「読者の声知りたい」noteで得た手応え
こんにちは。共同通信大阪支社です。記事を書いている私は大阪社会部の野澤拓矢と申します。
大阪支社noteは今年9月で開始から1年。近畿・中国・四国の若手記者が書き手となり、40本以上の記事をお届けすることができました。読んでくださっている方々からのスキやご感想が記者1人1人のモチベーションとなっています。本当にありがとうございます。
今回はこの1年のnoteを振り返りつつ、今後の展望もお話しできればと思います。
■ どうして共同通信がnoteを…?
「共同通信って何をしている会社なの?」
そんな声をよく聞きます。
答えを言ってしまうと、共同通信は全国の新聞社やテレビ局、ネットメディアなどにニュースを配信している会社です。私は就職説明会で「共同通信はニュースの卸売業者」と説明を受けた記憶があります。
私たちの記事は配信先である全国の地方紙などの新聞紙面に掲載されています。しかし、読者からの反応は新聞社に向けられ、私たちまで届くことはほとんどありません。
「読者はいったい何に関心があるんだろう」
「私たちの記事は読まれているのか」
記事を読んでくれる皆さんの声を知りたい。これが私たちがnoteを始める出発点でした。
私たちの自己紹介と思いは、以下のnoteで詳しく書いています。ぜひご覧ください。
■ 記者の顔が見えるように
大阪支社にデジタル発信の専門部署はありません。note記事の編集を担うのは大阪社会部の記者・デスク有志です。それぞれが日々の取材をこなしながらnoteにも取り組んでいます。
noteを書くにあたって私たちが大事にしていることがあります。
それは記者の顔が見えるようなコンテンツをつくることです。
どういった思いで取材をしたのか。何を伝えたかったのか。どんな壁があったのか。記者の息づかいが聞こえるようなnoteを書くことを心がけています。
いまシリーズ化しているのが「私が書いた理由」です。47リポーターズというネット向け記事の執筆者が、取材の裏側や思いを明かしています。
記者それぞれに伝えたい思いがあります。
ニュース記事では書き切れないものをnoteで紹介し、読者の方が記事そのものにも関心を持ってもらえたら嬉しいです。
大阪社会部のnoteは徐々に社内でも認知されはじめ、他部署からも
「書いてみたい」
と声が届くようになりました。
今ではアカウント名も「大阪社会部」から「大阪支社」に改め、他部署や管内の支局も巻き込んで発信しています。
■ あの写真で大きな反響
今年9月、プロ野球阪神がリーグ優勝を果たした夜、大阪支社のカメラマンが撮った1枚の写真が大きな話題となりました。
この写真を私がXで投稿したところ、インプレッションは4200万回、リポストは4・5万回超えの万バズに。SNS上では好意的な反応から「報道機関が飛び込みを助長している」といった批判までさまざまありました。
ネットの反響を受けて編集したnoteがこちらです。
カメラマンがあのとき何を思い、シャッターを切ったのか。
写真からは読み取れない入念な事前準備やカメラマンの葛藤にフォーカスをした内容です。このnoteを公開したのは優勝の夜からわずか3日後でした。我が社からすると、驚くようなスピード感だったと思います。もちろん、表現や書きぶりには注意を払いました。撮影者だけでなく同僚の記者やデスク数名で議論し、推敲を重ねました。
「100スキもらえる記事を書く」のが目標でしたが、このnoteは2700以上のスキを獲得。noteの感想も数多くいただきました。1枚の写真をきっかけに読者と双方向のコミュニケーションが取れたと感じています。
■ note更新さらに加速↑↑
2年目に入った大阪支社noteは新たな書き手も加わり、さらに発信を強化していきます。
シリーズ「私が書いた理由」はもちろん、新企画にも挑戦する予定です。今月からは行政担当発の企画「万博パビリオンの歩き方」の連載が始まりました。
読者の皆さまからのご意見やご感想も引き続きお待ちしています。
今後とも共同通信大阪支社をよろしくお願いします。
また、宣伝になってしまいますが今年8月にInstagramを始めました。ほそぼそと更新していますが、なかなかフォロワーが増えません…記者が近畿中四国を飛び回り撮った写真が満載です。ぜひフォローをお願いします。
共同通信については、私が書いたnoteでも紹介しています。
<皆さんのご意見ご感想を是非お聞かせ下さい>