒産したのか。


などなど。トレーニング法は様々あると思います。大切なことは、立てた仮説は全て検証し、仮説と異なっていた部分を分析し、次に改善していくことです。



今日は「仮説思考」について書いてきました。「わかんない」という口癖をきっかけに調べた仮説を立てることの重要性は、非常に大きなものでした。今後は、日頃からわからない事に仮説を立て、それを習慣化させていきたいと思います。


今日も読んでいただきありがとうございました。少しでも気に入ってくださった方は、フォロー、スキ、コメントを宜しくお願いします。


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