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はじめまして、共同通信・大阪社会部です。

こんにちは。はじめまして。共同通信・大阪社会部です。
この記事を書いている私は、記者の山本大樹と申します(私の自己紹介はこの記事の末尾に)。


…突然ですが、「共同通信」ってどんな会社か知ってますか?

一般的には、「なんか聞いたことはあるけどなぁ…」とか「マスコミなのは知ってるけど」というような方が多いのではないかと思います。

ここでは、少しだけお時間をいただいて私たちの組織に関する自己紹介と、noteをはじめる理由についてご説明したいと思います。

ニュースの「卸売業者」

私たちは「一般社団法人共同通信社」という報道機関に所属しています。どういう会社かというと、国内、海外のニュースを取材、編集して全国の新聞社、NHK、民間放送局、海外メディアに配信する組織です。全都道府県に取材拠点があり、海外でも41都市に総支局を置いています。

大阪社会部というのは、その部署の一つです。細かく言うと、大阪支社にある「社会部」と、関西・中国・四国地方の14府県に1カ所ずつある「支局」約100人の記者を配置し、365日さまざまなニュースを配信しています(大阪支社には他に「経済部」「運動部」「文化部」「写真部」「グラフィックス部」などの部署もあります)。

マスメディアの一つですが、通信社という性質上、自社で発行している新聞や、独自に運営しているニュースサイトなどはありません。新聞、テレビ、ラジオ、各種ウェブサイト、街角のサイネージなどを通じて、間接的に情報をお届けするニュースの「卸売業者」のような組織です。

読者の声を聞きたくて

この「卸売」という業態に、noteを始めた一つの理由があります。

共同通信には、読者から直接ご意見を受け付ける「読者センター」のような専門部署や、新聞をお宅まで届ける「系列販売店」のような組織がありません。個別にお手紙やメールをいただくことはありますが、新聞社やテレビ局に比べると、決して数は多くないと思います。

結果的に、エンドユーザーである読者の皆さんとの間にどうしても距離ができてしまう、コミュニケーションのラストワンマイルが埋まらない―という課題があります。

自分の書いた記事が、新聞やテレビで取り上げられたかどうかは、事後的に調べればある程度分かります。でも読者に本当に届いているのか、読まれているのだろうかという「手応えのなさ」は拭えません。

世間でいわゆる「ニュース離れ」「マスコミ離れ」が指摘される中、私たちの記事を使ってくれる新聞社やテレビ局は、必死になって世の中の関心を探り、それに応えるニュースを出そうとしています。その状況を横目で見ながら、卸売業者である私たちが今までと同じ取材・編集活動を続けていて良いだろうかという疑問が、頭の中でずっとぐるぐるしています。

そんな現状を少しでも変えるために、noteを始めることにしました。

note で実現したいこと

このnoteではさまざまな発信にチャレンジしたいと考えていますが、「実現したいこと」はシンプルです。

1.共同通信について知ってもらう
2.読者の方からご意見をいただく
3.(あわよくば)ニュースに関心を持ってくれる人を増やす

まずは、私たち共同通信という報道機関について知ってもらうことを一番に考えたいと思っています。新聞やテレビでニュースをチェックする習慣がない方、とくに若い世代の人にも、こういう報道機関があるということと、どんな記事を書いているかを知ってもらいたい。それが1つ目の目標です。

2つ目。読んだ方からコメントをいただけるような記事を出したいと考えています。それぞれの記事の末尾に「ご意見・ご感想」フォームのリンクを付けますので、コメントをいただければ幸いです。お寄せいただいたご意見には、できるだけお返事をかえし、次回以降の記事を考える際に参考にさせていただきます。

そして、できうることならば、私たちのニュースに関心を持ってくれる方を増やしたい。一つ一つのニュースを、その情報が必要な方には確実に届けた上で、新たに関心を持ってくれる方を少しでも増やすことができれば…。これが3つ目の目標です。

この3つを実現するために、ひとつひとつの記事で丁寧に、分かりやすく、率直にお伝えしていきたいと思っています。

よろしくお願いいたします!

山本 大樹(やまもと・だいき) 1985年生まれ、大阪府出身。2008年入社。富山支局、盛岡支局、本社生活報道部などを経て大阪社会部で遊軍。いじめ、虐待、医療的ケア児の支援、インクルーシブ教育など、主に子ども関係の取材をしています。1日の始まりは毎朝の味噌汁づくりから。


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