とある月曜日

音楽流しながら見ていただけると
雰囲気でるかもしれません。

もっとグロい写真はあるのだが
そんなものを見せても誰も得をしない

それはアパート全体の下水詰まり
俺らが普段動き出す時間は14時
それよりは少し早い時間

最近知り合った管理会社だ
くれる現場はどれも凄惨ゆえに
なかなか面白い

汚物と戦った後でも
食欲を失うことはないし
意外に思うかもしれないけど
汚物などでは殆ど汚れない
油の方が遥かにきついかな

場所は千葉だった
仲間とは現地集合だから
仕事が終わればそれぞれ自由
海までの時間を調べた

SNSには功罪はあるだろうけど
やっぱり圧倒的に便利だな
20分足らずでそれらしい公園がある

雲一つない晴天だ
この間まで春を探しに出かけたのに
もう夏を感じ始めている
あとそんなことをどれほど繰り返せるのか

のぼるなの言葉に冒険心をくすぐられる
回りに小さい子供がいないか確認するけど
いなかった

中に入って釣りをしている人もいる
ならいいか
俺こそが少年だ

頼りない足場に
少年に戻れたような時間を満喫する

海が触りたい

冷たいかといえば結構暖かく感じた水温

ただ散歩に来たわけじゃなくて
仕事終わりだから心も何となく晴れやかだ

そりゃ寝そべるよね
俺は昔から土が大好きだった
都民ではあったけど、郊外の田舎で育ったからさ

さっき食べたラーメンが今頃眠気を誘う

いつだって自然は雄大で
それに比べてちっぽけな
自分が好きだったりするんだよね

等身大でいいんだみたいな思いになる
何者でもない自分に安心する

働いて食べて眠って
自分の小ささに満足する

幸せはきっと自分の中にある